あなたがイメージする「カツ丼」の様式はどのようなものだろうか。おそらくは”玉子でとじられたオーソドックスなタイプ”と”ソースカツ丼”の2つだろう。
がしかし、塩尻市にある「高橋食堂」(松本市にもある)のカツ丼はいずれでもない。非常に珍しい「ソース煮タイプ」なのだ。
高橋食堂のカツ丼の短尺載っけてなかったのでホイッと。
ソース味の卵とじが大変ユニークかつウマウマ。優しい味わいは昭和を運んできてくれるのよ。
唯一無二。このカツ丼はここでしか食べらない(松本店は未チェック)。他店のそれとは明らかに異なるぜ。#高橋食堂#塩尻市#カツ丼 pic.twitter.com/PcVmjuwIM2
— ショギョウムジョウ | 長野県中信メインのローカル情報ブログ (@shogyomujo_n) January 28, 2021
この記事ではそんな珍しいカツ丼にドハマりした話と高橋食堂のあれこれをまとめてみる。
塩尻郵便局の隣にある昭和食堂
高橋食堂は、塩尻市大門六番町「塩尻郵便局」の隣にある昔ながらの食堂。ソース煮タイプのカツ丼はあまりにも有名で常連はもちろん新規の胃袋を掴んで離さない。
風貌は完全に昭和のそれ。
古き良きオーラが至る所から放たれている。
味のある暖簾をくぐるとそこは懐かしさと優しさに包まれた空間。私のようなレトロ厨にはたまらない極上の店内だ。
店舗規模はわりと大きめ。
座席はテーブルとお座敷の2種。テーブル席(4人掛け)は5か所。奥のお座敷は宴会も対応できる広さを誇る。とはいえ普段はテーブル席を利用する人ばかりなので、お座敷の稼働は滅多になさそう。
混み合っているときはテーブルでの相席になる。
客層は常連さんがメイン。年齢層は高めだが高橋食堂のカツ丼目当てにやってくる若者もいる。
外観と常連客が多いというイメージから入店しづらい店舗と言えるが、店内は非常に落ち着いているしギラギラした常連客はいない。むしろ賑やかさが少ないので無音空間を苦手とする人には不向きかも。
しかし、誰でも入店できる食堂なのでご安心を。
私なんぞは高橋食堂に入るだけでも癒される人間なので、昭和な空間を好む人にはピッタリだと思ふ。
高橋食堂のメニューラインナップ
高橋食堂のメニューラインナップは極めてシンプル。
カツ丼がメインの店なのでその他メニューはサブと捉えてもらっても問題ない。がしかし、中華蕎麦(ラーメン)、うどん、その他丼物もウマウマなので余裕があれば同時注文したいところ。
なお、メニューはこんな感じ。
- 極上カツ丼・・・1000円
- 上カツ丼・・・900円
- カツ丼・・・800円
- 肉丼・・・700円
- 玉子丼・・・600円
- カツライス・・・1000円
- ごはん・・・200円
- 玉子うどん・・・500円
- 肉うどん・・・500円
- カツレツ・・・800円
- 大盛中華蕎麦(ラーメン)・・・700円
- 中華蕎麦(ラーメン)・・・500円
- ビール・・・600円
- お酒2級・・・350円
- ジュース・・・150円
丼、カツ料理、うどん、ラーメンという構成だね。
このようにシンプルな顔ぶれだからメニュー選びに迷うことはないと思う。
あ、それと注意書きレベルの情報がある。
高橋食堂のメニューなんだけど、どれもボリュームは大盛に相当するので小食の方は覚悟が必要。
一般的な胃袋の持ち主でもカツ丼一杯で腹パンになるし、並盛ラーメンも舐めてかかると大変なことになる(大盛は大食漢向けだろうね汗)。
おすすめはカツ丼+ラーメンのダブルなんだけど、量をあまり食べられない方は絶対に真似しないように。
ソース煮タイプのカツ丼は中毒性アリアリ!
さて、私なんぞがドハマりした高橋食堂のカツ丼を食レポするかね。
先述したけどここのカツ丼はあまり見かけない”ソース煮タイプ”。玉子でとじてはいるんだけどソースを使用しているため、特有の風味・酸味が加わって個性があふれまくるの。
カツの衣も個性的で他店に比べると柔らかめ。玉子とじと同様の柔らかさと言っていいかな。
肉はしっかりしていてハード。余計な下味はつけずすべてをソースに委ねている印象だね。
味付けは甘め。大人はもちろん子供も喜んで食べられる優しい味わい。この影響なのか白米が進みまくるのよ。で、かための玉ねぎが良い仕事をしていて全体を引き立ててくれる。
食べた瞬間に昭和を感じるのもまた良き。
だからドハマりしたんだろうな。
万人受けするカツ丼かと問われればNOなんだけど、懐かしい味わいを好む方にはハマると思う(B級グルメという感覚で食べると幸せになれるかも)。
ちなみに私はここのカツ丼の中毒者なのでテイクアウトもがっつり利用しているお。
店内での飲食は厳しいという方はテイクアウトもできるのでTELしてみてちょーだい(肉丼もウマウマなのでおすすめ)。
高橋食堂のカツ丼を食わずに生涯を終えるなんて実にもったいないことだよ。
実は中華蕎麦(ラーメン)も人気なの
高橋食堂の鉄板はカツ丼で間違いない。
がしかし、常連さんはそれに中華蕎麦(ラーメン)を併せて注文するのよ。
その理由はカツ丼との相性がバツグンだから。
濃い目の味付けにあっさり系の味付け。この絶妙な関係を知っちゃうとダブルで注文せずにはいられなくなるのさ。
ここのラーメンはシンプルの極みとも言える昔ながらの中華蕎麦。
透き通った動物系のあっさりスープにやや縮れでコシがありのど越しが良い麺。具材はネギ、メンマ、チャーシュー、ナルトに加えてカツが乗る。
このシンプルな味わいもまた中毒性アリ。特に呑んだ翌日には高橋食堂のラーメンを無性に食らいたくなる。
そう言って足を運ぶとこれまた呑んじゃうんだけどね。苦笑
ってなことでラーメンもおすすめメニューなので余裕がある方はカツ丼のお供にどうぞ。
黄金コンビを食らったなら当日はパラダイス確定よ。
【総括】営業時間は要注意だけど塩尻市に来たなら絶対に寄るべき店舗!
高橋食堂のカツ丼はそんじょそこらのそれとは違う。
玉子とじとソースの良いとこ取りをしたサラブレッドだし、昭和のエッセンスが詰まりまくっているし。とにかくもうメリット尽くしの一杯だ。
ただし唯一デメリットがある。それは営業時間が曖昧ということ。
店に通うと何となくわかるようになるんだけど、営業日はまず店内のカレンダーで確認する。
定休日は水曜日と日曜日。
現在の営業時間は11:30~14:00のランチタイムのみとなっているが、空くのは12:00ごろが多いので確実に入店したい場合は事前に電話確認するとよい。
営業時間はやや曖昧だけど、ここのカツ丼はそれをクリアして食べるだけの価値がある。
塩尻市に来たなら是非ともランチで立ち寄ってみてほしい。
カツ丼のおすすめ書籍
高橋食堂(塩尻市)
- 営業時間:11時00分~14時00分(※要確認)
- 定休日:水曜日、日曜日
- 住所:長野県塩尻市大門六番町2−16
- TEL:0263-52-0424
- 座席:テーブル席、お座敷
- テイクアウト:可
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