【松本市】時代遅れの洋食屋「おきな堂」の料理と空間を堪能する

【松本市】時代遅れの洋食屋「おきな堂」の料理と空間を堪能する 食レポ
ショギョウムジョウ

ノスタルジックな空間。使い古されたレトロなテーブルとチェア(ソファ)。一貫した営業スタイル。

松本市の芸術と文化、そして洋食へのこだわりが詰まった店舗こそ時代遅れの洋食屋「おきな堂」である。

市内にはたくさんの洋食店が存在するが、昭和レトロを代表する店舗は間違いなくここ。誰もが松本駅前で有名もしくは人気の洋食店といったら“女鳥羽川のおきな堂”と答えることだろう。

この記事ではそんな松本市内を代表する洋食店、時代遅れの洋食屋「おきな堂」の魅力をまとめてみる。

女鳥羽川沿いにある老舗の洋食店+喫茶店

女鳥羽川沿いにある時代遅れの洋食屋「おきな堂」

時代遅れの洋食屋「おきな堂」は女鳥羽川沿いにある

 

時代遅れの洋食屋「おきな堂」は松本市中央2丁目、ナワテ通りの「四柱神社」前にある橋を渡った目の前にある老舗洋食&喫茶店。

その歴史は古く、かつては松本上土通りの菓子店「翁堂」の一部だった(翁堂喫茶部)「翁堂」と「おきな堂」がよく勘違いされる(名称が同じのため)理由はそのため。駅前には現在も「翁堂喫茶室」があるけど、時代遅れの洋食屋「おきな堂」は昭和8年に独立した店舗なのだ。

店舗は2階建ての趣のある風貌をしており、店内は昭和レトロを感じる極上の空間が広がっている。

店内

ひとつひとつの家具が良い味を出している

 

昔ながらの洋食屋「おきな堂」はただレトロってわけじゃないんだよ。レトロに加えて気品があるのでいつだって満足いく利用ができる。ストレスなく食事もお茶もできるから、ナワテ通りや中町通り近辺でゆったりしたい時には間違いない店舗。アルコールも置いているから極上の昼飲みも実現できる。

メニューラインナップは独立当初からの看板料理であるカレー、ハヤシライス、ポークソテーや、定食、丼、各種ドリンク、デザートという構成。当時からの味を守りながらもイタリアンメニューも導入するなど、新たなエッセンスも加えている(平成10年、イタリアのシェフ・ロベルト氏の指導を受ける)。

ホントね、ここの洋食はすべてマイルドでやりすぎない味付けなんだよね。だからしつこくないし飽きが来ない。現代風の味に合わせることもできるんだけどその点は鉄の心なんだろう。独自のスタイルを貫き通していると思う。

このスタイルこそが多くの松本市民を魅了する要因。

2階席から女鳥羽川・四柱神社を眺めながら食べる名物の「バンカラカレー」は最高だぜ。

ここでしか堪能できない料理と空間があるわけよ。

 

昔懐かしいメニューがいっぱい

メニュー

意外にもメニューラインナップは豊富

 

時代遅れの洋食屋「おきな堂」のメニューラインナップは想像よりも多い印象。どちらかというと喫茶店寄りのイメージがあるので、ラインナップはそれなりと思ってしまうのだが、いざメニューを手に取って確認すると多いんだなこれが。

定食メニューはこんな感じ。

・おすすめポークステーキ(安曇野・三澤農場) 1,800円
・ポークステーキ 1,600円
・ビーフステーキ 2,700円
・ビーフカツ 1,600円
・ロースカツ 1,450円
・フィレカツ 1,450円
・煮込みハンバーグ 1,450円
・メンチカツ 1,000円
・コロッケ 800円

 

続いて丼メニュー

・ビフテキ丼 1,650円
・ロースカツ丼 1,150円
・フィレカツ丼 1,150円
・チキンカツ丼 850円

 

ハヤシソースメニュー

・ボルガライス(オムライス+ハヤシソース+チキンカツ) 1,500円
・ハヤシライス 1,200円
・オムライス 980円
・オムハン(オムライス+煮込みハンバーグ) 1,500円
・ハヤシハンバーグライス 1,500円
・ハーフ&ハーフ(カレーとハヤシ両方楽しめます) 1,200円

 

カレーソースメニュー

・カレーライス 850円
・ロースカツカレー 980円
・フィレカツカレー 980円
・コロッケカレー 800円
・ハンバーグカレー 1,150円
・メンチカツカレー 1,150円
・バンカラカツカレー(チキンカツ) 700円
・大バンカラカツカレー(大盛) 900円

