松本城お堀の白鳥「松ちゃん」



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松本城お堀の白鳥「松ちゃん(コブハクチョウ)」よ永遠に

投稿日:2019年9月4日 更新日:

松本城のお掘りに暮らす白鳥「松ちゃん」をご存知だろうか?

一度でも松本城に行ったことがある方なら、名前を知らずとも白鳥の存在は把握しているはず。数羽いる内の母親にあたるのが松ちゃんだ。

そんな松本城の“アイドル”として愛された松ちゃんが、2019年7月20日午後亡くなった。

松本城の白鳥「松ちゃん」とは

アイドル白鳥「松ちゃん」

松本城のお掘りに住んでいた白鳥「松ちゃん」 / image:市民タイムス

 

「松ちゃん」は松本城のお掘りに住んでいたコブハクチョウ♀。

平成11年の太鼓門復元を祝福して、滋賀県彦根市の国宝「彦根城」からオスの彦ちゃんとつがいで寄贈された。

2羽で仲良く泳ぐ姿は多くの観光客から親しまれ、数え切れない程の写真におけるモデルとなっている。事実、「松本城 白鳥」で画像検索すると、そのほとんどは彦ちゃん・松ちゃんのつがい写真。

どれだけの人を笑顔にしたんだろうな。

松本城にやってきてから十数年の平成23年、残念ながら彦ちゃんが先に逝ってしまう。以降は子供たちと暮らしてきたが、2019年7月20日午後、衰弱による死亡が確認された。松本城にて19年間暮らした。

2020年2月現在、松本城のお掘りに3羽の白鳥が住んでいるが、彼らは松ちゃんの子供たちである。

 

数年前から衰弱の進行が見られた

二の丸御殿跡

松ちゃんがよく休憩していた「二の丸御殿跡」 / image: 国宝松本城 公式HP

 

松ちゃんの衰弱は急激にはじまったものではなく、亡くなる数年前から体の衰えが目立っていたようだ。

お決まりの休憩場所は松本城「二の丸御殿跡東」。きっと多くの観光客がそこで休んでいる松ちゃんを目にしたことだろう。が、いつしか二の丸御殿跡東の急斜面を登れない状況が増え、水面で休む姿が多く見られるようになった。

私が松本城を散歩するときは決まって同じ場所で体を丸めて休んでいたし、時には水面を悠々と泳いでいる姿を確認できた。が、それはまだ松ちゃんが元気だった頃の姿なのだろう…。

松本城を撮影する人々にとって松ちゃんら白鳥たちの姿は、非常に目立つ可愛らしい存在なので写真に収めずにはいられなかったはず。

しかし、ある時期から写真撮影するのがかわいそうと思える衰弱がはじまる。

次第に食欲も落ち、松本城の職員全員が心配するようになった(松本城管理事務所の小松さんのコメント)。

 

2019年7月20日、松ちゃん永眠

松本城の白鳥「松ちゃん」死亡の記事

市民タイムス 2019/7/24号の記事

 

2019年7月20日午後1:30ごろ、観光客が松ちゃんの様子がおかしいことに気づく。

職員があわててボートで救助に向かったところ、間もなく死亡したという。

松本保健福祉事務所の職員が検死を行ったところ、特に目立つような病気は発見されなかったという。コブハクチョウの寿命は20歳~30歳。松ちゃんの年齢が23歳だったことから「衰弱」と判断された。

なお、松本城の公式HPでも白鳥「松ちゃん」の死亡が公表されている。

>>松本城から松ちゃん死亡に関する公式アナウンス

 

天国でも彦ちゃんと幸せに暮らしていたらいいな。

松本に来てくれて本当にありがとう。

 

松本城の白鳥を大切に

松本城と白鳥のつがい

松本城のお堀を泳ぐ白鳥のつがい / image:国宝松本城 公式HP

 

松ちゃんが亡くなったことは非常に残念だが、松本城から白鳥がいなくなったわけではない。前述したように松本城には松ちゃんの3羽の子供たちが元気に暮らしている。

だからこそ私たちは少しでも彼らに長生きしてもらうため、白鳥を大切にする意識・行動が必要ではないだろうか。

松本城における白鳥飼育の歴史はけっして浅くはない。

松本城公園での白鳥飼育がスタートしたのは昭和39年のこと。森永乳業から寄贈された「モリオ」と「ナガコ」のつがい(第1世代)からはじまり、その子供の「マツオ」「シロオ」など6羽ほどの第2世代(一部は岐阜県高山市に寄贈)、そして国宝彦根城から寄贈された「彦ちゃん」「松ちゃん」つがいの第3世代と途切れていない。

現在は松ちゃんの子供たち第4世代が松本城のアイドルとして暮らしているのだ。

いつまでも可愛らしい白鳥と共に生きるためにも、私たち人間ができる最低限のマナーと配慮を忘れてはならない。

 

松ちゃん、ゆっくり休んでね。
沢山の感動をありがとう。

 

出典:市民タイムス 2019/7/24号「お城のアイドル 白鳥死ぬ 松ちゃん老衰23歳」(新聞)

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