【日帰り観光】上田市「別所温泉」で仏閣巡り

別所温泉駅 長野県のローカル情報
気取らず昔ながらのローカル駅といった印象の「別所温泉駅」

信州人でありながら、長野県のことをまだまだ知らないと痛感するけふこの頃…。

今日もまたそのひとつを消化しようと、上田市にある信州最古の温泉「別所温泉」へ。

とはいえ、今回の目的は温泉ではなく仏閣巡り

正直なところ、上田市すらまともに行ったことがないので不安要素はいくつかあった。しかし、別所温泉の渋すぎる仏閣、ご当地グルメ「美味だれ焼き鳥」を思い浮かべたらワクワクドキドキが勝ったのよねw

ということでこの記事では上田市「別所温泉」の日帰り観光をまとめてみる。

記事の信頼性

  • 筆者は長野県出身で在住歴20年の企業メディアライター
  • 長野県のあちこちで日々さまざまな経験と情報収集を重ねる(中信がメイン)
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松本駅から電車に揺られること2時間

篠ノ井駅から見た駅前交差点

篠ノ井駅前の交差点

 

2019年5月、上田市「別所温泉」を目指すべく早朝の松本駅へ向かう。

到着後、「JR篠ノ井線・長野行」へ乗り換え。篠ノ井駅を目指す。

車窓から風景を楽しもうと思っていたが爆睡してしまい、気が付けば到着5分前だった(アラームで起きた)。篠ノ井駅を降りてお次は「しなの鉄道・小諸行」に乗り換え。上田駅を目指す。

電車に揺られることおよそ1時間、上田駅に到着。はじめて降り立つ地だったが、割とすんなり受け入れられた。

上田駅

大河ドラマ「真田丸」の影響が濃い「上田駅」

 

こんなことを言っちゃなんだが、想像していたよりも随分と都会でビックリしたわ。

街並みはどこか松本駅前に似ていたりしてなんだか不思議な気分。勝手に親しみを覚えたもんだから駅前周辺をじっくり散策したくなる・・・。がしかし目的地は「別所温泉」なのでガマンして「上田電鉄別所線」に乗り換えた。

道中はのどかな田舎風景。

なんていうのかな、大人になって忘れてしまった”大切な何か”を気づかせてくれるような表現しようのない感覚になったんだよね。なんでもその風景の一部は映画「千と千尋の神隠し」のあるシーンで参考にされたんだとか(ごめんなさい、ジブリ系を見ないのでよくわからない)。

車窓から眺めに癒されまくっていると、約30分で「別所温泉駅」に到着した。

 

信州最古の温泉、そして信州の鎌倉と呼ばれる「別所温泉」

別所温泉駅

「別所温泉駅」

 

別所温泉駅に到着してまず驚いた(感動した)のは、はかま姿の駅員さんがお出迎えしてくれたこと。

なにこのニンマリ仕様w

駅は趣のある風貌でこじんまりとした印象。これぞTHEローカル駅と言った感じだね。

当初は大河ドラマ「真田丸」効果でもっと派手になっているものと思っていたが、ありのままの姿で迎え入れてくれた。

ホントはゆっくりその風貌を楽しみたかったんだけど日帰りなので目的の仏閣巡りへと急ぐ。

別所温泉には仏閣が点在しているが、今回は「湯かけ地蔵」「北向観音」「安楽寺」「国宝 八角三重塔」に限定

まずは「湯かけ地蔵」を目指す。

駅から10分ほど歩く(上る)と、さまざまな店舗が姿を現した。

まず魅了されたのは「北向観音の門柱」

北向観音の門柱

ゲキ渋な北向観音の門柱

 

いや~さすが信州の鎌倉と呼ばれるだけある。実に奥深い。

これを見ない・知らないままあの世に逝かなくてよかったよ・・・。

「仲見世通り」も当時にタイムスリップしたかのよう。

仲見世通り

「仲見世通り」

小川

湯川もまた渋いねえ

 

まだ序の口なんだけど、すでに魅了されちまったよ。別所温泉ゴイスーだなあ・・・・。

 

と、見とれている暇はない。

次の目的地「湯かけ地蔵」へと向かう。

 

湯かけ地蔵

湯かけ地蔵

「湯かけ地蔵」

 

