長野県民だけど長野県において知らないことって沢山あるよね?
私なんぞはそれを日々痛感しているが、またひとつお勉強になった情報があるので投下したい。
突然で申し訳ないけど、あなたはクリームパン、お好き?
実はね、誰もが知るこのクリームパンの生みの親って長野県民なのよッ!
SBC信越放送「ずくだせテレビ」がこれを特集したので、それをもとに備忘録がてらまとめてみる。
クリームパンの生みの親はめっさスゴイ人だった!?
誰しも一度は口にしたことがあるはずの「クリームパン」。
パンの種類は実に豊富で好みが分かれたりするが、クリームパンは定番中の定番と言っても過言ではない。
もはや当たり前の存在なのでその発祥なんて気にせず食べるわけだが、実はクリームパンの生みの親って長野県民なのよ。
私なんぞはこれを初聞いたとき声をあげたよ。汗
いまや誰もが知るクリームパンをこの世に生み出した人物は、長野県安曇野市穂高出身の相馬愛蔵さん。
生みの親が長野県民ってだけでもビックリなんだけど驚きはまだ止まらない。
実は相馬愛蔵さん、全国的に知られる「新宿中村屋」の創業者なんだよね。
おいおい、どこまで飛び跳ねさせる気なんだ?w
ちなみにこれは新宿中村屋・創業メンバーの集合写真。
相馬愛蔵さんはもともと安曇野市穂高で農業を営んでいたらしい。しかし、仙台市の氏族の娘だった妻・黒光さんは田舎暮らしが合わず、心配した相馬さんは上京を決意。その後、新宿中村屋が誕生した。
なるほど・・・仮に奥さんが信州にフィットしていたらクリームパンのない世界が存在したかもしれないのね。
歴史って本当に面白いわ。
クリームパンが生まれたきっかけ
クリームパンが生まれたきっかけは意外にもシンプルな思いつきからだった。
相馬愛蔵さんはある日ひとつのシュークリームを口にする。これが非常に美味しく感動したそうな。その時ふとクリームは卵や牛乳が入っていて栄養価が高いことに気づく。ここで次のようなアイデアがひらめいた。
「あんぱんの餡子の代わりにクリームを入れたら旨いし栄養も摂れるしスゲー食べ物になるんじゃね??」
さっそく試作してみたところ、想像どおり美味しく仕上がったため、商品化に向けて動き出したという。
ちなみに昔のクリームパンはこんな感じだったらしい。
うんうん。確かに見た目は「あんぱん」のよう。
これが次第に形を変え、現在のような見慣れたそれになったというわけだ。
これはもうクリームパンの発祥は長野県と言っちゃってもいいよね?
相馬愛蔵さんに感謝。
新宿中村屋のパンコーナーには”安曇野”が溢れている
新宿中村屋のパンコーナーには相馬愛蔵さんが生み出した「元祖クリームパン」が売られている。
そのこだわりは強く、生地はほぼ卵だけで作るらしい。クリームもシンプルで牛乳、卵、砂糖、小麦粉、バニラビーンズのみなんだとか。ただし味は時代によって変えてきたようで、現代に寄りそった美味しさを実現しているとのこと(要するに当時を再現したパンではないということ)。
元祖クリームパンの評価は高く、「卵感がしっかりしていてウマウマ」だそう。
いやー東京住んでたのに一度も口にしなかったわ・・・(猛省)。
なお、新宿中村屋のパンコーナーは安曇野にちなんだ商品も販売している。
「信州 安曇野」の文字が新宿の名店で見られるってのは胸熱だわ・・・。
また、新宿中村屋は新入社員に対して社史講習会を開き、創業者・相馬愛蔵氏の精神を伝えると共にゆかりの地である安曇野市を歩く研修も行っているのだという。
泣いていい?
【総括】自分としたことが…東京で暮らしていたのに…
ということで、クリームパンの生みの親は長野県出身の相馬愛蔵さんだった。
私なんぞは東京で約10年暮らした人間。それにもかかわらず、現在になってこの事実を知るとは・・・。
長野県、そして新宿中村屋。
非常に情けなく思う…。
新宿は数え切れないほど足を運んだし、新宿中村屋の前だってどれだけ通ったことか。汗
次に東京へ行くときはあずさを用いて新宿で降り、真っ先に新宿中村屋へ向かうこととしよう。
そして今後クリームパンを食べるときはいつもよりも味わい感謝して食べるようにしたい。
引用:
SBC信越放送「ずくだせテレビ 傑作選」放送分【1】
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