あなたの周りには、昔なつかしの洋食屋がまだ存在しているだろうか。
昭和の雰囲気を今も残し、幅広い年齢層から愛され続ける絶滅危惧店が松本市村井にある。
『キッチンブルドック』だ。
【新記事】
「昔ながらの洋食屋『キッチンブルドック』で昭和回帰した話【松本市】」
をupしましたよっと。
この時代でも昭和の味が食べられる洋食屋が松本市村井にあるんだぜ。
なつかしき優しい味を食べたい方は是非。#キッチンブルドック#昔ながらの洋食屋#松本市 https://t.co/GtfIW1pYZu
— ショギョウムジョウ | 長野県中信メインのローカル情報ブログ (@shogyomujo_n) February 5, 2020
ここは昭和時代にタイムスリップできる貴重な洋食屋。
「レトロな雰囲気」と「昔から変わらない味」の2軸によって構成されている。
キッチンブルドックの魅力
- ①:懐かしい味わいの料理がズラリ
- ②:昭和の洋食屋を実感できる
- ③:店内はレトロ厨感涙の仕様
- ④:オーダーは今も呼び鈴
- ⑤:席に座るだけでやさしい気持ちになれる
当記事ではそんな『キッチンブルドック』の食レポをまとめる。
昭和回帰をしたい方は、ぜひ読みすすめてほしい。
松本市村井にある昭和に包まれた昔ながらの洋食屋
キッチンブルドックは松本市村井にある昔ながらの洋食屋。「トイザらス」付近の住宅街でこっそりと営業する、知る人ぞ知る昭和に包まれた名店だ。
店舗の規模は一般的な一軒家サイズ。
店内は昭和時代の洋食屋そのもので、真新しく感じるものは見当たらない。
私はここに来るといつも小さな頃の記憶を思い出す。
それは昭和時代のレストランを利用する客全員が笑顔であふれる光景。人と人から生じる暖かさが充満していたあの頃だ。
このヴィジョンを見ると「よくぞ残っていてくれた」とつぶやき、ウルっとする(定期)。
キッチンブルドックの店内
このテーブルと呼び鈴ははたしてどれほどの人間模様を見てきたのだろう。これを想像するとまたもウルッ。
それにこのカーペット、完全に昭和の証なのよね。
そんな昭和につつまれたキッチンブルドックの座席はテーブルのみ。数は全体で6くらい。
客層は常連さんがメイン。
年齢層は幅広く、お一人様からファミリーまで様々だ。
キッチンブルドックへの行き方
さて、キッチンブルドックはややわかりづらい場所に店を構えている。国道19号線沿いにある「トイザらス松本店」の近くにあるのだが、住宅が密集しているためかカーナビがあっても間違えやすい。
ということで、まずはGoogleマップで事前にシミュレーションしたほうが良い。
それでは具体的なルート解説をば。
①:まずは「トイザらス松本店」を目指す
②:「中野医院」の看板を超えて「トイザらス」の第2駐車場を目指す
③:そのまま少し進むと「キッチンブルドック」に到着
キッチンブルドックは「トイザらス」第2駐車場のナナメ前にある。住宅に惑わされず、「トイザらス」第2駐車場を目指せばOKだ。
駐車場について
キッチンブルドックは一軒家の1階部分をレストランにしたイメージ。比較的規模が小さいこともあって、店舗前の駐車場は2台しか停められない。
がしかし、専用駐車場は店舗付近に用意されている。
専用駐車場は「中野医院」の看板を確認できる手前のスペース。
店舗前駐車場が利用できない場合はこちらを利用しよう。
※ 迷惑駐車が多いようなのでルール厳守で
キッチンブルドックのメニューラインナップ
キッチンブルドックのメインラインナップはシンプル。
メインメニューは次のとおり。
- ①:定食
- ②:スパゲッティ
- ③:カレー(とごはんモノ)
具体的なメニューはこんな感じ。
「定食」&「スパゲッティ」メニュー
