全国には珍しい苗字をもつ方々が何人かいらっしゃいますが、ここ長野県での珍しい苗字(名字)について知りたいです。情報収集をしたいのでよろしくお願いします。
当記事はこんな疑問を抱えている方が対象。
長野県で珍しい苗字を10件調べてみたところ、結果は以下のとおりだ。
長野県に多い苗字に引き続き、長野県に見られる珍しい苗字を調べてみた☟
①刺刀(しとう)
②昼神(ひるがみ)
③御小柴(みこしば)
④伯耆原(ほうきばら)
⑤粟津原(あわづはら)
⑥牛尼(うしあま)
⑦善財(ぜんざい)
⑧砥石(といし)
⑨笹平(ささひら)
⑩金箱(かねはこ)③⑤⑨以外はお会いしたことない💧 pic.twitter.com/Wz78hEUcrh
— ショギョウムジョウ | 信州の飲兵衛ブロガー/ライター (@shogyomujo_n) July 11, 2023
こちらの情報はマイナビニュースの調査結果によるもの。人によってはご近所さんもいれば、これまでに出会ったことすらない方もいるだろう。
当記事では、そんな長野県に見られる珍しい苗字を由来などの情報と共に10件まとめた。
かなりレアな苗字さんもいらっしゃるので、気になる方はぜひチェックしてみてほしい。
①:刺刀(しとう)
刺刀(しとう)は、全国に30人ほどしかいないと言われる非常に珍しい苗字。主に長野県、石川県、神奈川県に見られる。
苗字の別の読み方(呼び方) | かみそり |
苗字の由来 | 中世における国領の管理などをまかされた職名や地名が姓氏となったといわれ「地頭」を起源とする説が有力か。 |
長野県での人数 | 約10人 |
②:昼神(ひるがみ)
昼神(ひるがみ)は、全国に90人ほどしかない珍しい苗字。主に長野県、神奈川県、愛知県に見られる。
苗字の別の読み方(呼び方) | ‐ |
苗字の由来 | 日本書紀の「日本武尊(ヤマトタケルノミコト)」の説話に由来。かつて峠を越える人々は蒜(ひる)を噛んでいたことから「蒜噛み」⇒「ヒルガミ」⇒「昼神」と呼ばれる様になったといわれている。 |
長野県での人数 | 約60人 |
③:御小柴(みこしば)
御子柴(みこしば)は、全国に約2,200人しかいない珍しい苗字。主に長野県、東京都、神奈川県に見られる。
苗字の別の読み方(呼び方) | ごししば ごこしば おこしば おこし みもこしば みねしば みこし |
苗字の由来 | 発祥は当時の信濃国上伊那といわれており、近年は長野県伊那地域に多数みられる。神子柴氏との関連が強い。 |
長野県での人数 | 約1,200人 |
④:伯耆原(ほうきばら)
伯耆原(ほうきばら)は、全国に260人ほどしかいない珍しい苗字。主に長野県、千葉県、埼玉県に見られる。
苗字の別の読み方(呼び方) | ‐ |
苗字の由来 | 信濃(現在の長野県)が起源と言われ、近年では長野県の上伊那郡箕輪町中箕輪に集中してみられる。 |
長野県での人数 | 約90人 |
⑤:粟津原(あわづはら)
粟津原(あわづはら)は、全国に280人ほどしかない珍しい苗字。主に長野県と東京都に見られる。
苗字の別の読み方(呼び方) | あわつはら あわずはら |
苗字の由来 | 信濃(現在の長野県)が起源と言われ、近年では東筑摩郡朝日村に集中してみられる。なお、具体的な出自はあきらかになっていない。 |
長野県での人数 | 約220人 |
⑥:牛尼(うしあま)
牛尼(うしあま)は、全国に300人ほどしかいない珍しい苗字。主に長野県、東京都、神奈川県に見られる。
苗字の別の読み方(呼び方) | ‐ |
苗字の由来 | 釈迦の尊称「釈迦牟尼」の牟が含む「牛」と「尼」から称したと言われている。長野県茅野市豊平が本拠とされており、一説によると「牛に引かれて善光寺参り」が由来とも。 |
長野県での人数 | 約170人 |
⑦:善財(ぜんざい)
善財(ぜんざい)は、全国に350人ほどしかいない珍しい苗字。主に長野県、東京都、神奈川県に見られる。
苗字の別の読み方(呼び方) | ‐ |
苗字の由来 | 南北朝時代、兵士が長野県下伊那郡大鹿村にあった「大河原城」に籠城するも、兵糧が乏しい中で財産を蓄えたことが由来と言われている(皇族である宗良親王が名付けた)。 |
長野県での人数 | 約240人 |
⑧:砥石(といし)
砥石(といし)は、全国に350人ほどしかいない珍しい苗字。主に長野県、神奈川県、福島県に見られる。
苗字の別の読み方(呼び方) | とぎやま |
苗字の由来 | 刃物をみがく砥石が由来といわれている。戦国時代・安土桃山時代には、長野県上田市住吉に戸石城(別名:砥石城)があった。 |
長野県での人数 | 約150人 |
⑨:笹平(ささひら)
笹平(ささひら)は、全国に700人ほどしかいない珍しい苗字。主に長野県、鹿児島県、東京都に見られる。
苗字の別の読み方(呼び方) | ささだいら |
苗字の由来 | 信濃国水内郡笹平村(現在の長野県)が起源といわれ、近年では長野県をはじめ、鹿児島県鹿児島市に多数みられる。 |
長野県での人数 | 約160人 |
⑩:金箱(かねはこ)
金箱(かねはこ)は全国に800名しかいない珍しい苗字。主に長野県、東京都、埼玉県に見られる。
苗字の別の読み方(呼び方) | ささだいら |
苗字の由来 | 信濃国水内郡笹平村(現在の長野県)が起源といわれている。 |
長野県での人数 | 約270人 |
長野県に多い苗字
なお、長野県に多く見られる苗字は以下のとおり。
長野県に多い苗字はこんな感じらしい。
🥇小林
約65,100人🥈田中
約24,700人🥉中村
約24,600人4位:丸山
約24,100人5位:伊藤
約23,600人うむ。たしかにいずれも周りにいる。特定の苗字に関しては一部地域に集中しているのも面白い。
でもあれだな、小林さんが🥇の感覚はないかも(⌒-⌒; ) pic.twitter.com/qJCnnMf41K
— ショギョウムジョウ | 信州の飲兵衛ブロガー/ライター (@shogyomujo_n) June 15, 2023
詳細は上記ツイートのリプ欄をご覧いただければと思うが、小林さんは長野県民からすると近所または身近に必ずいる存在のようだ。
とはいえ、私なんぞは小林さんが1位と言う感覚は未だにもてない。無論、小林さんが多いことは理解しているし、ランキング上位であることもわかるのだが・・・。
長野県中信地方の各市町村における名前の由来
中信地方に限定した記事ではあるが、同地方における市町村の由来をしらべた記事は以下のとおり。
珍しい苗字をインプットするのと同様、市町村の地名における由来を知るのも実におもしろい。
まとめ
長野県にみられる珍しい苗字についてまとめた。
当記事では10件の苗字を厳選したが、実は他にも珍しい苗字が存在する。これに関しては、ぜひ「名字由来net」や「日本姓氏語源辞典」などを活用して自身でしらべてみてほしい。
苗字はこちらが思っているよりも奥深く面白いものだ。
名字についてガッツリ把握したい人向け
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