松本市にある信州随一の厄除け観音「牛伏寺」。
夏から秋にかけてよく訪れるのだが、その道中、以前から気になっていた中華そば店があった。
「日暈(ひがさ)」だ。
県道63号から「JA松本ハイランド ファーマーズガーデンうちだ」に入るとその上の敷地に位置しているのが同店。
「鶏100%スープ」と「鶏と煮干しスープ」の2種類の中華そばを堪能できる注目のラーメン店というわけ。
数あるメニューの中でも「煮干しそば」に注目していたので、早速食らって参りましたよっと。
実は「らあめん寸八」の系列店だった!
松本市郊外の内田地区に店を構える「日暈(ひがさ)」だが、実は人気ラーメン店「らあめん寸八」の系列店。
寸八といえば横浜家系をベースにした豚骨太麺で有名だけど、「日暈(ひがさ)」はその真逆とも言えるシンプルな中華そばで勝負しているんだよね。
本家の寸八は麺の固さ、味の濃さ、油の量などを細かくカスタマイズできるのに対し、「日暈(ひがさ)」はカスタマイズ不可。メニュー数もかなり限られており、1杯にかけるこだわり熱が非常に強い印象だ。
つまり、系列店でありながらシステムもスタイルもまったく異なる店舗。
家系が食べたいなら本家に行くべし。
「日暈(ひがさ)」のこだわりがヤバイ
「日暈(ひがさ)」は本家とは違い、品数こそ少ないものの1品に対するこだわりが強い。
特に注目すべきは「無化調の清湯スープ」。
国産の鶏ガラ・信州福味鶏のむね肉などで作られた「鶏100%スープ」と、鶏スープに煮干しを含んだ「鶏と煮干スープ」の2種類。さらに隠し味として「リンゴ酢」や「発酵調味料」などさまざまなものを加え、繊細な味わいを表現している。
たかが中華そばと思うことなかれ。
「日暈(ひがさ)」が提供する中華そばはガチなのだ。
メニューは非常にシンプル
メニューは前述したように非常にシンプル。
メインは「鶏100%スープ」と「鶏と煮干しスープ」の二刀となっていて、その中からお好みのものを選ぶ。味はそれぞれ醤油と塩が用意されており、味玉のせ、ワンタンのせ、チャーシューのせ、スペシャル(全部のせ)というラインナップだ。
ご飯ものとしては、白飯、ネギ飯、肉飯、わさびチャーシュー丼があり、中華そばのお供にプッシュしている印象。
ドリンクは瓶ビールと大雪渓のみ。
本家の寸八はメニューが多すぎて困るけど、こちらはシンプルなので自ずと食べたいものが決まるね。
「煮干しそば(醤油)」を食らう
ようやく「日暈(ひがさ)」へ行く機会がやってきた。
訪れた時間帯はランチタイム。
すでに満席で10分ほど待機。
カウンター席に通され、サクっとメニューをチェック。
特に迷うことなく「煮干しそば(醤油)」を注文。
まもなくして煮干しそばが到着した。
見た目は非常にシンプルな中華そば。
スープは鶏の味わいが深く感じられ、煮干しのダシと風味も微かに薫る上品な仕上がり。
優しい甘さがクセになるね、このスープ。ほんとケミカル感ゼロなので身体も喜ぶ感じするわ。
とはいえ、イメージしていたあっさりめの中華そばとは異なり、意外にも脂は多く濃い目だった。最初はスルスル食べれていたんだけど、徐々に濃さが目立つようになってきて一般的な中華そばのそれとは違うような・・・。
うーん、表現に困るんだけどスープがまとわりつくような感じかな。
麺はストレートの細麺で非常に食べやすかったね。
どうだろ?私が思う「中華そば」とは異なっていたが、「寸八が提唱するモダンな中華そば」と見て評価するならGoodではないかと。
万人ウケするかと言われると難しい気もするね。
【総括】牛伏寺に行くなら寄ってほしいラーメン屋
「日暈(ひがさ)」が提供する中華そばは、改良されたモダンな中華そばといったところ。
どこまでも素材にこだわり、スープを大事にしている点はお見事としか言い様がないよね。
まだ煮干しそばの醤油しか食べていないので総合的評価はつけられないけど、ひと通り食べてみてからまた本記事に追記しようと思っている。
牛伏寺に行くなら是非とも立ち寄ってほしいラーメン屋。
なんとも不思議というか、言葉で表現することが難しいので是非あなたの舌でご判断を。
あ、そうそう、店員さんのひとりが元サッカー日本代表の丸山さんにクリソツだったなw
ごちそうさまでした!