松本城お堀の白鳥「松ちゃん」




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松本城お堀の白鳥「松ちゃん(コブハクチョウ)」よ永遠に

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松本城のお掘りにいる白鳥「松ちゃん」をご存知だろうか?

きっと松本城に一度でも行ったことがある方なら名前を知らずとも白鳥が住み着いていることは把握していたはず。

そんな松本城の白鳥”アイドル”だった松ちゃんが2019年7月20日午後、亡くなった。

もうあの可愛らしい姿を見ることができず非常に残念だが、せめても松ちゃんが生きた証を残すべく記事として投稿する。

松本城の白鳥「松ちゃん」とは

アイドル白鳥「松ちゃん」

松本城のお掘りに住んでいた白鳥「松ちゃん」 image:市民タイムスより

 

松本城のお掘りに住み、”白鳥アイドル”的な存在だった白鳥が「松ちゃん」だ。

松ちゃんは平成11年の太鼓門復元を祝福して、滋賀県彦根市・国宝「彦根城」からオスの彦ちゃんとつがいで寄贈されたコブハクチョウ。現時点で松本城のお掘りには3羽の白鳥が住んでいるが、彼らの母親は松ちゃんである。

ちなみに彦ちゃんは平成23年に亡くなっており、松本城にて19年間暮らしてきた。

 

衰弱が進み斜面を登りきれないときも…

二の丸御殿跡

松ちゃんがよく休憩していた「二の丸御殿跡」 / image: 国宝松本城 公式HP

 

松本市民からはもちろん観光客からも愛された白鳥の松ちゃんだが、ここ数年は体の衰えが目立っていたとのこと。

松ちゃんは決まって松本城の二の丸御殿跡東で休憩をしていたが、いつしか急斜面を登ることができない状況が増え、水面で休む姿が多くなっていったと言う。

私が松本城を散歩するときは決まって同じ場所で体を丸めて休んでいたし、時には水面を悠々と泳いでいる姿を確認できていた。

お堀を撮影する人々にとって松ちゃんをはじめとする白鳥たちは、非常に目立つ可愛らしい存在であり、画にもなるため写真に収めずにはいられない存在でもあったはず。

普段からよく行く松本城だが、松ちゃんの存在が当たり前になりすぎて1枚も写真を残していない自分に腹が立った。

市民タイムスの記事によると、近年は衰弱だけでなく食欲も落ちており、職員みんなが心配していた(松本城管理事務所の小松さんのコメント)という。

 

2019年7月20日、永眠

松本城の白鳥「松ちゃん」死亡の記事

市民タイムス 2019/7/24号の記事

 

2019年7月20日午後1:30ごろ、観光客が松ちゃんの様子がおかしいことに気づき、職員がボートで救助に向かったところ、間もなく死亡したという。

死因を特定すべく松本保健福祉事務所の職員が検死を行ったところ、特に目立つような病気は発見できず、コブハクチョウの寿命がおよそ20歳から30歳ということから「衰弱」と判断。

松本城の白鳥アイドル「松ちゃん」は23歳(推定)で永眠した。

 

>>松本城から松ちゃん死亡に関する公式アナウンス

 

どうか彦ちゃんと一緒にゆっくり休んでほしい。

見るたびに心がほっこりして和んだのは、松ちゃんが持っていた魅力なんだろうと。

松本に来てくれて本当にありがとう。

 

松本城の白鳥を大切に

松本城と白鳥のつがい

松本城のお堀を泳ぐ白鳥のつがい / image:国宝松本城 公式HPより

 

松ちゃんが亡くなったことは非常に残念だが、松本城から完全に白鳥がいなくなったわけではない。前述したように現時点で松本城には松ちゃんの子供である3羽のコブハクチョウが暮らしている。

だからこそ松本城に暮らしている白鳥を大切にする・思う意識が必要ではないだろうか。

事実、松本城における白鳥飼育の歴史はけっして浅くはない。

松本城公園での白鳥飼育がスタートしたのは昭和39年のこと。

森永乳業から寄贈された「モリオ」と「ナガコ」のつがい第1世代からはじまり、その子供の「マツオ」「シロオ」など6羽ほどの第2世代(一部は岐阜県高山市に寄贈)、そして国宝彦根城から寄贈された「彦ちゃん」「松ちゃん」つがいの第3世代。

現在は松ちゃんの子供たちの第4世代が松本城のアイドルとして暮らしている。

いつまでも可愛らしく美しい白鳥と共に生きるためにも、私たち人間ができる最低限のマナーと白鳥たちへの配慮を忘れてはならない。

 

参考文献:市民タイムス 2019/7/24号「お城のアイドル 白鳥死ぬ 松ちゃん老衰23歳」(新聞)

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