長野県に見られる珍しい苗字(名字)10選 | 全国に30名しかいない「刺刀(しとう)」さんや「昼神(ひるがみ)」さんなどを紹介

長野県に見られる珍しい苗字10選 長野県のローカル情報
悩める学生
悩める信州人

全国には珍しい苗字をもつ方々が何人かいらっしゃいますが、ここ長野県での珍しい苗字(名字)について知りたいです。情報収集をしたいのでよろしくお願いします。

当記事はこんな疑問を抱えている方が対象。

長野県で珍しい苗字を10件調べてみたところ、結果は以下のとおりだ。

こちらの情報はマイナビニュースの調査結果によるもの。人によってはご近所さんもいれば、これまでに出会ったことすらない方もいるだろう。

当記事では、そんな長野県に見られる珍しい苗字を由来などの情報と共に10件まとめた。

かなりレアな苗字さんもいらっしゃるので、気になる方はぜひチェックしてみてほしい。

当記事の情報は正確性を追求すべく、苗字のデータベースといっても過言ではない「名字由来net」「日本姓氏語源辞典」を参照している。

記事の信頼性

  • 筆者は長野県出身で中信在住20年のWebライター
  • 長野県のあちこちで日々さまざまな経験と情報収集を重ねる(中信がメイン)
  • Twitterフォロワー:約6,300人

①:刺刀(しとう)

刺刀(しとう)は、全国に30人ほどしかいないと言われる非常に珍しい苗字。主に長野県、石川県、神奈川県に見られる。

苗字の別の読み方(呼び方)かみそり
苗字の由来中世における国領の管理などをまかされた職名や地名が姓氏となったといわれ「地頭」を起源とする説が有力か。
長野県での人数約10人

②:昼神(ひるがみ)

昼神(ひるがみ)は、全国に90人ほどしかない珍しい苗字。主に長野県、神奈川県、愛知県に見られる。

苗字の別の読み方(呼び方)
苗字の由来日本書紀の「日本武尊(ヤマトタケルノミコト)」の説話に由来。かつて峠を越える人々は蒜(ひる)を噛んでいたことから「蒜噛み」⇒「ヒルガミ」⇒「昼神」と呼ばれる様になったといわれている。
長野県での人数約60人

③:御小柴(みこしば)

御子柴(みこしば)は、全国に約2,200人しかいない珍しい苗字。主に長野県、東京都、神奈川県に見られる。

苗字の別の読み方(呼び方)ごししば
ごこしば
おこしば
おこし
みもこしば
みねしば
みこし
苗字の由来発祥は当時の信濃国上伊那といわれており、近年は長野県伊那地域に多数みられる。神子柴氏との関連が強い。
長野県での人数約1,200人

④:伯耆原(ほうきばら)

伯耆原(ほうきばら)は、全国に260人ほどしかいない珍しい苗字。主に長野県、千葉県、埼玉県に見られる。

苗字の別の読み方(呼び方)
苗字の由来信濃(現在の長野県)が起源と言われ、近年では長野県の上伊那郡箕輪町中箕輪に集中してみられる。
長野県での人数約90人

⑤:粟津原(あわづはら)

粟津原(あわづはら)は、全国に280人ほどしかない珍しい苗字。主に長野県と東京都に見られる。

苗字の別の読み方(呼び方)あわつはら
あわずはら
苗字の由来信濃(現在の長野県)が起源と言われ、近年では東筑摩郡朝日村に集中してみられる。なお、具体的な出自はあきらかになっていない。
長野県での人数約220人

⑥:牛尼(うしあま)

牛尼(うしあま)は、全国に300人ほどしかいない珍しい苗字。主に長野県、東京都、神奈川県に見られる。

苗字の別の読み方(呼び方)
苗字の由来釈迦の尊称「釈迦牟尼」の牟が含む「牛」と「尼」から称したと言われている。長野県茅野市豊平が本拠とされており、一説によると「牛に引かれて善光寺参り」が由来とも。
長野県での人数約170人

⑦:善財(ぜんざい)

善財(ぜんざい)は、全国に350人ほどしかいない珍しい苗字。主に長野県、東京都、神奈川県に見られる。

苗字の別の読み方(呼び方)
苗字の由来南北朝時代、兵士が長野県下伊那郡大鹿村にあった「大河原城」に籠城するも、兵糧が乏しい中で財産を蓄えたことが由来と言われている(皇族である宗良親王が名付けた)。
長野県での人数約240人

⑧:砥石(といし)

砥石(といし)は、全国に350人ほどしかいない珍しい苗字。主に長野県、神奈川県、福島県に見られる。

苗字の別の読み方(呼び方)とぎやま
苗字の由来刃物をみがく砥石が由来といわれている。戦国時代・安土桃山時代には、長野県上田市住吉に戸石城(別名:砥石城)があった。
長野県での人数約150人

⑨:笹平(ささひら)

笹平(ささひら)は、全国に700人ほどしかいない珍しい苗字。主に長野県、鹿児島県、東京都に見られる。

苗字の別の読み方(呼び方)ささだいら
苗字の由来信濃国水内郡笹平村(現在の長野県)が起源といわれ、近年では長野県をはじめ、鹿児島県鹿児島市に多数みられる。
長野県での人数約160人

⑩:金箱(かねはこ)

金箱(かねはこ)は全国に800名しかいない珍しい苗字。主に長野県、東京都、埼玉県に見られる。

苗字の別の読み方(呼び方)ささだいら
苗字の由来信濃国水内郡笹平村(現在の長野県)が起源といわれている。
長野県での人数約270人

長野県に多い苗字

なお、長野県に多く見られる苗字は以下のとおり。

詳細は上記ツイートのリプ欄をご覧いただければと思うが、小林さんは長野県民からすると近所または身近に必ずいる存在のようだ。

とはいえ、私なんぞは小林さんが1位と言う感覚は未だにもてない。無論、小林さんが多いことは理解しているし、ランキング上位であることもわかるのだが・・・。

長野県中信地方の各市町村における名前の由来

中信地方に限定した記事ではあるが、同地方における市町村の由来をしらべた記事は以下のとおり。

長野県中信地方の各市町村における名前の由来を調べてみた
普段から特に考えることもなく口にする「地域名」。 ここ長野県中信地方にはいくつかの市町村・地域名があるけど、あなたはその由来について考えたことはあるだろうか? 中信地方にある各市町村の名前の由来ってご存知? なぜ「塩尻」「白馬」と呼ばれてい...

珍しい苗字をインプットするのと同様、市町村の地名における由来を知るのも実におもしろい。

まとめ

長野県にみられる珍しい苗字についてまとめた。

当記事では10件の苗字を厳選したが、実は他にも珍しい苗字が存在する。これに関しては、ぜひ「名字由来net」や「日本姓氏語源辞典」などを活用して自身でしらべてみてほしい。

苗字はこちらが思っているよりも奥深く面白いものだ。

 名字についてガッツリ把握したい人向け


【あわせて読みたい】長野県関連のおすすめ記事一覧

コメント

タイトルとURLをコピーしました