「湯かけ地蔵」へ到着。

非常に可愛らしいお地蔵様が出迎えてしてくれた。

ここまでの道中はなかなかの坂道。なのでやや疲れたけどそれもその顔を見たら吹き飛んだわ。

おまけにすぐそばには屋根付きの足湯施設があるのでリフレッシュタイムを設けられる。が、私なんぞは大の汗っかき。足湯に浸かろうものなら汗まみれになるので遠慮した(時間に余裕がないのもあるけど)。

とはいえ、喉が渇いたので近くにあるパン工房「まるふじ」でパンとジュースを購入。

旨い。ほかのパンも食べてみたい。

ちょっとだけベンチで休憩し「北向観音」へ向かう。

 

北向観音(常楽寺)

北向観音

感動しすぎて言葉がでないほど渋い「北向観音」

 

今回の日帰り観光でもっとも期待していた「北向観音」に到着。

それは予想どおり立派だった。

もうね、感動して涙ぐんじゃったわ・・・・。

存在感がきわめて強いし、画になるところばかりだし。その様に圧倒されて立ち尽くしちゃうんだよね。

仏閣がもつ魅力とその歴史をガッツリ堪能できたわ。

鐘楼と梵鐘

鐘楼と梵鐘

愛染堂

愛染堂

温泉薬師瑠璃殿

温泉薬師瑠璃殿

 

規模はそこまで大きくないけど、建物すべてが個性を持っているので大きく見えるんだよね。

こりゃあ想像していた以上の仏閣だ。

初詣は混み合うらしいが、是非とも冬の北向観音も見たいと思った。

 

「安楽寺」~国宝「八角三重塔」

安楽寺の参道

安楽寺の参道

 

最後に向かうは「安楽寺」「国宝 八角三重塔」

境内は天然のエアコン(木々の影響)ががっつり効いていた。

参道を抜けると「安楽寺」が姿を現す。

不覚にも安楽寺を撮り忘れてしまったので、別所温泉公式HPから写真をお借りする。

安楽寺

安楽寺 image:別所温泉公式HP

 

本堂は非常に美しかった。周囲を取り囲む木々にもウットリしたなあ。

全体的によく整備されていて品の良さが伺えたね。

そしてラストの国宝八角三重塔」へ。

本堂脇の入口で入場料300円を払う必要があるけど、国宝を見られるならどうってことない。

塔までの道はやや険しいが癒される割合のほうが大きい。

八角三重塔への道

八角三重塔への道

 

どこか汚れのない空間を歩いている感覚になった。

数分ほど登るとそれは姿を現した。

八角三重塔

国宝「八角三重塔」

 

いやいや、当時この技術なのッ?!その模型のように繊細な造りに驚愕した。

これは文句なしの国宝だわ。

その素晴らしさは写真や動画では伝わらないと思う。実際に眺めてはじめて魅力がわかると思うね。

 

いや~大満足の仏閣巡りだった。

京都や鎌倉に行かずとも日帰り観光でここまで感動できるとは・・・。

温泉や宿泊も兼ねた観光だったら、もっと幸せになれるねこれ。

 

安楽寺のパンフレット

上の写真があまりにもお粗末だったので、安楽寺のパンフレットのスキャンを掲載しておく。

安楽寺パンフレット表

安楽寺パンフ表

安楽寺パンフレット裏

安楽寺パンフ裏

 

パンフレットはあくまでパンフレット。

実際に国宝を見ることが重要だぜ。

 

【総括】最後は上田市のご当地グルメ「美味だれ焼き鳥」で〆

美味だれ焼き鳥

上田市のご当地グルメ「美味だれ焼き鳥」

 

仏閣巡りを満喫した後は上田駅へ戻って「ちょい飲み」をば。

以前から気になっていた上田市のご当地グルメ「美味だれ焼き鳥」を食べずに帰れるかってことでね。

向かった焼き鳥屋はディープなところだったが店名を忘れた・・・・(限度を超えて飲んだもんだから酔いすぎて覚えていない)。汗

けど、品質も味もお見事で大満足だったね。

美味だれ焼き鳥

その時食べた上田市の焼き鳥

 

旨かった~!!
日帰りじゃなかったらもっと堪能できたのになあ。

残りたいという感情に喝を入れ、終電から数本前の電車に乗って帰路についた。

上田市そして別所温泉よ、沢山の感動をありがとう!!

いろいろと落ち着いたらまたお邪魔させてもらうよ。

 


 

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