洋食屋でありながら「定食」を提供していて、ほとんどのメニューに味噌汁がつく。これって実に面白いし、昔ながらの洋食屋に見られる“あるある”なんだよなあ(良い意味で矛盾してるみたいな)。
カツ丼やエビ丼がラインナップされているのもユニーク。
カレーとその他メニュー
カワイイよ、キッチンブルドック、カワイイ。
メイン以外のメニューは次のとおり。
- 「サラダ」
- 「スープ」
- 「ドリンク」
ドリンクメニューで注目すべきは「メロンフロート」。
ラインナップを見るかぎり、喫茶メニューも充実しているので喫茶店としても利用できる。なお、ランチメニューは日替わりもあるので、お得に食べたい方にもおすすめだ。
【食レポ】「ハンバーグ定食」と「カツカレー」
食レポするメニューは次のとおり。
- ①:ハンバーグ定食
- ②:カツカレー
いずれもキッチンブルドックでしか味わうことのできない味。これでもかってくらい優しい味付けに涙すること間違いなしだ。
それでは上記2品をレポートする。
①:ハンバーグ定食
今回食レポするメニューのひとつは「ハンバーグ定食」。
もうね、見た目どおり。
昔ながらの洋食屋が作るハンバーグそのもの。
「なつかしさ」と「やさしさ」がギュッと詰まった、涙なしには食べられないメニューだ。
ハンバーグはザク切りの玉ねぎが歯ごたえを演出。切ると肉汁が飛び出すようなモダンタイプではなく、どこまでもオーソドックスなタイプだ。
味わいはノンスパイシー。
子供も美味しく食べられる配慮が感じられた。
イメージとしては家庭的なハンバーグだが、昭和感が色濃く出たデミグラスソースが昔ながらの洋食屋の証を植え付けている。
子供がどこまでも好む味付け。
この時代にあの頃食べたハンバーグと同じ味を堪能できるなんて・・・。
泣いてやろうか(もう泣いてる)。
極上の味付けと品質をもつハンバーグが食べたいなら、相応のレストランに行けばいい。キッチンブルドックに求めるべきは「なつかしさ」と「やさしさ」なのだよ。
昭和に帰ることはできないが、ここなら昭和の味を食べられる。
②:カツカレー
もう一品は「カツカレー」。
味わいは非常にまろやかでどこまでもやさしい感じ。
現代的なスパイシーなカレーとは異なり、子供が喜んで食べる味付けといった印象。ハンバーグの味付けとコンセプトはほぼ同様といったところか。
この味わいに近いカレーを挙げるとするなら、惜しまれつつ閉店した「デリー」かと。
昔ながらのカレーは攻撃的要素が一切なく、食べる側を包み込むような懐の深さを持つ。キッチンブルドックのカレーもそのひとつである。
カツは揚げ加減が絶妙でバクバク行けちゃう感じ。
あっという間に平らげちゃうので、注文するなら大盛がおすすめ。
【総括】キッチンブルドックは正真正銘の「昔ながらの洋食屋」
キッチンブルドックは昭和が至るところに詰まっている。
レトロな雰囲気をもつ飲食店はいくつかあるが、本物と呼べるところは数少ない。ましてや洋食屋ともなるとさらに限定されるので、キッチンブルドックはSSS級のレア店と言えよう。
昭和をよく知らない方にはさほど響かない洋食屋かもしれない。しかし、昭和をこよなく愛する方にとっては、なつかしいあの時代を想起させる涙モノの洋食屋になるかと。
昔ながらの洋食屋を松本市でお探しなら、ぜひ村井へ足を運んでほしい。
昭和回帰、余裕だぜ。
昭和レトロをこよなく愛する人向け
キッチンブルドック
- 営業時間:11時30分~14時00分、17時30分~21時30分LO
- 定休日:不定休
- 住所:長野県松本市芳川村井1157-9
- TEL:0263-58-6253
- 座席:24席
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