個人事業主(Wedライター)を10年以上続けてしんどいと感じたこと7選。序盤はつらい出来事のオンパレードでした。

個人事業主(Wedライター)を10年以上続けてしんどいと感じたこと7選。序盤はつらい出来事のオンパレードでした。 ライフハック
悩める学生
個人事業主A氏

個人事業主ですが、同じ立場にある方のしんどいエピソードを聞いてみたいです。良かったエピソードや、やる気が出ないときの対処法もあれば是非お願いします!

当記事は、現実が上手くいかず落ち込んでいる個人事業主の方が対象。

大学在学中からWebライターとして1活動し、卒業から現在に至るまで10年以上個人事業主として食べてきた私が、これまでにつらいと感じたことをまとめた。

ショギョウ(ヤタノスケ)

 
自由人でレトロ厨で飲兵衛なWebライター。

長野県出身。高校まで中信→大学で福井→卒業後は東京10年→30歳で長野県中信にUターン後、信州の魅力を発信・再確認すべく当ブログ「ショギョウムジョウ」を開設。中信エリアのローカル情報をメインに信州のあれこれを投稿している。
 
本業は企業メディアのWebライター。趣味は信州の情報収集・散策、松本山雅FCの応援(DAZN組)、釣り、DTM、飲み歩き。オカメインコが相棒。現在は育児奮闘中。
 

≫ お仕事の依頼はコチラ

ショギョウ(ヤタノスケ)をフォローする

 

結論から言うと、個人事業主は軌道にのるまでしんどい日々の連続。それを乗り越えると、逆にマイペースな生活ができるようになる。

私自身、仕事がなくて不安に押しつぶされそうな日々を何度も経験してきた。しかし、意外にも何とかなっており、結果的に新しい仕事との出会いにつながっている。

 当記事の内容

  • ①:私が個人事業主を続けてしんどい・つらいと感じたこと7選
  • ②:逆に良かったこと5選
  • ③:やる気が出ないときのメンタル維持

 

あなたのストレスが少しでも和らげば幸い。

現実的に解決できる方法も紹介しているので、少しでも多くの個人事業主の方にご覧いただければと。それではまとめていく。

記事の信頼性

  • 筆者は長野県出身で在住歴20年の企業メディアライター
  • 長野県のあちこちで日々さまざまな経験と情報収集を重ねる(中信がメイン)
  • Twitterフォロワー:約5,800人

私が個人事業主を続けてしんどい・つらいと感じたこと7選

私がこれまでに「しんどい」「つらい」と感じたことは次のとおり。

  • ①:たった一度のミスが契約解除につながる
  • ②:長期的な案件を獲得しないと地獄
  • ③:仕事がない期間もある
  • ④:怪我や病気をしたら無収入になる
  • ⑤:帳簿と確定申告
  • ⑥:稼げても重くのしかかる社会保険料
  • ⑦:さまざまな不安

 

