晩夏の『奈良井宿』を歩く~塩尻市奈良井にある宿場町の楽しみ方~

晩夏の奈良井宿の楽しみ方 長野県のローカル情報

塩尻市奈良井の観光地『奈良井宿』
そこは現代でありながら、古き良き時代へとタイムスリップできる唯一無二の宿場町だ。


楽しみ方は無限大だが、この記事では奈良井宿の町並みをサクッとまとめている。

  • 奈良井宿の特徴
  • 駐車場~奈良井木曽の大橋
  • 奈良井宿の町並み

晩夏の奈良井宿は観光シーズンを避けられるし、ちょうどいい気温のなかで食べ歩きができる。未踏の方は参考にしていただければ幸い。

記事の信頼性

  • 筆者は長野県出身で在住歴20年の企業メディアライター
  • 長野県のあちこちで日々さまざまな経験と情報収集を重ねる(中信がメイン)
  • Twitterフォロワー:約5,800人

奈良井宿の特徴

塩尻市奈良井にある宿場町「奈良井宿」

「奈良井宿」

 

奈良井宿(ならいじゅく)は塩尻市奈良井にある宿場町。
中山道のちょうど真ん中に位置している。

特徴はこんな感じ。

  奈良井宿の特徴

  • 木曽にある11宿の中でもっとも標高が高い
  • 国の重要伝統的建造物群保存地区
  • 今もなお当時の面影を色濃く残している
  • 「日本遺産」認定など、数々の賞を受賞
  • 連続テレビ小説「おひさま」の舞台になった
  • 塩尻市でダントツの人気を誇る観光スポット

 

国内外を問わず多くの観光客が訪れ、宿泊、食べ歩き、散歩、イベントなど様々な楽しみ方を実現できる。

アクセスは比較的スムーズ。
松本方面からだと19号線に沿って車を走らせるだけ。

車の運転が苦手な方でも簡単にたどり着ける。
また、食べ歩き目的でアルコールも入れたいなら、電車(奈良井駅)も利用可だ。

奈良井宿の楽しみ方

晩夏の奈良井宿

晩夏の奈良井宿

 

当記事は晩夏の奈良井宿を訪れたときのレポート。
あくまで私なんぞの楽しみ方になるので、参考程度にして頂ければと。

レポートの手順は次のとおり。

  • ①:駐車場
  • ②:奈良井木曽の大橋
  • ③:奈良井宿の町並み(食べ歩き)

 

奈良井宿は季節によって表情を変える。
春夏秋冬、それぞれの魅力があるので、可能ならすべて足を運ぶべき。

それではレポートをまとめていこう。

①:駐車場

道の駅「奈良井木曽の大橋」案内図

道の駅「奈良井木曽の大橋」案内図

 

奈良井宿の駐車場は全部で5か所ある。

 

  • 「木曽の大橋 東駐車場(国道側)」
    大型車3台、普通車12台、身障者用3台
  • 「木曽の大橋 西駐車場(線路側)」
    普通車51台、身障者用1台
  • 「道の駅 奈良井宿駐車場(木曽の大橋の北側)」
    大型車15台、中型車(マイクロバス)2台、普通車28台、身障者用2台

 

  • 「奈良井駅前駐車場 普通車15台」(※2017年7月1日より有料化)
    金額:500円 ※毎年8月12日は夏祭りのため駐車不可
  • 「奈良井権兵衛駐車場」
    大型車8台/金額:2080円(マイクロバス:1560円)
    普通車83台(第一駐車場13台・第二駐車場70台)/金額:510円

 

おすすめは「木曽の大橋 東駐車場(国道側)」。
規模としては小さめだが、国道沿いなので入りやすい。

特に理由がないかぎりは無料駐車場を利用すればOK。
ただし、繁忙期はあっという間に埋まるので、有料駐車場も検討すべきだね。

②:奈良井木曽の大橋

奈良井木曽の大橋

奈良井木曽の大橋

 

私なんぞが降り立ったのは「木曽の大橋 東駐車場(国道側)」。
平日の昼前だと言うのに結構な混み合いで、車のほとんどは県外ナンバーだった。

客層はさまざま。
それぞれ観光目的が異なる印象を受けたね。

歩くと間もなく「奈良井木曽の大橋」が姿をあらわす。

奈良井木曽の大橋 正面

存在感ありありの「奈良井木曽の大橋」

 

橋の下を流れる川はとても緩やか。
田舎ならではの情景が、見る者を魅了してくれる。

大橋下を流れる川

当時の面影を感じさせる川

 

木曽の大橋を渡ると、そこそこサイズの公園。
心地よい風が吹いていて、つい寝転びたくなる。

公園内にある水場

公園の水場

公園

公園には数々の遊具が設置されている

 

