
学生が自作PCを手に入れるために、親を説得する方法が知りたい!これからお願いしようと思うけど、どんな感じでアピールすればいいのかわからない・・・。なんとか成功率の高い方法を知りたいです。
この記事はそんな悩みを解消することが目的。
本記事の内容
- 学生が自作PCを手に入れるために親を説得する手順
- 説得の成功率を高める方法
- 具体例の紹介(私の成功談)
私の自作PC歴は7年ほど。
学生時代から趣味用のデスクトップパソコンを何台も作ってきた。
しかし、お金があったわけではない。
この記事を読んでいるあなたと同様「いかにして親を説得するか」に悩んでいた。
何度も失敗する日々・・・。
そんな中、“将来性”をアピールしたところ、ついに成功した。
今回は、自作PCがほしい学生向けに「親を説得する方法」について解説する。
遊び道具ではなく必要な道具なのだと伝えられれば、意外にも成功率はupするよと。
学生が自作PCを手に入れるために親を説得する手順
いきなりだが、夢をぶち壊すことを言う。
親を説得することはけっして簡単じゃない。
入念なプランを立てて、確かなプレゼンをしないと失敗する。
まずは次の3点を明確にしてほしい。
あなたはなぜ自作PCが必要なのか?
- ①:なぜパソコンじゃないとダメなの?
- ②:スマホではダメなの?
- ③:自作PCから得られるメリットはいくつある?
焦ってはいけない。
上記3点を明確にすることは、親を説得するために必要な第一歩。この手順を無視して、感情論で訴えても失敗するだけだ。
では、それぞれを掘り下げていこう。
①:なぜパソコンじゃないとダメなの?
これは親がかならず質問してくるはず。
パソコンへの理解がある親御さんなら、簡単な説得でお金を出してくれるかもしれない。
しかし、アナログタイプの親御さんの場合は、自作PCの必要性をくわしく説明する必要がある。
ポイントは次のとおり。
- 1:この先はパソコンなしには生きていけない論
- 2:パソコンが使えないだけで不利になる論
- 3:ネットでの情報収集はもはや当然論
要するに「将来性」を訴えるということ。
あなたが働く年齢になったときを想定して、上記3点はめちゃくちゃ重要であることを親に伝えよう。
②:スマホではダメなの?
これも間違いなく質問されるはず。
スマホとパソコンの違いをわかりやすく説明し、キーボードを使用しないことには仕事で必須の「オフィスソフト(ExcelやWordなど)」を扱えないことを説こう。
なぜビジネスでパソコンが使用されるのかも説明すると尚良い。
③:自作PCから得られるメリットはいくつある?
親は自作PCから得られるメリットを聞きたがる。
それはどれだけパソコンが有益なのか知りたいからだ。
仮にあなたが自作PCを趣味目的で手に入れようとしていても、絶対に本心を言ってはならない。親は遊び目的とわかった時点で、資金提供をすぐさま断念するからだ。
だからこそ、メリットをまとめなければならない。
ポイントとしては次の3つ。
- ブラインドタッチができるようになる(仕事で有利)
- オフィスソフトを扱えるようになる(仕事で有利)
- 自作PCなら既製品よりもコストを抑えることができる(気を遣ってるアピール)
自作PCでなければならない落とし込みは、しっかりと行うべき。手間はかかるが、既製品との比較表を作成すると説得力は強まる。
なお、現在は自作PCを組むよりも、BTOで組んだ方が安上がりになることも。
手っ取り早く自分好みのマシンを入手できるので、十分に検討する価値はある。
説得の成功率を高める方法
手順①~③を明確にできたら、いよいよ入念なプランを立てるステップに移る。
ぶっちゃけると、親を説得するためのポイントは次の2点。
- ①:「将来性」
- ②:「有益性」
①は「自作PCを買ってもらうことで、将来(スキルの取得やビジネス)が輝くかもよ?」という訴え。
②は「自作PCは遊び道具ではなく、勉強やスキルアップに欠かせないものだよ?」という訴えになる。
上記2点をふまえて親を説得すれば、自然と成功率は高まるのだ。
そして、買ってもらった後のあなたの生活をイメージしやくするための補足説明も加えよう。
例えばこんな感じ。
- 自作PCに没頭しないことを約束する
- 親から購入条件を出されたらそれを厳守する
- 約束をやぶった場合は罰を受ける意思表示
上記3点もくわえて親を説得すれば、資金調達の可能性はグーンと高まる。
それでは具体的に説明しよう。
自作PCに没頭しないことを約束する
親が不安視するのは”購入後のあなた”だ。
- 自作PCばかりいじっていて勉強しない
- パソコンと向かい合う時間が増えた
- パソコンによって生活態度が悪化した
言うまでもないが、親はあなたがこのような状態になることを恐れている。
親を安心させるためにも、かならずPCと向き合う時間(ルール)を提示しよう。
親から購入条件を出されたらそれを厳守する
親は自作PCの購入条件(交換条件)を出すかもしれない。
それは十人十色なので予想できないが、資金を提供してもらう以上厳守が当たり前。親から出された条件は、紙にまとめて書き出しておこう。
紙を家の隅々に貼って、逃げない意思表示をするのもアリだ。
約束をやぶった場合は罰を受ける意思表示
親との約束をやぶった場合の罰も設定しておくと効果大。
親はあなたに対して、かなり厳しい約束をしてくるかもしれない。しかし、自作PCが欲しいなら何があろうとも約束は絶対。どんな罰でも受ける意思表示をしよう。
ここで気を重くしてはいけない。
人生なんて辛いことの連続なのさ・・・。
具体例の紹介(私の成功談)
それでは具体例を紹介しよう。
当時の私が親を説得した手順は次のとおり。
- ①:ブラインドタッチの重要性と将来性を説明
- ②:社会はPCなしには回らないと断言
- ③:PCの所持はメリットしかなく、将来に有利であることを説明
- ④:親との交換条件をのむ
- ⑤:既製品は高いから自作PCで良いとアピール
何度も言うが、親を説得するために欠かせないポイントは「将来性」と「有益性」。そして順序よくプレゼンすることが成功の秘訣となる。
人は何かを購入するとき、次のような段階を踏む。
- 注意
- 興味
- 連想
- 欲望
- 比較
- 確信
- 決断
これは「購買心理」。
注意が興味に変わると、適切なプレゼンをすることで確信になり決断となる。
購買心理をベースに、たしかな将来性と有益性をアピールできれば、親の出資は近づくということ。手順は重要なので、何度も何度もプランを練り直してほしい。
また、親は無駄遣いを恐れるので、自作PCを組むための各パーツの情報提示(写真や価格)はマスト。過去にネコババ経験がある場合は・・・親と一緒にシミュレーションできるBTOパソコンショップを使ってプレゼンするといい。

BTOショップは自分好みのパーツでカスタマイズ(シミュレーション)できるので便利
人は見えないものに興味を抱かない。
だからこそ、見える状態にして説得することが重要だ。
【総括】人にモノを買ってもらうことは簡単じゃない
正しい手順を踏み、たしかな方法を実践すれば資金調達は夢じゃない。
しかし、成功させるためにはそれだけの努力が必要になる。
何がなんでも自作PCを組みたいなら、その情熱を良質なプレゼンに変えないといけない。
本音を言うと、あなたが高校生ならバイトでお金を貯めて購入した方が早い。高校生にもなれば「好きなものは自分で買え」と言われるだろうし。
人にモノを買ってもらうということは、簡単なことではないのだ(商売の悩み)。
とはいえ、成功率はいくらでも上げられる。
この記事があなたの手助けになれば幸いだ。
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