上記7点は個人事業主を続けるかぎり、永遠につきまとうデメリット。

個人事業主はすべてが自己責任であると共に、誰一人として助けてくれない。そう、いつ何時も孤独なのだ。

それでは具体的に紹介していく。
現実的な解決方法も付け加えたので、参考にして頂ければ幸い。

①:たった一度のミスが契約解除につながる

これは職種によるが、Webライターとして致命的なミスを犯すと一発で契約解除になったりする。

また、クライアントがミスに対してどこまで許容するかにもよる。

たとえば、クライアントAは誤字脱字を許容してくれるものの、クライアントBはたった1度の誤字脱字も許容しないといったケースは珍しくない。

私自身、これに該当する苦い思いをいくつか経験した。

個人事業主である以上、完璧に仕上げたうえで納品しなければならない。ミスは命取りになるので、つねに納品前の確認作業を怠らないよう注意しよう。

②:長期的な案件を獲得しないと地獄

個人事業主が安定した収入を得るためには、長期的な案件の獲得が重要になる。

しかし、現実は甘くない。
長期的な案件自体はいくつかあるものの、単価がどれも見合わないのだ・・・。

個人事業主としての在り方は人それぞれだが、安定した収入を得たいのであれば、見合わない単価の案件も候補に含めることをおすすめしたい。

プライドを持つのは仕事が軌道にのってから(でも遅くない)。

単価の高い案件とバランスを取ってこなしていけば、実績は身についていく。結果、見合った単価の長期案件と出会う確率は高くなる。

ハッキリ言って、長期的な案件を抱えていないと不安な日々を送ることになる。長期的な案件を獲得し、毎月〇〇万円は稼げるという安心を確保しておこう。

③:仕事がない期間もある

個人事業主の宿命、それは「不安定」ということ。調子の良い期間もあれば逆もある。

これは次の要因に左右されることが多い。

  • あなたとクライアントとの関係
  • 顧客との関係
  • 契約内容
  • あなたが担当する分野の需要と供給
  • 社会情勢

 

残念ながら仕事がない期間を100%解消する方法は存在しない。

しかし、次のポイントをクリアすれば、安定した収入が得られる可能性が高まる。

 安定した収入を得るためのポイント

  • 相手との信頼関係を築く
  • 無期限の案件を獲得する
  • クラウドソーシングを利用する

 

たとえばWebライターの場合、単発案件をやりながらも毎月確実に発注してくれるクライアントと契約することが重要。

そこに信頼関係が生まれれば、単価アップはもちろん別件を振ってもらう機会も増える。

さらにクラウドソーシング案件をいくつかプラスすれば、収入の安定化と収入が大幅に減ったときのカバーを実現できる。

 定番のクラウドソーシング

特徴コメント
Craudiaクラウディア登録ID数は25万人超。システム手数料は受注者・発注者共に業界最安値。マッチング率が高く、システム手数料が業界最安値なので断然おすすめ。
Lancersランサーズ依頼件数は140万件超。総額1130億円以上の仕事が依頼される人気サービス。様々なジャンルの案件を抱えている。マッチング率はまあまあ。
Crowdworksクラウドワークスクラウドソーシングでもっとも人気。エンジニア・デザイナー・ライターを中心に仕事の種類は200種類以上。知名度としてはダントツ。マッチング率はあまり良くない。

④:怪我や病気をしたら無収入になる

私は過去に指を怪我して、1ヶ月ほど執筆できなかったことがある。

本来であれば無収入なのだが、幸いにも外注のライターさんにお願いしていた案件がいくつかあったので、何とかしのぐことができた。

とはいえ、当時はギリギリ。
書こうにも痛くて書けない・・・。

高単価の案件を抱えていたが、1ヶ月ノータッチだったこともあって契約は打ち切り。あらためて個人事業主のつらい部分を痛感した。

ぶっちゃけこの業界は、病気や怪我が命取り。高確率で容赦なく切られる。

だからこそ仕事ができなくなった時に備え、外注さんを教育しておくことも重要である(完全なる孤独はハイリスク)。

⑤:帳簿と確定申告

個人事業主は基本的に、帳簿も確定申告も自らが行う必要がある。

駆け出しの頃は地獄そのものだった。執筆をしながら数日にわたって帳簿と確定申告を学習→失敗を何度も繰り返す→メンタル崩壊寸前だったので…。

正直なところ、帳簿も確定申告も足枷でしかない。本業に集中するためには、それらに労力をかけずに済む『会計ソフト』の導入がマスト。

これがあるのとないのとでは、天国と地獄くらい違う(まだどっちも知らんけど)。

導入していない方は、これを機に検討すると良い。帳簿と確定申告のストレスから、驚くほど解放される。

 定番の会計ソフト

特徴コメント
やよいの青色申告オンライン知名度も利用者数もダントツ。ベーシックプランでは、電話・メール・チャットなどでフォローしてくれるので安心。信頼と実績が伴っているので安心して利用できる。使い方もカンタン。
freeeクラウド会計ソフトシェアNo.1。全国3,630の銀行・クレジットカードと連動し経理を自動化できる。人気急上昇中の会計ソフト。スマホのみで申告まで完結できる魅力をもつ。
MoneyForwardクラウド会計ソフトシェアNo.2。銀行やクレジットカードと連携することで、ソフトが明細データを自動取得し仕訳してくれる。人工知能・機械学習(AI)が搭載されているので、使用するほ賢くなって便利になる。

