長野県塩尻市には心霊スポットがいくつか存在するが、今回紹介するのはそのなかでもマイナーな「善知鳥峠(うとうとうげ)」。
ここは今でこそスポットライトが当たらない心霊スポットだが、かつては「女性の幽霊が出る」と話題になりテレビで取り上げられたこともある。
はたして「善知鳥峠」における心霊の噂は嘘か誠か・・・・。
あれこれ調べてみた。
「善知鳥峠」って何ぞ?
善知鳥峠(うとうとうげ)は長野県塩尻市旧塩尻にある国道153号線がとおる峠。
現在は特に目立つ建物がなく、峠を象徴するのは「小松食堂」か「分水嶺公園」、そして「廃墟」くらい。夜は特有の不気味さを醸し出すが、昼は特に恐怖を感じることはない。
むしろレトロな廃墟がいくつかあるので、心霊スポットというよりは廃墟好きにおすすめの峠道といったところか。
それに地域外の人からの認知度は低く、「それってどこの峠なの?」「そもそも読めないんだけど」という声が多い峠でもある。苦笑
位置は次のとおり。
地図を見てもピンと来ない人の方が多いかも。苦笑
有名な心霊スポット「六角塔」がある塩尻峠と同様、マップで見る限りはどうってことない峠道。がしかし、六角塔ほど人気はないし心霊体験談も投稿されていない。
これってもしや「沓沢湖」の例とカブるんじゃないかとリサーチ前から不安だが、「かなりマイナーな峠道だから」と言い聞かせて噂の真相追及を続行してみる。
「善知鳥」の由来が切なすぎるんだけど・・・・
善知鳥峠の心霊話をまとめる前に、「善知鳥」の由来について掲載したい。
ちょっとね・・・・その・・・・切なすぎるのよ由来が・・・・。
地元に伝わる善知鳥(ウトウ)と猟師の民話による。
『猟師が北国の浜辺で珍しい鳥の雛を捕らえ、息子を伴い、都に売りに行った。親鳥はわが子を取り戻そうと「ウトウ、ウトウ」と鳴き、猟師の後を追い続けた。やがて猟師親子は険しい峠道に差し掛かり、さらに激しい吹雪に見舞われた。吹雪のなか無理に峠を越えようとする猟師に、親鳥もなお追い続ける。地元の村人たちには吹雪の中ずっと「ウトウ、ウトウ」と鳴き続ける鳥の声が響いたという。
やがて猟師は激しい吹雪のなか力尽き、峠を越えること叶わず、その地に果てた。
吹雪の収まったあと村人たちが峠に出ると、泣きじゃくる息子とわが子をかばように覆って死んだ猟師の姿があった。またすぐ脇には、同じように鳴き続ける雛鳥と子をかばうように覆って死んだ親鳥の姿もあった。どちらも、命を賭してわが子を吹雪から守ったのであった。
村人たちはその鳥が善知鳥(ウトウ)であると知って猟師とともに手厚く弔い、その地を「善知鳥峠」と呼ぶようになったという。』
引用:Wikipedia
何とも救われない話だと思わないか・・・。
どうやらこの昔ばなしが善知鳥峠の由来になったらしい。
なお、誰もが知る「まんが日本昔ばなし」の作品にもなっているので、興味がある方はチェックしてみるといい。
どのような心霊の噂が囁かれているのか?
さて、本題といこう。
善知鳥峠ではどのような心霊の噂が囁かれているのか。
村井工場の件と同様、心霊スポットに詳しい友人からの話とインターネット上をリサーチした情報をまとめると、
かつて善知鳥峠は「女性の霊が出る」と話題の心霊スポットだったらしく、テレビで取り上げられたこともあるようだ。
とはいえ、情報はそれのみ。
「女性の霊が出るらしい」と言った書き込みはそれなりにヒットするものの、体験談などの具体的な情報は一切確認できなかった。
いや~大抵は掘り下げていくとひとつやふたつは核心を突く情報が出てくるものなんだけどね。
たとえば、
なぜ女性の霊が出るようになったのか?
↓
実際に死亡事故があった or デマ
↓
掘り下げ
↓
事故は事実だが死亡事故はなかった
みたいなね。
がしかし、面白いくらいに何の情報もヒットしなかったので真相追求は強制終了・・・・汗
いわゆるお手上げ。
もし詳細を知っている方はコメントかTwitterにご連絡いただければ幸い。
残念だよ、きわめて残念。
【総括】「女性の霊が出る」という噂の出処は不明なまま
「女性の霊が出る」と一時期話題になった善知鳥峠だが、なぜそのような噂が広まったのかは不明。
名前の由来にもなった昔ばなしとの関連性はなさそうだし、これ以上突っ込んで調べることができなかった。
噂とリンクするような事故も行っていないようだけど、一体どこから浮上したんだろう・・・。
非常にお粗末な記事になってしまったが、更新ありきの記事ということでご勘弁を。
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