松本市には昭和レトロを感じさせる飲食店がいくつか存在する。なかでもその雰囲気に長時間浸れるのは「喫茶店」。ノスタルジックな空間のなかで楽しむ飲食は格別だ。
今回レポートするのはそんなノスタルジックな喫茶店『八十六温館(やとろおんかん)』。
【新記事】
— ショギョウムジョウ | 信州の飲兵衛ブロガー/ライター (@shogyomujo_n) April 3, 2020
「【松本市】喫茶室「八十六温館」のノスタルジックな空間に魅了された話」をupしました。
店がもつ歴史と松本民芸家具がもつオーラに満たされた、言葉では言い表せない極上レトロが堪能できる喫茶店。
ここのクリームソーダで泣いたわw#八十六温館#松本市https://t.co/SEBFMrO8vr
八十六温館の特徴は次のとおり。
- 松本市で有名なホテル花月1階にある喫茶店
- 松本民芸家具でまとめられた空間はTHEノスタルジック
- 喫茶だけでなく様々なメニューを堪能できる
- 夏季限定のかき氷は大人気
- ちょい呑みにも最適
美しい松本民芸家具で統一された店内は唯一無二。
ゆっくり流れる時間のなかで、至福の時を味わうことができる。
当記事では『八十六温館』についてまとめてみる。
「松本ホテル花月」1Fにあるノスタルジックな喫茶店
八十六温館(やとろおんかん)は、松本市大手4丁目「松本ホテル花月」1Fにある喫茶室。「八十六(やとろ)」の由来は、コーヒーを淹れる際に86度のお湯を使用することから。
MAP
八十六温館は明治20年創業。店内は唯一無二の美しさをほこる松本民芸家具で統一され、まるで昭和時代の喫茶店にタイムスリップしたかのよう。
このレトロとオシャレが見事に融合している様子がたまらない。
このように松本民芸家具はノスタルジックな空間を作り上げる重要なファクター。家具からはオーラのようなものも発せられている気がする。
いずれにしても八十六温館がもつパワーは計り知れない。
テーブルひとつにしたって存在感ありありだからね。
そんな激シブな八十六温館は松本ホテル花月1Fに店を構える。したがって客層は松本観光にやってきた方々がメイン。とはいえ、地元の老若男女もよく愛用する喫茶店だ。
ここに入店する度に思う。
「こんな贅沢な空間に身を置けるなんて幸せすぎる」と。
八十六温館のメニューラインナップ
八十六温館のメニューラインナップはシンプル。
提供される料理は時間帯によって異なるが、ドリンクとスイーツはオールタイム提供される。
八十六温館のメニュー
モーニングメニュー(7:00~10:00)は4種類。
- ①:「アメリカンブレックファスト」
☞トーストに目玉焼き、サラダ、コーヒーがセットになっている - ②:「トースト各種(バター、小倉、シナモン)」
- ③:「たまごサンドイッチ」
- ④:「モーニングカレー」
ランチメニュー(11:00~14:00)は6種類。
- ①:「花月生まれのハッシュ・ド・ビーフ」
- ②:「やとろのワンプレートランチ」
- ③:「季節のちらし」
- ④:「季節のホテルカレー」
- ⑤:「季節のパスタランチ」
- ⑥:「たまごサンドイッチ」
ディナーメニュー(17:00~19:30)は2種類。
- ①:「ローストビーフサラダ仕立て」
- ②:「ローストビーフ丼」。
なお、「欧風ビーフカレー」と「たまごサンドイッチ」の2種類は14:00から営業終了までラインナップに加わる。
以上が八十六温館の軽食メニュー。
その他メニューはドリンク・スイーツのみ。喫茶店ならではの定番メニューからこだわりと個性があふれるメニューまでさまざまなものが用意されている。
夏季限定の日替わり「かき氷」も人気メニュー
八十六温館は季節限定メニューも提供している。
その代名詞が夏から秋にかけて提供される『かき氷』だ。
あ、もうはじまってたのね!
