人肉館はジンギスカン?!




心霊・オカルト

事件なんて嘘!人肉館にまつわる怖い話(噂)の真相

投稿日:2018年11月10日 更新日:

長野県の心霊スポットのなかでもっとも強烈なネーミングであることから、バツグンの知名度を誇る「人肉館(じんにくかん)」

おそらく中信エリアに住んでいて肝試しや心霊スポットに興味がある方であれば一度は訪れたことがあるだろう。かく言う私も高校時代に数回訪れたことがある(今となっては色んな意味で反省しております)。

人肉館における噂話はハッキリ言ってぶっ飛んでいる。

なんでも”人の肉を出していた”という殺人事件から心霊スポットと化したとらしいが、はたしてそれは嘘か本当か・・・。

ということでこの記事では中信エリアで有名な心霊スポット「人肉館」の真相を追ってみる。

「人肉館」ってなんぞ?

「人肉館」と呼ばれる施設はほぼ廃墟状態

 

ご存知ない方のためにサクッと「人肉館」について解説する。

人肉館は長野県松本市浅間温泉にある廃墟のこと。

嘘か本当かはさておき、人肉館は長野県における怖い話のひとつとして有名。「人肉館」などというおぞましい呼ばれ方をしている背景は同廃墟が経営不振になったときに客にバレないよう人肉をさばき、こっそり出していたという噂話から来ている。

 

とまあ、まるでB級サイコ映画のような話が拡散して今日の「人肉館」が作られているわけだ。

気になる建物の外観は次のとおり。

人肉館の外観

人肉館

人肉館2

人肉館3

人肉館4

Copyright© 橋本ポストル@plstol358

 

なお、これらの写真はいつもTwitterで仲良くさせて頂いている「橋本ポストルさん(@plstol358)」)が撮影してきてくださったもの(2020年1月現在)。

現在は完全に廃墟となっていて立ち入りが禁じられているものの、肝試しや廃墟撮影をするために不法侵入する輩が後を絶たない(写真撮影であれば敷地外からでも十分可能)。

 

いきなりツッコミどころ満載…

人肉館

緑に囲まれ廃墟と化している「人肉館」

 

さて、人肉をさばいてこっそり出していた…なんてぶっ飛び級のお話を聞いてツッコまずにはいられませんわな。

それが正常ってもんですわ、ええ。

 

そもそも経営不振になったから人肉をさばいて出すって・・・設定に無理があり過ぎるわな…。サイコ野郎でもないかぎり、殺人事件を犯すくらいなら店閉めて別の仕事で稼ぐよね?

 

それにさ、実際にそのようなサイコなことが起こっていたとしたら、事実として世間から認知されているし、日本を代表する凶悪事件として語り継がれているわけよ。

ちなみに人肉館は怖い話としても拡散しているが、いくつか異なる内容が存在しているっぽい。

1)経営者が殺人事件を犯して証拠隠滅のために人肉を出していた
2)生活苦となった経営者が一家心中を図った(精神崩壊して家族の肉を出した?)
3)強盗が押し入り一家を皆殺しした

 

このように1)に関しては人肉館と呼ばれる所以を理解できるが、2)と3)に関しては人肉館につながらない。

以上の点から、人肉館は事実無根の噂が拡散したことで勝手に名付けられた、ひとつの施設なのだろうと。

 

言うまでもなく「人肉館」と呼ばれる施設において殺人事件は起こっていない。

 

では、今現在“廃墟”となっている「人肉館」はどのような施設だったのだろうか。

 

廃墟施設の正体は「茶臼山荘(飲食店)」だった!

松本市浅間温泉の峠を上っていくと姿を現す「人肉館」

 

ここ長野県にはいくつかの心霊スポットがあるものの、塩尻市洗馬の沓沢湖(正確にはトンネル)みたく心霊現象につながる要因がまったくないにもかかわらず、勝手に心霊スポット化されるケースは珍しくない。

松本市浅間温泉にある「人肉館」もまたそのひとつ。

もともと人肉館と呼ばれている施設は「茶臼山荘」と呼ばれる飲食店ごく普通に営業していた店舗であり、過去に事件などひとつも起こっていないことは近隣住民の誰もが知っていることなのだ。

では、なぜ廃墟になってしまったのか?

