塩尻市で有名な心霊スポットといえば、間違いなく「六角塔」。
と言うよりもそれくらいしか有名所がないのだが、だいぶ前に心霊の噂がささやかれた場所が存在する。
「善知鳥峠(うとうとうげ)」だ。
マイナーな心霊スポットではあるものの、「女性の幽霊が出る」と話題になりテレビで取り上げられた過去をもつ。とは言ってもそれ以降は話題にならず、今現在も心霊話は耳にしない。
出るかどうかは別として、塩尻市「善知鳥峠」における心霊話についてまとめてみた。
目次
かなりマイナーな「善知鳥峠」
塩尻市界隈にお住まいの方なら「善知鳥峠」をご存知かも知れない。
が、同エリア外の方からすると、「それどこの峠なの?」「そもそも読めないんだけど」というのが本音だろうよ。
「善知鳥峠」の位置は次のとおり。
地図を見てもピンと来ない人の方が多いかも知れない。苦笑
まあ、峠道なので基本的に辺りには何もなく、あっても「小松食堂」か「分水嶺公園」、そして「廃墟」くらい。これまでに何度か通ったことがあるけど、レトロな建物がいくつかあるので廃墟好きの方にはおすすめかも。
けど、心霊スポットという雰囲気はないかな…。
夜になると不気味さは増すけど、同じく塩尻市の心霊スポット「沓沢湖」のように、噂の1人歩きによって作り上げられた嘘の心霊スポットなんじゃないかって匂いがプンプンするわ。汗
どっちみち善知鳥峠はかなりマイナーな峠道なので、噂が広がりにくいのかもしれない。
「女性の霊が出る」と話題になった過去
さて、本題といこう。
善知鳥峠ではどのような心霊の噂が囁かれているのか。
友人からの話と、ネット上を検索して得た情報をまとめると、
かつて善知鳥峠はそれなりに話題の心霊スポットだったらしい。「女性の霊が出る」ということで、テレビで取り上げられ放送もされたようだ。
とはいえ、情報はそれくらい。
「女性の霊が出るらしい」などの口コミはわずかにヒットするものの、具体的な凸レポだったり体験談などは一切確認できなかった。だからこそ、本当にここで心霊体験をした人間がいるのか疑わしいわけで…。
結局、別の心霊情報は探せども探せども出てこなかった。
申し訳ないけど、この記事の本題はもう終了。汗
皆さんからの情報提供、お待ちしております。
「善知鳥」の由来
善知鳥峠の心霊情報を調べていたところ、「善知鳥」の由来について知ることができたのでちょっと追記しておく。
「善知鳥峠」と名付けられた由来は次のとおりだ。
地元に伝わる善知鳥(ウトウ)と猟師の民話による。
『猟師が北国の浜辺で珍しい鳥の雛を捕らえ、息子を伴い、都に売りに行った。親鳥はわが子を取り戻そうと「ウトウ、ウトウ」と鳴き、猟師の後を追い続けた。やがて猟師親子は険しい峠道に差し掛かり、さらに激しい吹雪に見舞われた。吹雪のなか無理に峠を越えようとする猟師に、親鳥もなお追い続ける。地元の村人たちには吹雪の中ずっと「ウトウ、ウトウ」と鳴き続ける鳥の声が響いたという。
やがて猟師は激しい吹雪のなか力尽き、峠を越えること叶わず、その地に果てた。
吹雪の収まったあと村人たちが峠に出ると、泣きじゃくる息子とわが子をかばように覆って死んだ猟師の姿があった。またすぐ脇には、同じように鳴き続ける雛鳥と子をかばうように覆って死んだ親鳥の姿もあった。どちらも、命を賭してわが子を吹雪から守ったのであった。
村人たちはその鳥が善知鳥(ウトウ)であると知って猟師とともに手厚く弔い、その地を「善知鳥峠」と呼ぶようになったという。』
引用:Wikipedia
何とも救われない切なすぎる話・・・。
どうやらこの昔ばなしが善知鳥峠の由来になったらしい。
なお、誰もが知る「まんが日本昔ばなし」の作品にもなっているので、興味がある方はチェックしてみるといい。
【総括】噂の出処は不明…
「女性の霊が出る」と一時期話題になった善知鳥峠だが、なぜそのような噂が広まったのかは不明。
名前の由来にもなった昔ばなしとの関連性もなさそうなので、正直なところこれ以上突っ込んで調べ上げることができなかった。
特にリンクするような事故も行っていないように思われるがはたして・・・。
ということで非常にお粗末な記事になってしまったが、更新ありきの記事ということでご勘弁を。