 

スパゲッティメニュー。

・ナポリタン(自家製ベーコン、ピーマン、マッシュルーム) 950円
・カルボナーラ(自家製ベーコンと卵のクリームソース) 1,000円
・ペペロンチーノ(ニンニク、唐辛子、オリーブオイル) 1,000円

 

この他にサンドウィッチとサラダメニューが用意されている。食事で利用するのはもちろん、喫茶店として利用したときに小腹を満たしたいならサンドウィッチやサラダがおすすめ。

ドリンクメニューはこんな感じ。

・珈琲
・紅茶
・ジュース
・その他ドリンク

・アルコール

 

珈琲とは言ってもカフェオレやカプチーノもあるし、紅茶も種類が豊富。ジュースもりんご、オレンジ、レモン、トマト、その他ドリンクはミルク、ココア、ジンジャーエールなどが用意されている。アルコールもきっちり用意されているから昼も夜も楽しめるぜ。

ハイネケンで1杯

おきな堂で飲むハイネケンはなぜか旨い

 

そして喫茶店といったらデザートメニューよね。

手作りデザート

プリン 400円
パンナコッタ 400円
レアチーズケーキ 400円
ベイクドチーズケーキ 400円
パウンドケーキ 400円
本日のデザート 400円

スペシャルデザート

アイスクリーム 300円
プリンアラモード 500円
珈琲フロート 600円
フルーツパフェ 700円
チョコパフェ 700円

 

洋食メニューはもちろんだけど、ここのデザートを目当てにやってくる人も多いんじゃないかな(特に女性)。モダンなカフェのスイーツもいいけど、昔懐かしい味わいのデザートも素晴らしいお。

 

おすすめは「カレー」「ハヤシ」「ビフテキ丼」!

ハンバーグカレー

「ハンバーグカレー」1,150円

 

私が時代遅れの洋食屋「おきな堂」でおすすめしたいメニューは次の3種。

1)カレーソース
2)ハヤシソース
3)ビフテキ丼

 

まあ、ベタなおすすめメニューとしては「バンカラカレー」になるんだけど、純粋にあなたが食べたいと思ったそれを注文すればOK。だからこれから紹介する3種はあくまで参考にしていただければOK。

カレーソースで個人的におすすめしたいのは「ハンバーグカレー」。懐かしさを感じる洋食店ならではのハンバーグとカレーが一緒になったウマウマメニューなわけよ。ルーは非常にマイルドなので誰もが食べやすい味付け。味こそ異なるものの、今はなき「デリー」のカレーとちょっとだけ雰囲気が似てるかな。

ハヤシソースなら「ボルガライス」がおすすめだね。

ボルガライス

「ボルガライス」1,500円

 

味わい深く濃厚なハヤシソースとオムライス、チキンカツが一緒になった欲張りメニュー。昔懐かしのウマウマな洋食を腹いっぱい食べて満足度を高めたいならこれかな。一挙に3メニューを食べられるのはありがたいね(これ一品でおきな堂のメニューの傾向を把握できる)。

最後に「ビフテキ丼」もおすすめしたい。

ビフテキ丼

「ビフテキ丼」1,650円

 

中央にレモンが載るかわいさと懐かしさを感じるこの仕様がたまらない。味付けは非常にシンプルで塩コショウがメイン。余計な味付けをしない時代遅れの洋食屋「おきな堂」ならではのメニューだね。

正直なところ、おすすめメニューは他にもあるんだけどよく注文するのはこの3点かな。スパゲッティもウマウマなので気分によって選ぶといい。

なお、テイクアウトもあるので興味がある人は是非。

 

【総括】時代遅れの洋食屋「おきな堂」をとことん満喫せよ

時代遅れの洋食屋「おきな堂」は料理と空間を満喫するに最高の飲食店。ノスタルジックな空間のなか、昔懐かしの料理を食べたらガチで幸せになれるよ。

ただ、コストは見てのとおりなかなかの設定なので、どこまでもコスパ重視という人には向かない。

それでもさ、お金もないだろうに大好きな彼女のために奮発する男子高校生もいたわけさ。それをみたとき、微笑ましくなったね。世の中捨てたモンじゃないなって。

てなことで時代遅れの洋食屋「おきな堂」はお値段以上の何かが得られること間違いなしだよ。

 

時代遅れの洋食屋「おきな堂」

営業時間

ランチ:11時00分~15時00分
ディナー:17時30分~20時30分

定休日:第2・4水曜日,12月29〜31日

住所長野県松本市中央2丁目4−10

TEL0263320975

座席:-

 

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