公園には水遊びができる水場や、ブランコなどの遊具が設置されている。

童心に返って・・・ではないけど、数分間ブランコに乗ってはしゃいだ30代のおっさんは私w
カミさんからの冷ややかな視線を感じつつ、公園を満喫した。

③:奈良井宿の町並み

奈良井宿の入口付近

今もなお当時の面影が残る「奈良井宿」

 

公園から歩くこと5分程。
ついに「奈良井宿」が姿をあらわす。

その風貌は令和のものでない。
あきらかに歴史上に登場する宿場町だ。

奈良井宿の全貌は入口に設置された案内図でチェックできる。

奈良井宿の案内板

入口付近に設置されている案内板

 

まずは下町から食べ歩きと行こうか。

奈良井宿の町並み

まるで映画のセットのような町並み

 

もう感動しかない。
こんな素晴らしい町並みが今も残っているなんて…。

奈良井宿が持つパワーに圧倒され、軽くフラッとなった(魅了されたってことね)。

しかし、晩夏ならではの恩恵「通りを吹き抜ける涼しい風」に助けられ、中町へと続く道を歩ていく。「ならのき家」「新若狭屋」のシブさったら惚れ惚れするねえ。

ならのき家

ならのき家

新若挟屋

新若挟屋

 

人気旅館の「あぶらや」もいい味を出している。

旅館「あぶらや」

旅館「あぶらや」

 

どの建物もウットリしてしまう。
維持はかなり大変だと思うけど、ずっとずっと残してほしい。

花野屋

花野屋

民家

民家

民宿「豊飯豊衣」

民宿「豊飯豊衣」

 

ビールを買って飲み歩きすると至福の時間がおとずれる。
本当に素晴らしい建物ばかり。

「こでまり」「深雪」

「こでまり」「深雪」

民宿「しまだ」

民宿「しまだ」

奥区屋

奥区屋

 

食べ歩きを目的とするなら、「松屋茶房」「いなかや」はマスト。

松屋茶房

松屋茶房

お食事処「いなかや」

お食事処「いなかや」

 

また、宿泊と漆器も楽しめるので、ビビビと来るものがあったなら立ち止まってほしい。

民宿「かとう」

民宿「かとう」

広田漆器店

広田漆器店

齋藤漆器店

齋藤漆器店

 

ただ散歩するだけでもステキな時間を味わえる。
カメラはマストアイテムだね。

杉の森

杉の森

 

のどが乾いたら「水飲み場」も活用すべし。

水飲み場

水飲み場

 

この辺まで歩くと、下町エリアは終了。
次は中町エリアになる。

3-1:中町~上町エリア

大宝寺入口

大宝寺入口

 

大宝寺入口に到着すると、そこはもう中町エリア。
下町とは毛色の違う建物を楽しめたりする。

クローマ

クローマ

奈良井宿・中町の通り

奈良井宿・中町の通り

 

「火の見櫓」「本陣前」付近にはトイレあり。
トイレの位置は事前に把握しておくといいかもしれない。

火の見櫓

火の見櫓

本陣跡

本陣跡

 

少し歩くと「伊勢屋」や「七笑」「上問屋資料館」が姿をあらわす。

伊勢屋

伊勢屋

七笑

七笑

上問屋資料館

上問屋資料館

 

さらに歩くと、食べ歩きを目的とする方におすすめの「こころ音(そば)」「さつき庵」「山の市場」がある。

そば屋「こころ音」

そば屋「こころ音」

さつき庵

さつき庵

山の市場

山の市場

 

荒沢不動尊を過ぎると、上町エリアが見えてくる。

荒沢不動尊

荒沢不動尊

鍵の手

鍵の手

中村邸

中村邸

 

この洋風な建物はひときわ目立つんだよなあ。

洋風な建物

洋風な建物

 

最後は上町エリアで人気の「奈良井宿民芸館」へ。

奈良井宿民芸館

奈良井宿民芸館

 

ここは漆器やお土産を買うなら最適の店舗なので、じっくり時間を使うといい。

奈良井宿レポートは以上。

【総括】散歩に食べ歩きと「至福の時」を味わえる宿場町

脇道

脇道もまた良い雰囲気が漂う

 

奈良井宿の魅力はさまざまな楽しみ方を実践できること。

  • 散歩・散策
  • 撮影
  • 宿泊
  • 食べ歩き(飲み歩き)・ランチ
  • 漆器・お土産

 

多種多様な店舗があるので、独自の楽しみ方ができると思ふ。
各所にお酒の自販機・売り場があるので、飲兵衛にもやさしいしね。

ベタな感想になるが、奈良井宿は何度でも訪れたいと思える宿場町。春は自然を、夏は涼を、秋は紅葉を、冬は雪景色を楽しめる。

何も考えず歩くだけでも癒されるので、至福の時をあじわいたい方は是非。

 

  • 所在地: 〒399-6303 長野県塩尻市奈良井
  • 電話: 0264-34-3160
  • 駐車場:有

 


 

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