モダンなラーメン店が次々と開店する松本市界隈。
店の外観がいかにも創作系ですけど何か?といった感じのラーメン屋がある。
『麺屋 直(nao)』だ。
てっきりモダンなラーメンが提供されるかと思いきや、出てきたのはどこか懐かしさを感じるオーソドックスなラーメン。
そんな良い意味で裏切ってくれた麺屋 直のラーメンについて、ちょいとばかし語ってみようかと。
目次
創作系っぽさを醸し出す店の外観
ほら、ラーメン屋って大抵は「ここは○○系だな」とか「看板に○○って書いたるからそれが売りなんだな」とか店の外観で判断するものじゃない?
ところが麺屋 直にかぎっては外観で判断することが非常に困難。何の情報もなしに訪れた場合、「創作系のラーメン屋かな?」と判断する人が多いと思う。
今となっては松本市界隈の人気ラーメン屋だし、知らない人のほうが少ないだろうから、イメージの先行はないと思うけど、とにかく店の外観はいかにも創作系のそれ。
麺屋 直にはじめて訪れたときに受けた衝撃は今も鮮明に覚えている。
メニューを見て困惑
店内は清潔感があり、天井が高いこともあって広々としている。
座席はカウンターに、座敷、テーブルとなかなかのキャパなので、混雑していてもギリギリ入れる印象。
さて、はたしてどんなラーメンなのかメニューを確認してみると…
おいおい、これって中華そば屋のメニューそのものじゃないか?!
…え?もしかしてここって創作系じゃない??…
そう、メニューを見てようやく私は理解した。麺屋 直がオーソドックスなラーメンを提供する店舗であることを。
唯一モダンなメニューがあるとするなら「油そば」くらいかな。
あとはホント、オーソドックスなラインナップでお子様メニューとサイド、ドリンクメニューしかない。
なるほど、わかったぞ。
よし、ならばここは捻って味噌ラーメン・カレーセットを試してみようじゃないか(本来なら普通のラーメンを注文して色々確かめるべき)。
こうして私は味噌ラーメン・カレーセットを注文した。
懐かしく優しい味のラーメン
待つこと数分。
味噌ラーメン・カレーセットが到着。
なんだろう、このノスタルジック感…。食べずとも懐かしく優しい味であることがわかる、わかるぞ!!(ニュータイプ風に)
食べてみると予想どおり、懐かしく優しい味だった。
味噌ラーメンであっても、麺屋 直がオーソドックスな中華そばをベースにしていることは十分わかったし、それをコンセプトにしているように感じたね。
良い意味で真新しさを追求せず、中華そば(支那そば)の良さを出してるんだよ。時代を逆行していると言うよりは、昔の良い部分を加え武器にしている印象かな。
スープはまさに中華そばのそれで鶏ベース。麺はやや縮れでハリがあり、スープとよく絡んでいた。
子供の頃に食べた支那そばを思い出したね。
色々と優しさに包まれたよ。
あ、カレーは手作りという感じはないので、ラーメンだけでは物足りない場合のお供にするのがベターかな。
【総括】洗練された中華そばが食べられる
いやー参った参った。
てっきり創作系のラーメン屋かと思ったけど、洗練された中華そばが食べられるところだったんだから。汗
最近はモダンなラーメンが増えているけど、麺屋 直のような懐かしく優しいオーソドックスなラーメンを提供する店って貴重だと思う。
普段から脂マシマシなラーメンばかりを食べている人には不向きだが、中華そばを愛する人にはおすすめかもしれない。
ごちそうさまでした!
感動もありがとう!!