 

それは“経営不振”が原因。

 

以降、使われなくなった茶臼山荘は<次第に劣化⇒外観が不気味になる⇒肝試しをするに格好の施設になる>ってところだろう。峠という立地も影響して余計に肝試しをする人間を呼び込む結果になったのかもね。

いずれにしても「人肉館」と呼ばれる廃墟は、「茶臼山荘」という元飲食店だったということを頭に叩き込んでほしい。

 

「人肉館」という強烈なネーミングがつけられた背景

意味を成さないバリケード

簡易なバリケードは形ばかりの存在

 

廃墟が「茶臼山荘(飲食店)」であり、別に何の事件も行っていない施設であることは理解できたと思う。

では、なぜ「人肉館(じんにくかん)」などと名付けられたのだろうか。

 

それは茶臼山荘が“ジンギスカンを提供していた”ことが要因といえる。

 

ジンギスカンが人肉館になるまでフロー

ジンギスカン

ジンニクカン

ジンニク館

人肉館

 

テレテテッテテー!

 

ええ、ダジャレなのですよ。
凍え死ぬくらいの寒さをもったね。

 

何度も言うけど茶臼山荘において事件は一切行っていないし、悪い噂もない。

人肉館と名付けられた具体的な背景については不明だが、おそらく肝試しに訪れた輩が当時散乱していたと思われるジンギスカンの食券を目にし、安易にジンギスカンからもじって人肉館を広めたんじゃないかな。

実際、以前の茶臼山荘には数々の食券が散らばっていたらしいし。

人肉館というネーミングが先、人肉をさばいて出していたという内容は後から作られた気がする。

 

茶臼山荘オーナーは大変迷惑しているとのこと

頭を抱えるキリンさん

茶臼山荘のオーナーは現在も頭を抱えている

 

知人づての話によると、茶臼山荘のオーナーさんは現在松本市内で飲食店を経営されているとのこと。

 

そして、日々絶えることのない不法侵入者に大変迷惑しているようだ…。

 

実は茶臼山荘、肝試しにやって来た輩が捨てたタバコの不始末によって一度火事になっている(これは本当の話)。

私も学生時代に数回不法侵入してしまった立場なので大きなことは言えませんが、建物を破壊したりゴミを散らかしたり、タバコをポイ捨てして火事にするなどもってのほか。

そもそも人肉館と呼ばれている「茶臼山荘」は心霊スポットではない。

なお、「人肉館」とネット検索すると、施設内で堂々と酒盛り&バカ騒ぎした様子を掲載している輩のブログが上位表示される・・・(ほぼ間違いなくオーナーの許可は得ていない=不法侵入)。

個人的に心霊スポットも肝試しも大好きだけど、誰かの迷惑になるなら行くべきではないと考えている。仮に廃墟のオーナーが自分だったとして不法侵入者に火事でも起こされたらたまったもんじゃない。

オーナーの立場になり、常識的に物事を考えてみよう。

そうすれば正しい選択ができるはずだ。

 

【総括】ダジャレに踊らされ不法侵入者になる必要はない

というわけで、人肉館はどこかの誰かによって作りあげられた架空の話と施設。

あらためて言う。

現在も茶臼山荘にはオーナーがおり、許可された者以外の立ち入りは禁止されている。

 

もし、この事実を知らずにまだ茶臼山荘へ肝試しに行こうとしている人間が近くにいるならこう言ってやってほしい。

 

「あの噂まだ信じてるの?“ジンギスカン”をもじったダジャレなだけで心霊スポットでも何でもないぞ?」と。

 

いつのときも良識ある行動を。

不法侵入して危ない橋なんか渡らずさ、安塚精肉店の旨いジンギスカン食って幸せにならないか?

 

写真提供者橋本ポストル@plstol358

 

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