⑥:稼げても重くのしかかる社会保険料

個人事業主は、次の社会保険料をすべて支払う必要がある。

  • 国民年金
  • 国民健康保険
  • 労災保険(※従業員を雇う場合のみ)
  • 雇用保険(※従業員を雇う場合のみ)

 

会社員であれば、会社がいずれも半分を持ってくれる。しかし、個人事業主は別なのだ。

特に注意すべきは、稼ぎすぎてしまった場合。翌年に社会保険料が重くのしかかるので、現時点での収入を維持しないと支払いが困難になる。

毎月の支払いが5万円以上になると、本当にしんどいぜ…。

安定した収入をこの先もずっと望めるなら無問題。とはいえ、個人事業主は収入をそれなり「コントロールせねばならないかと。

そして、万が一に備えて貯金をしておくことが重要である。

⑦:さまざまな不安

個人事業主である以上、不安は一向に消えない。

私が特に不安だったのは次の3点。

  • ①:いつまで稼げるかという不安
  • ②:老後の不安
  • ③:個人情報の不安

 

どれも将来的な不安と言えるが、解決できないものとできるものに分けられる。

 ①:いつまで稼げるかという不安

これは人間である以上、払拭できない不安。考えれば考えるほどネガティブになっていくが、どうしようもないことなので今を全力で生きるほかない。

 ②:老後の不安

老後の不安は年金をいくら貰えて、どれだけ貯金があるか。こちらも精一杯やるほかないので、どれだけ考えても意味がない。働けるうちに働いて貯金に回すお金を増やすことがカギだろう。

 ③:個人情報の不安

クライアントや顧客と接すると、個人情報を伝える機会は自然と増ましていく。私はこれに悩んでいたが、バーチャルオフィス(住所を借りる)を利用することで解決できた。

 

見えない未来に怯えていても、ネガティブになるばかり。仕事にも悪影響を与えるので、無理にでも楽観的になったほうが物事はプラスに傾いたりする。

不安の種類は数あれど、生きているかぎり消えないことを理解しよう。

逆に良かったこと5選

個人事業主を続けていて良かったと思うことは次のとおり。

  • ①:いくつもの仕事をこなせる
  • ②:嫌な仕事はしなくていい
  • ③:仕事時間も休日も自由
  • ④:人間関係をほぼ気にしなくていい
  • ⑤:収入は青天井

 

結論から言うと、個人事業主は自由。
すべてが自己責任である代わりに、すべてが自由自在でもあるのだ。

私が現在もWebライターを続けている理由は、良かった出来事も多いから。ここではそう感じた上記5点を紹介する。

①:いくつものを仕事をこなせる

個人事業主は、複数の仕事に着手できる。

たとえば、次の職業をすべて実現することも可能。

  • ライター
  • プログラマー
  • デザイナー
  • モデル
  • 占い師

 