— ショギョウムジョウ | 信州の飲兵衛ブロガー/ライター (@shogyomujo_n) June 26, 2020
カキ氷に目がない皆さん、八十六へどうぞ pic.twitter.com/2FkUY2Pvoj
人気メニューは抹茶と桃。
白玉・わらび餅が添えられていて見た目が非常に美しい。
八十六温館は洋のエッセンスがきわめて強い喫茶室。
それはグランドメニューを見れば一目瞭然だ。
だからこそかき氷はレアなメニューと言っていい。
夏に贅沢なかき氷を食べたいならおすすめだ。
【食レポ】「クリームソーダ」「欧風ビーフカレー」の2メニュー
食レポするメニューは次のとおり。
- ①:クリームソーダ
- ②:欧風ビーフカレー
上記に加えて、ちょい呑みの模様もまとめた。
それではレポートしていく。
①:クリームソーダ
私は大のクリームソーダ好き。
喫茶店のドリンクといったらクリームソーダ以外に選択肢はない。
喫茶店といったら誰もがコーヒーを定番に挙げるだろう。
がしかし、私はコーヒーが好きではないのだ(爆)。
したがって私は八十六温館であろうともクリームソーダを注文する。こいつを飲むと小さい頃に連れて行かれた様々な喫茶店を思い出すのよね。
八十六温館のクリームソーダ
ホントね、ここのクリームソーダを飲むと小さい頃に感じた昭和時代を思い出すので、気が付くと泣いてたりするのよね(いい歳したおっさんがクリームソーダ飲みながら涙は草)。
八十六温館のクリームソーダはけっして特別ではない。
どこでも味わえるクリームソーダだ。
しかし八十六温館で味わうクリームソーダは、店内のノスタルジックな空間が影響しているのか、良き時代に連れていってくれる。
だから、ゆっくりと味わうことが多い。
②:欧風ビーフカレー
八十六温館の欧風ビーフカレーもまた古き良き時代を連想させてくれるメニューのひとつ。シンプルながらも味に奥深さがあるカレーだ。
八十六温館の欧風ビーフカレー
一言で表現するなら「クラシックなカレー」。
ややスパイシーなんだけど、それぞれの要素が主張しすぎず一定のラインを保っている印象。
ルーは程よいとろみで、煮込まれた肉が良いアクセントになっている。
その味わいは八十六温館のノスタルジックな空間とのシンクロ率9割くらい。あらためてコンセプトがしっかりしている店舗だなと思う。
なお、懐かしさという意味ではキッチン南海のカレーと似ているかも。
私は八十六温館の欧風ビーフカレーをこよなく愛している。
【番外】八十六温館はちょい呑みもできる
八十六温館はあくまでコーヒーとソフトドリンクをメインに提供する喫茶店。
つまり、アルコールに対するこだわりはほぼない。
それでもアルコールがいくつかラインナップされているので、ノスタルジックな空間のなかで1杯なんて思ったときはおすすめだ。
地ビールで一杯
ちなみにアルコールメニューはこんな感じ。
八十六温館のアルコールメニュー
ラインナップされているアルコールはビールをはじめ、松本クラフトビール、シャンパン、ワインの4種類。種類は少ないものの、この空間で呑めるというだけでもありがたいかな。
ちなみに八十六温館で飲むビールは格別。
とはいえ、グイグイ飲むような場所ではないので1杯に止めよう。
【まとめ】八十六温館は写真映えすること間違いなしのノスタルジックな喫茶店
八十六温館のノスタルジックな雰囲気にはいつも圧倒される。
これは店がもつ歴史と松本民芸家具がもつ寛容さがそうさせているのだろう。
店舗は完全なる昭和レトロではないものの、雰囲気と家具によるパワーは想像以上。レトロ厨や昔ながらの喫茶店を好む方にはたまらないはずだ。
少しでも気になったのなら、ぜひ足を運んでほしい。
昔ながらの喫茶店が好きで好きで仕方ない人向け
松本ホテル花月1F 喫茶室「八十六温館」の詳細
- 営業時間:7:00~20:00
- 定休日:-
- 住所:長野県松本市大手4丁目8-9
- TEL: 0263-32-0114
- 座席:-
- 駐車場:ホテル専用駐車場あり
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