いる?いらない?長野県の“エアコン設置率(普及率)”を調べてみた

長野県のエアコン設置率(普及率)を調査! 長野県のローカル情報

長野県は県外から「夏は涼しく冬は寒い」というイメージを持たれている。

がしかし、現実は「夏は暑く冬は極寒」だ・・・。

それにもかかわらず長野県民はエアコンに頼らない風習があるんだよね(夏は扇風機、冬はストーブ・こたつで生活する家庭がまだまだ存在する)。

そこで気になったのが、長野県のエアコン設置率(普及率)

これがわかればその必要性が見えてくるのでは?ってなことで、本記事はさまざまな公表データを基に県民のエアコン導入における有無についてまとめてみた。

記事の信頼性

  • 筆者は長野県出身で中信在住20年のWebライター
  • 長野県のあちこちで日々さまざまな経験と情報収集を重ねる(中信がメイン)
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「信州の夏は涼しい」はウソだでね?

長野県の夏はたいして涼しくない

長野県の夏はたいして涼しくない

 

長野県の夏は涼しくない。

むしろ暑いのだよ。

そりゃ地域によっちゃあ涼しく過ごせるかもしれない。がしかし、市街地は真夏の暑さに苦しめられる。それなのに県外からはアルプスに囲まれてるって理由だけで“避暑地”として認識されるんだよなあ・・・。汗

まあ、県全域が避暑地でないことは下の表が証明しているんだけどね。

長野県の月別最高気温(1981~2010)

長野県の月別最高気温(1981~2010)/引用:Time-j.net

 

これはあくまで2010年までのデータ。近年は1~2度は上がっている。8月の最高気温31.0℃を見れば避暑地でもなんでもないことがよくわかると思う。

わりと最近の2018年度の気温データ(気象庁)はこんな感じ。

全12列があるが上から1月、最終列が12月の気温データ

2018年度の気温データ(最上列が1月)/引用:気象庁

 

このように長野県の夏は甘くない。7月からは25℃以上が当たり前となり、8月に暑さのピークを迎える。過去には38℃という地獄的記録もあるほどなのよ・・・。

だからこそ涼しい環境で過ごす必要があるわけ。

扇風機の風では命の危険が迫る可能性もあるのさ。

 

熱中症で倒れる人が急増してまっせ

熱中症

夏は我慢すると倒れるよ?マジで

 

長野県の夏は猛暑日が多い。これは一般家庭はもちろん学校や企業など様々な施設に多大な影響を与えている。

しかし一部の長野県民はエアコンを導入しようとしない。

その理由はこんな感じじゃなかろうか。

「換気と扇風機さえあれば凌げる」
「日が暮れれば涼しくなる」
「エアコンは体に悪い」

 

正解でもあるので否定はしないけど、30℃近い猛暑日を気合のみで乗り切るのは自殺行為に近い。

ちなみに私なんぞの実家(両親)もエアコンをつけない派。ご近所さんも同様。さらに言うなら親戚や知り合いも同様だ。

いやさ、何だろうねこの風習?

これって学校にも根付いてて、エアコンを設置していない学舎は意外にも多いんだよ(現在は改善されてきたけど、そうなったのはわりと最近のこと)。

この現実が影響してか、老人や生徒が熱中症で搬送されるケースは珍しくない。
長野県の熱中症による搬送情報はこちら

あの・・・エアコンで適温調整するだけで命の危険を回避できるんですが・・・?

いまやエアコンは随分と安くなったし工事費も込み(が多い)。命には代えられないのになぜ我慢して倒れる道を選ぶのだろう。

長野県のエアコン設置率(普及率)はあまりにも低かった・・・

長野県のエアコン設置率低すぎワロタ

長野県のエアコン設置率低すぎワロタ

 

エアコンがあれば夏でも快適に過ごせる。そう、たとえ猛暑日であってもね。

それでもエアコンを導入しない家庭・施設はまだまだ多い。

じゃあ長野県の公立学校のエアコン設置率はどうなのよ?ってことでリサーチしてみたところ、こんなデータを見つけた。

赤が長野県、青が全国のエアコン設置率(%)

赤が長野県、青が全国のエアコン設置率(%)/引用:産経新聞

 

いや・・・もうこれダメでしょ。苦笑

長野県にある学校のエアコン設置率および普及率がいかに低いかがわかったね。

一部の学校では教室内の温度が38度を超えたとのニュースも入ってきているし、我慢して学習していたら最悪のケースも考えられる。無論これは学校だけでなく一般家庭にも言えること。

まあ、学校は教育機関なので県や市町村が動けばすぐさま導入になる。だけど一般家庭は家主が導入を決意しないかぎり一向に変わらないんだよね。

ちなみに県内の一般家庭におけるエアコン設置率(普及率)はリサーチしてもわからなかった。とはいえ、先述したように私なんぞの周囲に沢山のノーエアコン派がいること、公立学校の設置率がきわめて低いことから全体のそれも酷い有様だと思われる・・・。

ここ最近は熱中症による搬送が5月の時点で確認されたこともある。

だからこそ真夏にエアコンなしの生活はハイリスク過ぎるんだよ。

 

「涼むためでなく命の危険を回避するために導入する」
こういった考えになれば設置率も増えそうだがね。

 

現状のエアコンは6畳タイプなら工事費込みで5万円ほど。それをケチって倒れて医療費のほうが高くついたら・・・。

くどいようだけど命には代えられない。現在の夏は猛暑なんだから最適な環境作りをして然るべきなんだぜ(冬も同様)。


エアコンの風がどうしても苦手というなら・・・

エアコンが苦手という人は・・・

エアコン特有の風が苦手という人は多い

 

エアコンは冷暖房に加え除湿もできる優秀ちゃんだが、なかには過度な風によって体調を崩してしまう人もいる。

これを防ぐにはエアコン未満の扇風機以上の涼しさを届けてくれる「冷風機」もしくは「冷風扇」がおすすめだ。

冷風機はいわば簡易クーラー。エアコンに近い冷却能力を持ちながらも持ち運びが可能(工事不要)。どこでも設置できるメリットを持っている。しかし構造上、熱気を排出する必要がある(排気しないと室内が暑くなる)。

冷風機の定番メーカーは「コロナ」かな。

冷風扇は気化熱によって冷風を生み出す機器。工事不要で持ち運び可。コンパクトでスタイリッシュ。冷えすぎない自然な風を提供してくれる。ただし、気化熱の影響で室内湿度が上がっちゃう。

冷風扇の定番メーカーは「山善」かな。

どちらもメリット・デメリットはあるけどエアコンよりも冷えすぎることはない。

家電量販店に行けばそれぞれ確かめられると思うので気になる方はポチる前にお試しを。

ちなみに最近はエアコン嫌いな人に特化したやさしいエアコンも登場しているので要チェックね。

【総括】今すぐ暑い・寒いを我慢する長野県民から卒業しよう

本記事は夏のエアコンをテーマとしたが、冬も快適な暖を取らないと命の危険が迫ってくる。仮にあなたが現在もエアコンを導入していないならこれを機に検討してほしい。

夏は換気と扇風機だけではリスキーだし、冬はストーブに頼りだと一酸化炭素中毒の危険が生じる。

安全かつ快適に利用できるエアコンを導入すればすべてが解決するからね。暑さや寒さを我慢する時代はとうに終わってることを理解してちょうだい。

ってなことで長野県にエアコンは”必要”。
猛暑と極寒を笑い飛ばせる環境を手に入れようじゃないか。

 

 空気清浄機にもなるアイリスオーヤマのエアコン


 

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