私はWebライターのほかに、Webデザイン、動画編集、画像編集を経験。さらにアフィリエイトにも力を入れ、最近はDTPを学習している。

これは会社員では不可能なこと。
好きなことを仕事にできる現在は本当にありがたいし、個人事業主で良かったと思う。

②:嫌な仕事はしなくていい

個人事業主はイヤな仕事を引き受ける必要がない。

シンプルに好きな仕事のみを受注して納品すればOK。無論、時には収入を安定すべく、望まない仕事に着手することもある。しかし、仕事を決めるのは自分自身だ。

これは仕事をする上でかなり重要なこと。
モチベーションを維持するには欠かせない。

③:仕事時間も休日も自由

納期さえ厳守すれば、いつ仕事をしてもまったく問題ない。極論を言えば、時間が許すかぎりは遊び呆けていてもOK。

私は決められた空間・時間のなかで作業させられることを嫌うタイプなので、個人事業主以外を考えたことがない。

おそらく会社員になろうものなら、1ヶ月でメンタルを壊すだろう。

嗚呼、個人事業主が存在しない世界線に生きていたらどうなっていたことか。つらいどころの話ではない・・・。

④:人間関係をほぼ気にしなくていい

仕事の形態にもよるが、個人事業主は会社員とくらべると人間関係を気にしなくていい。

メールやチャットのみで完結する契約はたくさんあるし、対話を必要とするケースも少ない。よって、人的ストレスを抱える可能性が低いのだ。

何気にこれこそが最大のメリットかも。

飲食・宿泊業界はのぞき、個人作業ベースは人を気にせず黙々と仕事ができるかと。

ただし、嫌なクライアントにぶち当たることもあるのでストレスフリーではない。

⑤:収入は青天井

会社員はどれだけ働いても収入の上限を超えることができない。しかし、個人事業主の収入は青天井だ。

仕事をした分だけ稼げるし、実績を残せば単価もアップする。つまり、努力して行動すればするほど収入はあがっていくのだ。

時に努力が報われないときもある。
しかし、最終的に収入は必ず上がる。

個人事業主はあらゆるノウハウを蓄積しやすい。これらはやがて形になり、安定した収入を生み出す。

やる気が出ないときのメンタル維持

私は不安でやる気が出ないとき、次の方法を実践している。

  • ①:とことん悩んで墜ち切る
  • ②:思い切って数日間好きなことをする(仕事から離れる)
  • ③:「つらいのは今だけ」「また稼げる」と言い聞かす

 

物事というものは、どれだけ悩んでも変えられない。現状を変えるためには、何らかのアクションを起こす以外に方法はないのだ。

そんなときは神経を張り詰めず、楽観的になることをおすすめしたい。不思議なもので、人間はポジティブになった途端、良いめぐり合わせがあったりする(私の経験則)。

上記3点はそれなりに効果的だな~と感じたので、紹介しようと思う。

①:とことん悩んで墜ち切る

たとえば、仕事がない状態で落ち込んでいるのなら、とことん悩んで墜ち切ってみると良い。

本当にどん底まで。
光が見えなくなるところまで徹底的に。

その後は「墜ち切った」ことを自覚して、ぐっすり休む。

まだ気が済まないなら繰り返してもいい。
やがて「そんなに悩んだところで現実は変わらないのに」と言った心の声が聞こえてくる。

そうしたら②を実践してほしい。

②:思い切って数日間好きなことをする(仕事から離れる)

個人事業主が仕事から完全に離れることはとても抵抗があると思う。

しかし、悩んでやる気が出ないときは、思い切って数日間離れてみてほしい。その期間中はあなたが好きなことをひたすら没頭でOK。

執着が取れると我に返る。

だからこそ、数日間は本気で好きなことに没頭してほしい。ちなみに呑んだくれるのはおすすめしない(苦笑)。ゲームやスポーツなどの趣味が理想だ。

③:「つらいのは今だけ」「また稼げる」と言い聞かす

「止まない雨はない」

私の経験上、稼げない期日は1ヶ月ほどで終わり、また新たな出会いに恵まれている。だから私は、稼げなくなった時期に「つらいのは今だけ」「また稼げる」と言い聞かす。

ネガティブな状態で営業しても上手くいくことは稀。

楽観的になって心を整える。
某2冊の本が身になっていると思う今日この頃。

 某2冊

【まとめ】個人事業主は山あり谷あり。すべてを受け入れるべし

まとめ

個人事業主はつらいときもあれば、絶好調のときもある。

つらいときは現実的なアプローチ(営業)を無理に行わず、心理的なアプローチ(言い聞かせ)を実践してメンタルを維持すべき。

蓄積したスキルとノウハウは、必ず花を咲かせてくれる。

すべてを受け入れよう。


 

 【あわせて読みたい】当ブログおすすめのライフハック記事

コメント

タイトルとURLをコピーしました