秋の紅葉を松本市内で楽しみたいならおすすめのスポットがある。
「牛伏寺」だ。
正確にいうと牛伏寺ではなく、その付近を流れる「牛伏川(うしぶせかわ)」を囲む自然が見どころ。特にフランス式階段工コースは歩道が整備されているのでストレスフリーで楽しめる。
ということで今回は秋の牛伏川フランス式階段工を散策したレポートをば。
牛伏寺ってなんぞ?
牛伏寺(ごふくじ)は、長野県松本市内田にある真言宗智山派の寺院。山号は金峯山(きんぽうざん)。本尊は十一面観音。鉢伏山(1,929メートル)の西側中腹に位置する。古くから修験道の寺として知られ、県下で屈指の規模と文化財を誇る寺院である。
引用:Wikipedia
牛伏川フランス式階段工
牛伏川フランス式階段工(うしぶせがわ フランスしきかいだんこう)は、長野県松本市を流れる牛伏川に設けられた、フランス式の砂防施設。延長141メートルの石張りの水路に、19段の段差が構築されている。
現在周辺にはキャンプ場や遊歩道などが整備され、人々の憩いの場となっている。
引用:Wikipedia
牛伏川フランス式階段工の紅葉を楽しむ
牛伏川フランス式階段工の紅葉を楽しんだのは2018年11月上旬。
ワクワクしながら車を牛伏寺へと走らせると、すでに周辺は美しい赤黄色に染まっていた。
混雑を避けるため平日午前をチョイスしたものの、駐車場にはすでに5台ほど車が停まっている状態。これはおそらく紅葉だけでなく鉢伏山へのハイカーも混じっていたと思われる。
さっそく遊歩道をのぼっていくと高価なカメラを手にしている方ばかりとすれ違う。私なんぞはiPhone・・・・あ、いや別にappleをDisってるわけじゃない。やっぱり紅葉には一眼を持ってくるべきだろうな~とw
とまあ、カメラのことは置いといてここは紅葉はもちろんのことフランス式階段工が実に画になるんだよね。これみたさに全国から多くの人が訪れるのも納得。ネット上でも高い評価を得ているみたいだ。
牛伏川フランス式階段工の魅力は石積みからなる階段が非常に繊細な構成になっていること。これにはうっとりしちゃう。
案内板によると、牛伏川はこれまでに数々の工事および施工が実施されたという(地質・地形から大きな水害が多かった)。現在とほぼ変わらない姿になったのは大正5年(1916年)とのこと。リファレンスされたのはフランスの「サニエル渓谷」に施工された階段工らしい。
ちょっと話を脱線して牛伏川フランス式階段工の造形技術についてまとめてみるかね。
牛伏川フランス式階段工の造形技術
牛伏川フランス式階段工の造形技術は次の3点から構成されている。
1)「階段工は下流から上流に向かって勾配が急になるよう設計」
2)「水路の平面形状は直線でなくやや湾曲(下流から確認すると右側へ曲がっている)している」
3)「大きな落差のある水叩きには2ないし3つの小段差を設けている」
さらに注目すべきはすべて石積みで造られていること。現代技術からすればコンクリートで固めて「ハイ、終わり」といった感じだが、石をひとつひとつ積みあげるといった非常に丁寧な作業から成り立っているわけだ。
その手間は言うまでもなく素晴らしい風貌を生み出している。はっきり言ってコンクリートで建設された水路とは比べ物にならない。
牛伏川フランス式階段工は特有の雰囲気があるんだよね。これに四季の表情が加わるなんて至高。贅沢そのものだ。
それでもってヨーロッパならではのオシャレな印象を受けるんだよね。単なる石積み施工とは違って芸術的な雰囲気が強めってところも注目すべきポイントだと思う。
遊歩道を歩くだけでも大満足できる
牛伏寺は秋だけでなく四季をとおして楽しめるスポット。
でも、秋の紅葉は反則級だと思ってる。
だってここまでの自然美を堪能できる贅沢スポットは滅多にないし、クオリティが高いからね。
ぶっちゃけた話、遊歩道を歩くだけでも十分に満足できる。よく整備されているのはもちろん、木々が遊歩道を囲っているので様々な表情を楽しめるんだよ。
立地からして牛伏寺はほぼ山なんだけど、松本市はここへの強いこだわりを持っているように感じる。何から何まで本当にキレイなんだよなあ。
これだけガチな整備がされているってことは人気スポットという認識なのだろう。実際歩くだけで嫌なことから開放されるスポットだから納得だけども。
ここはガチでリフレッシュできるからね。
いや~日本に生まれて本当によかったなと。
牛伏寺の紅葉はいつ見ても素晴らしいぜ。
あ、ちなみにフランス式階段工の技術を学習してから訪れると、さらに牛伏川を楽しめるので興味がある方は是非。
鉢伏山へと続く「トレッキングコース」と「キャンプ場」も注目すべし!
牛伏川フランス式階段工の遊歩道を上っていくとやがてキャンプ場が姿を現す。
牛伏寺キャンプ場は一般的なそれと比べるとかなり小規模だが、限りなく山に近い自然のなかでキャンプができる特長をもつ。そう思えば面積は十分すぎるかもしれない。
誰もが利用しやすいよう洗い場も竈も用意されているんだぜ。
私は釣りこそするものの、その他アウトドアはまったくしない人間。
がしかし、ディスカバリーチャンネルのサバイバル番組やYouTubeにアップされる一人旅やキャンプ動画は大好き(観るのが)。いつかはソロキャンプをやろうと思っているし、キャンプグッズをなぜか一通り揃えていたりするのでそのうち記事にできればなと。
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【追記】
その後キャンパーデビューを果たす。まだまだヒヨっ子ながらもキャンパーとしての経験値を積み重ねている段階。ちなみに牛伏寺キャンプ場でもキャンプ実施済み。
キャンプ場を後にすると、その先は鉢伏山へと続くトレッキングコースとなる。

ここからは完全にトレッキングコース
私なんぞは上の写真の地点で引き返したが、キャンプ同様トレッキングにも目覚めつつある自分を感じたw
これまでの自分は「登山だとかトレッキングなんて何が面白いの?」と感じていたが、不思議なもので牛伏川を歩いていると「このまま鉢伏山まで歩いてみたい」「山からの絶景を見てみたい」といった感情が高まったんだよね。
それにトレッキングは単なる運動ってだけでなく自然そのものを体感できるはず(これについては良くも悪くもだが=自然は怖い)。
普段は筋トレと平均して7km/日のジョギングをしているが、トレッキングもトレーニングと癒しのために生活に取り入れようかと感じた(けっしてトレッキングを舐めているわけではない)。
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【総括】贅沢すぎる自然美をここで堪能せよ
いやあ、秋の牛伏川サイコーだったわ。
紅葉に癒されただけでなく、また新たな趣味が加わるキッカケにもなった(気がする)。
秋の牛伏川フランス式階段工はやっぱり映えるね~。
ここまで美しいと自然に感謝しなければならない気持ちが”自然”と芽生えてくるよ。
というわけで秋の牛伏寺周辺は紅葉を堪能するにおすすめのスポットだし、キャンプやトレッキングも楽しめると思うので気になった方は是非足を運んでみてほしい。
牛伏川フランス式階段工
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