【閉店】「吉源」@塩尻市広丘吉田の食レポ

吉源正面 食レポ
ショギョウムジョウ

ユニークかつウマウマな飲食店が点在する塩尻市広丘吉田。

独自のコミュニティを形成する昔ながらの大衆食堂「食堂SS」や、利用しやすくウマウマな中華料理を提供する「聚福楼」。また、時が昭和でストップしたのようなラーメン屋「石狩ラーメン」がある。

そんな広丘吉田にボリューム満点の台湾料理を提供する「吉源」がかつて存在した。

同店は2018/12上旬にオープン。ファンをそれなりに獲得するも確かな告知もないままに2020/2に閉店した。

この記事は今はなき台湾料理店「吉源」の食レポをまとめたものである。

記事の信頼性

  • 筆者は長野県出身で在住歴20年の企業メディアライター
  • 長野県のあちこちで日々さまざまな経験と情報収集を重ねる(中信がメイン)
  • Twitterフォロワー:約5,800人

広丘吉田にある”和風居酒屋な外観”をした台湾料理店

台湾料理店「吉源」

 

「吉源」はかつて塩尻市広丘吉田にあった台湾料理店(居酒屋)。当初は2018年夏に創作料理専門店としてオープンする予定だったが、従業員がなかなか集まらなかったのか暖簾がかけられたのは冬。通常、オープンは何らかの宣伝をして客寄せするものだが、吉源は特に何もしなかった印象を受ける。

そのため、オープン当初はガラガラだったっけ・・・。

まあ理由は宣伝だけじゃないと思うんだよ。

外観は思いっきり和風な居酒屋なんだけど、入店したらよくある中華料理店なもんだから・・・。

それでも徐々に常連さんを獲得。オープンから半年後にはランチは混みあっていたし、ディナーも飲兵衛さんで溢れていたなあ。

そんな吉源は街中に急増する台湾料理店のそれとあまり変わらない。営業スタイルにしてもメニューにしても、安くてボリューム満点の料理が食べられる典型的な台湾料理店だ。

なお、注文に関しては従業員がみな台湾の方なのでそれなりのコミニュケーションが必須となる。なかには日本語をあまり理解できないスタッフさんもいるので、わかりやすく説明するなどの工夫も時には必要かな。

 

中華な雰囲気が微かにただよう店内www

吉源のカウンター席

カウンター席

 

吉源はもともと居酒屋「鬼瓦」(吉田地区ではあまりにも有名な居酒屋だった)が入っていた店舗。そのため、店内はいかにも和風な飲み屋という造り

こじんまりとしているが落ち着いた雰囲気があり、飲兵衛にとっては居心地の良い空間。とはいえ、中華色を強引に塗ったようななんとも言えない空間でもあるんだよなあw

店内はこんな感じ。

テーブル席(座敷)

奥のテーブル席(座敷)

 

ね?完全に和風居酒屋でしょ?w

でも絶妙なポイントに中華要素を置くと言うねwww

もう少しいじってからオープンしたほうが良かったと思うけど色んな事情があったんだろうね。まあ、不思議な飲食店というわけさ。

吉源の印象はきっと2点に分かれる。ひとつは「何ここ?」と言った不満。もうひとつは「逆におもしろい」と好むケースだ。

ちなみに私なんぞは完全に後者である。

 

吉源のメニューラインナップ

「一品料理」メニュー

 

吉源のメニューラインナップは店舗規模からしたら豊富な印象を受ける。

メニューを一通りチェックしてみた感想としては一般的な台湾料理に加えて居酒屋メニュー&ドリンクメニューが充実している感じだね。要するに飲み屋としても使ってチョーだいってなところだな。

餃子と麺メニューはこんな感じ。

餃子と麺メニュー

 

中華料理店ならではの麺系が揃ってるね。ご飯系もさぞかし充実しているのだろうと思ったけど、実際は「チャーハン」「麻婆丼」「青椒肉絲丼」と白飯しか記載されていなかった。汗

ご飯系が少ないのは何故なんだ・・・

 

ドリンクメニューはこんな感じ。

ドリンクメニュー

 

一品料理メニューはこんな感じ。

新たな吉源メニュー表

おつまみ系は充実

吉源のカウンター上に掲げられたメニュー

カウンター上には串系メニューも

 

とまあ、吉源のメニューラインナップはこんな感じ。

ランチタイムにはお得なランチセットが日替わりで登場するし、1,000円でお好きなアルコールドリンク1杯とおつまみ2品を頼めるセットなど、日を追うごとにメニューが増えている。

