稀に良い意味で<特長をつかめない飲食店>が存在する。
例えば、ピザやパスタがメインメニューなのに店舗の風貌はアメリカンレストランそのものだとか。インド料理店っぽいのに中華料理の提供比率が高いだとか。
今回レポートするのは、まさにそんな雰囲気を味わえる松本市筑摩のレストラン「シアトル」だ。
【新記事】
「【松本市】伊なのに米?レストラン「シアトル」の魅力」
をupしましたよっと。ピッツァとパスタがメインのイタリアンなのに店名はシアトル…。店内もまたアメリカの要素が感じられる不思議な空間。
が、シェフ特製の料理はガチなんだぜ!#シアトル#松本市https://t.co/IvYQQUTpP6
— ショギョウムジョウ | 信州の飲兵衛ブロガー (@shogyomujo_n) March 16, 2020
シアトルの特徴
- アメリカンなエッセンスを含んだレストラン
- でもイタリアンなエッセンスも含んだレストラン
- ステーキからピザ・パスタまで様々なメニューを楽しめる
- シェフのこだわりメニューは大人気
- 老若男女が訪れる松本市筑摩の名店
提供される料理は見た目も味も◎
何から何まで個性的な空間のなかで、至福の時を味わうことが可能だ。
当記事ではそんな「シアトル」の食レポをまとめる。
イタリアンとアメリカンが融合した松本市筑摩の人気レストラン
シアトルは松本市筑摩1丁目にあるピッツァ・パスタ・ステーキをメインに提供するレストラン。場所としては「ライフスクエアCOMO庄内」のすぐ近くだ。
MAP
店舗の規模は一般的なレストランチェーン店と同等くらい。その外観は何を専門にした飲食店なのか判断しづらいが、店名を見るとさらに混乱してしまう。
「シェフ自慢のピッツァとパスタと石焼ステーキの店 シアトル」
おいおい・・・イタリアンなのかアメリカンなのかどっちなんだいッ?!!
なかやまきんに君ばりにツッコミたくなるが、料理も店内もしっかりしているのでどうか安心してほしい。
そんなシアトルの店内はクラシックなアメリカと言った印象。
レトロ感はもちろんジャズバーのようなテイストもあるし、言葉では表現できない独特の空間。それでも店内は落ち着いた雰囲気なので、ストレスなく飲食できる。
座席はカウンター・テーブル・ソファー・テラスなど充実。座間はややキツめだが、大人数を収容できるレストランだ。
客層はジジババから若い子までさまざま。
特に多いのは女性の2組以上だが、時期によっては学生や会社員の団体も利用する。
このようにシアトルはかなり独特だが、シェフのこだわり料理を食べればイタリアンだろうがアメリカンだろうがそんなことはどうでも良くなる。つまりはウマウマな料理が頂ける人気レストランというわけだ。
旧店舗は松本市城東で営業していた
シアトルは松本市筑摩1丁目で営業しているが、以前は松本市城西のこまくさ道路沿いで営業していた。
こまくさ道路付近のMAP
移転理由は耐震性の問題。
旧店舗は多くの人々から愛されたが、22年間の歴史にピリオドが打たれた。
ということで、旧店舗時代からしばらく足を運んでいない方は新店舗のインプットをよろしゅう。
シアトルのメニューラインナップ
シアトルのメニューラインナップは充実している。
ピザ・パスタなどのイタリアンメニューをはじめ、ステーキ・ハンバーグなどの肉料理まで幅広く提供。外観からは何の専門店なのか区別しづらいけど、メニューを見ればイタリアンをメインにしたレストランだと認識できる。
ランチメニュー
ランチメニューはパスタが圧倒的な人気をほこる。
シアトルとしてもパスタを推している印象を受けた。
グランドメニューはこんな感じ。
パスタ・ごはんものメニュー
ピッツァ・ステーキメニュー
シアトルはイタリアン寄りではあるものの、定番メニューは「石焼きステーキ」だったりする。
無論ピザやパスタも人気メニューだが、シアトルに興味を持って入店する人の多くは石焼きステーキを注文することが多いみたい(口コミや食レポを参考)。
続いて、ドリンク・デザートメニューはこんな感じ。
シアトルはデザートメニューが豊富なので、レストランではなくカフェとして利用することも可。特に女性の2人組以上の客はお茶を楽しむ傾向にある。
ちなみにランチパーティーメニューもあり。
1人あたり1,700円は安い。
その影響かパーティーメニューを利用する人はけっこう多い。
そしてワインメニュー。
シアトルはイタリアンというだけあって、アルコールメニューの主軸はワイン。特長がわかりやすく記載されている点は非常にありがたい。
したがってシアトルでは昼飲みも可。
ただし、バーのように呑んだくれると完全に浮くので注意すべし。
このようにシアトルのメニューは豊富。ラインナップを眺めていると、個性的なものからオーソドックスなものまで様々だ。なかには「シェフ特製」や「シェフ自慢」といった料理もあり、そのこだわり具合は想像以上である。
【関連記事】手作りピッツァのおすすめ店「pizzeria-alto-palazzo(アルパラ)」
【食レポ】石焼きステーキ&カレーセット
食レポするメニューは「石焼きステーキ&カレーセット」。
まずは石焼きステーキから。
ステーキはレアの状態で届けられる。
あとは好みの焼き加減になるまで石で焼いて食べるのみだ。
肉質は柔らか過ぎず適度な弾力がありジューシー。
特製ソースが肉の旨味を演出し、上品さをもたらしてくれるのよな。
見てよし食べてよし。
さらに焼き加減を調整できるので満足感はきわめて高い。
きっとこれもシェフのこだわりの現れなんだと思う。
ただ全体的にボリュームは少なめ。
女性にはちょうどいいかもしれない。
そしてセットの「カレー」。
味わいはクセが一切なくシンプルな印象。
甘さに頼らずスパイスを適度に効かせてたタイプのカレーだ。
こちらも上品さを持ったメニューかと。
けっしてえ万人ウケするカレーではないけど私は好みだった。
タイプは異なるけど同じ雰囲気だと、SO BAR保科のスパイスカレーが思い浮かぶね。
こちらもボリュームは控えめ。
もうちょっとライスが欲しかった。
とはいえ、石焼きステーキ&カレーセットは大満足。
ステーキとカレーそれぞれからシェフのこだわりが感じ取れた。
【まとめ】シアトルは店名こそアメリカンだけどメニューはほぼイタリアン
シアトルはまさに「シェフ自慢のピッツァとパスタと石焼ステーキの店」だった。
安いレストランのような利用はできないけど、料理はウマウマだし店の居心地はバツグン。コストに納得できるならきっと幸せな時間を過ごせると思う。
何よりシェフ特製の料理が食べられて入店しやすいので、イタリアンが好きな人や石焼ステーキを食べてみたい人にはおすすめかと。
店名はアメリカンだけどメニューラインナップはほぼイタリアンなので、これまで誤解していた人もぜひアクセスしてみてほしい。
生パスタが好きで好きで仕方ない人向け
シェフ自慢のピッツァとパスタと石焼ステーキの店「シアトル」
- 営業時間:
ランチ:AM11:30~PM02:45(L.O PM02:00)
ディナー:PM05:30~PM10:00(L.O PM 09:30) - 定休日:
毎週火曜日
第一・第三月曜日
祭日の場合次の日 - 住所: 長野県松本市筑摩1丁目18−7
- TEL:0263-31-6102
- 座席:60席
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