長野県松本市周辺には心霊スポットがいくつかある。
がしかしその多くは噂のひとり歩き(事実無根)。掘り下げて調べてみると心霊とはまったく無縁の場所だったりするんだよね・・・。
とはいえ、割とガチな場所もあったりする。
ってなことでこの記事では長野県松本市周辺の心霊スポットを個人的見解も交えてまとめてみた。
松本パルコ(松本市)
「松本パルコ」は松本市のシンボルと言っても過言ではない人気ファッションビル。
一見すると心霊とは無縁のように思えるが、実は従業員の心霊体験が多いことで有名。霊感が強い人は高確率で“見える”ようで、これまでに数多くの心霊現象が報告されている。
事実、松本パルコ周辺はその昔(江戸時代あたり)非常に大きな墓地だった。明治時代になると開発のため移転。しかし、仏さまをそのまま放置し墓石だけを移動するという罰当たりな行為があったのだ。
それが影響してか松本パルコでは次のような心霊体験談が報告されている。
・誰もいるはずがない屋上に人影を見た(松本パルコ関係者)
・「無印良品」エリアの壁から“人が出てきた”
・そもそも松本パルコ内では心霊現象が日常茶飯事
・パルコ周辺を再開発をした際、人骨がゴロゴロ出てきた
人肉館(松本市)
「人肉館」は松本市浅間温泉付近の峠にある廃墟。そのネーミングどおり、かつて”人肉”を提供していたとの噂が飛び交う心霊スポットだ。
結論から言うと人肉を提供するなど事実無根。
そもそもここは「茶臼山荘」という飲食店(レストラン)だった。後に経営が傾き閉業すると廃墟となり、肝試しに訪れる人々が多くなる。そして何者かが当時提供されていたメニュー「ジンギスカン」をもじって「人肉館(ジンニクカン)」を創作。それはやがて一人歩きをはじめ、現在に至るというわけ。
要するに茶臼山荘は噂によって心霊スポットと化した残念すぎる廃墟なのだ。
空港南トンネル(松本市/塩尻市)
「空港南トンネル」は信州スカイパーク下を通るトンネル。
見た目は非常に新しく心霊要素は感じられないが、実はその昔周辺の農道で老婆がひき逃げされる事件が起こっている。
とはいえ、具体的な心霊体験談は見られない。
悲惨な同事件が影響して心霊スポットと呼ばれるようになったらしいが、そもそもとしてマイナーだし心霊スポットと呼べる程度ではない。地域住民が利用するごく一般的なトンネル(車道)だ。
中山霊園(松本市)
「中山霊園」は松本市内で最大の敷地面積を誇る霊園。公園や運動施設が併設されているため日中は多くの人々で賑わう。
がしかし、夜になると一転。辺りは不気味な雰囲気に包まれる。なんでも特定の場所に深夜訪れると高確率で心霊現象を体験できるという・・・。
心霊体験談はそれなりに報告されているため、その信憑性は高い。そもそもここは墓地なのでそれなりの心霊現象は起こり得ると言ったところか。
中山霊園で目撃されている心霊情報は次のとおり。
1)中山霊園付近の夜道を車で走っていると、後ろから『100キロババア(瞬足すぎる婆)』が追いかけてくる
2)同じく夜道を車で走ったり、肝試しにいくと無数の白い影が追いかけてくる
3)深夜2時に入口に行くと出る
某大手企業の工場(松本市)
「某大手企業の工場」は松本市村井にかつて存在した某大手企業の工場。
現在は完全に取り壊されその姿はないが、従業員からの心霊体験談はそれなりに報告されている。
なんでも夜になると高確率で何かが起こるとか。
今となっては確かめようがないので何とも言えないが、体験談を目にするとウソとも言い切れない不気味さがある。
某大手企業の工場で目撃されている心霊情報は次のとおり。
1)深夜になると無数の手が出る(目撃者はそれなりにいるらしい)
2)工場内には大量の御札が貼られている(らしい)
美鈴湖(松本市)
「美鈴湖」は松本市三才山にある釣りとレジャーで人気の人造湖。
ソースは定かでないが霊感の強い人が行くと高確率で見えてしまうため、釣り人の間では有名な心霊スポットとして知られる。
事実、湖周辺では過去に事件が起こっている。
がしかし、それが心霊現象と関連しているかは謎。今のところ接点を証明する有力情報はない。
美鈴湖で目撃されている心霊情報は次のとおり。
1)夜になると湖から赤ちゃんの泣き声が聞こえてくる
2)火の玉が湖面をゆらゆらと漂っている
明通トンネル(松本市)
「明通トンネル」は松本市と青木村をつなぐ日本国内現役の最古のトンネル。
現状は心霊スポットと化しているが、その要因は青木峠で過去にあったバラバラ〇人事件のみ。
心霊体験談はそれなりな報告されているものの作り話感が強い…。
六角塔(塩尻市/岡谷市)
「六角塔(ろっかくとう)」は塩尻市と岡谷市をつなぐ塩嶺(塩尻峠)にあったとされる病棟。
現在はすでに取り壊されているが、少なくとも1990年代まではその跡地(というよりも廃墟といったほうが適切?)が実在したという。
当時はまだ結核を治療できなかったため、患者を収容するだけのいわば監禁施設だったらしい。
彼らの怨念は凄まじく、今もなお現地へ訪れる者に対し何らかの災いを起こすそうだ(霊感が強い人は危険)。
六角塔における心霊体験談は多く、霊障の可能性があるトラブルも報告されている。
善知鳥峠(塩尻市)
「善知鳥峠」は塩尻市旧塩尻にある分水嶺で有名な峠道。
松本市周辺の心霊スポットとしてはマイナーだが、過去には「女性の霊が出る」とテレビ番組で取り上げられたことも。
心霊体験談は見当たらない。
そこで掘り下げて調べてみると何とも切ない話が・・・。
沓沢湖(塩尻市)
「沓沢湖」は塩尻市洗馬にあるバス釣りのメッカと呼ばれた人造湖。心霊スポットとしても有名でいくつかの噂話が拡散している。
しかし、それらは事実無根の情報ばかり…。
入水自〇があった・人魂を見たなどの情報もあるが、噂の一人歩きによって心霊スポットと化した湖である。
なお沓沢湖は現在、埋め立て工事が進行している。
平出遺跡(塩尻市)
平出遺跡は塩尻市平出にある国指定の史跡。
2008年、某巨大掲示板に「平出遺跡で心霊体験をした」との投稿があった。その内容を確認すると、竪穴式住居に女が住み着いており、 笑い声がしたり髪の毛が巻きつけられているという…。
心霊体験談はそれ以外に報告されていないが、調べてみるとある事件にたどり着いた。
【総括】心霊スポットへ行く際は真相をリサーチすべし!
ってなことで松本市周辺で心霊スポットと呼べる場所は数えられる程度しか存在しない。
ほとんどが噂の一人歩きによるものなのだ。
肝試しに行くのは一向にかまわないが、誰かに迷惑をかけてはならない(近隣に住宅があったり、不法侵入にあたる行為など)。
昨今はインターネットが普及しているので事の真相など容易く調べることができる。だからこそ心霊スポットへ行く時は事前にリサーチすることをおすすめしたい。
本記事は随時更新予定。
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