現状は全体的にラーメンのラインナップが多い印象かな。

 

たらふく食べれてたらふく飲める”ユニーク過ぎる店”

瓶ビールにまさかのジョッキwww

 

私は吉源に何度も足を運んでいるが、ここほどユニークな店舗はないかもしれない。

その良い例が「瓶ビール」。
注文すると…

コップではなく中ジョッキが運ばれてくるんでやんすよwww

吉源はこのようにたびたび腹筋ブレイクをしてくる。最初の頃は笑いをこらえながら飲んでたなあ。でもね、料理は一切ふざけてない。ウマウマかつボリューミーな料理が充実している。

アルコール注文時のお通しとして提供される「春巻きスティック(しそと肉)」、大好きなんだよなあ~。

サービスとして出された「春巻きスティック」

 

これ、ビールが進みまくるんだよ。スティック一本に対してビールジョッキ1.5杯はいけちゃう。

で、「手作り餃子(豚肉とキャベツ大)」もボリューミーかつジューシーで旨い。

餃子(豚肉とキャベツ大)(380円)

 

ひとつひとつがおデブちゃんなので食べごたえアリ。これで380円ってお得感あるよなあ。

けっして極上にウマウマってわけではないんだけど、ここに来たら1皿は注文するメニューのひとつ。ビールとの相性もいいからつい頼んじゃうみたいなね。

中身がギッシリ詰まってます

 

餃子のお供としておすすめなのはビールの大ジョッキ
瓶もいいけど餃子はジョッキが似合う(気がする)。

ビール 大ジョッキ

 

そんな大ジョッキのお供によさげなメニュー#2が「鶏肉の唐揚げ」

鶏肉の唐揚げ(680円)

 

今巷で流行ってる格安の量産的唐揚げって感じだけど、非常に淡白なので味わいなのであっさり食べたいときにおすすめ。「今日はこの唐揚げが良い」ってときが必ずあるもんなのさ。

そして締めに最適な「台湾ラーメン」

台湾ラーメン

結構ガチな「台湾ラーメン」

 

吉源の麺と言ったらやっぱりコレ。旨いんだけど気管支が弱い私なんぞにはきわめて刺激が強いw

だがそれがいい。

〆に汗かいてベソかいたっていいじゃない。ちょっとは冒険しようぜ?

 

日替わりランチメニューを食らう

吉源の日替わりランチメニューはガチでおすすめ。

セット内容は麺類+餃子+ごはん+サラダがついて800円程度。AセットBセットからお好みのものを選ぶことができる。

本日のメニュー

 

私なんぞはこれまでに日替わりランチを何度か食べているが、とにかくボリュームがエグすぎて毎回食べるのがギリなレベル。無論、ラーメンに加えてごはん、餃子、サラダを堪能できるので大満足なんだよね。スゲー得した気分になるし幸せになるし。

でも正直なところ完食後は腹パンすぎて何もしたくなくなるんだよなあ。汗

Aセット(豚骨ラーメン+ごはん+サラダ+漬物+餃子)

Bセット(味噌ラーメンセット)

 

ボリュームがボリュームなのでさすがに毎日は・・・ってところだけど、ランチタイムに行くと必ず出会う常連?さんがいたなあ。

吉源はたらふく食べたい人にとってかけがえのない存在なのかもしれない。

 

【総括】たくさんの笑顔を生み出してくれて本当にありがとう

唯一無二の台湾料理店と言っても過言ではない吉源はもう存在しない。

今になって思えば人気が急激に低下したのかもしれないなあ。

2019年12月くらいから営業されておらず閉店ムードが漂っていたが、2020年1月下旬になるとラーメン店として復活。

ラーメン屋にシフトチェンジ?

ラーメンの写真とメニューが書かれた写真

新たに設置された看板

新たに設置された看板には「油そば」と「二郎系」のようなラーメンが写されている

 

がしかし、それも長続きはせず2020年2月頃には閉店していた。

なんとも悲しい終わり方だったけど、私なんぞは吉源の従業員によって何度も何度も笑顔になれた。

いま彼らはどこで何をしているのだろうか?

また違う店をオープンするとなったら是非とも行きたいなあ。

 

ありがとうね、吉源。

 

吉源(閉店)

営業時間11:00~14:00、17:00~21:00くらい

定休日:不明

住所長野県塩尻市広丘吉田1160-4

TEL0263-75-3225

座席:カウンター、座敷

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました