長野県中信エリアで以前から“鉄板”とされている心霊スポットがある。
それは塩尻市と岡谷市をつなぐ塩嶺(塩尻峠)に実在していた「六角塔(ろっかくとう)」。
今もなおその場所を探そうと多くの若者が肝試しに訪れるみたいだけど、その多くは場所を見つけることなく撃沈していく。
かくいう私も学生時代に一度だけ場所の特定に挑んだが、たどり着いた場所が六角塔跡地だったかは不明(あくまでその土地(塩嶺)に詳しい知人と行っただけなので・・・)。
この記事では塩尻市・岡谷市で有名な心霊スポット「六角塔」の場所などについて掘り下げていく。
目次
長野県中信エリアで有名な心霊スポット「六角塔」ってなんぞ?
もうご存知の方がほとんどだと思うが、「まだ六角塔をよく知らない」という方のためにサクっと解説する。
六角塔とは塩尻市~岡谷市をつなぐ塩嶺に実在した結核病棟のことで、現在もなお長野県中信エリアでは有名な心霊スポットとして語り継がれている。
塩嶺に詳しい地元住民の話によると、結核病棟であったことは事実で少なくとも1990年代まではその跡地(というよりも廃墟といったほうが適切?)が実在していたという。
塩嶺
塩嶺(えんれい)とは、日本のほぼ中央、長野県岡谷市と塩尻市の境にある標高999mの塩尻峠を中心とした八ヶ岳中信高原国定公園の一部を言う。
中央分水嶺にもなっており、そこに降る雨は南は天竜川を経て太平洋へ、北は信濃川を経て日本海へと分かれて流れてゆく。
引用:Wikipedia
つまり、よくありがちな噂話の一人歩きではなく、六角塔は確かに存在し、結核患者を隔離するための病棟だったというわけだ。
どのような心霊現象が起こるのか
六角塔とはその昔、結核患者を隔離していた病棟だった。
それはすなわち治療法が確立されていなかったこと、結核患者は病棟で死を待つ他なかったことを意味する。
要するにそこで苦しみながら亡くなった患者たちの霊が今も周辺をさまよい、訪れる者に何らかの形で訴えかけてくるというわけだ。
インターネット上にはさまざまな心霊体験が投稿されているほか、塩尻峠を運転していると具合が悪くなったという話は少なくない。私は未だ六角塔と思われるエリアにて心霊体験をした経験はないが、友人の何人かは心霊現象と思われる体験をしている。
六角塔で起こった心霊体験をまとめると
写真撮影をしようとするとシャッターがおりない
心霊写真が撮れた(白いモヤ・オーブなど)
結核患者と思われる複数名の幽霊を見た
帰り際に交通事故
病棟を取り壊す際、さまざまなトラブルが発生した
具体的に○○が起きた・取り憑かれたといった体験談はないものの、どれも地味なところがリアリティを感じさせる。
現在は六角塔は取り壊され、その土地には会社が建っている。よって肝試しはできないが、霊感の強い人間がその周辺を通ると高確率で心霊体験をしてしまうのだという(霊気が非常に強いとのこと)。
ちなみに六角塔と呼ばれていた施設は2つあり、多くの人が把握しているのは“管理棟”らしい。
正真正銘の結核病棟だった施設は辿り着くのが非常に困難で、その場所は地元の方でないかぎりは発見できないそうだ。
ネット上にはたくさんの六角塔における情報が転がっているものの、場所を特定できる正確な情報は確認できない。無論、それは本当にヤバイからこそ掲載しないのかもしれないが…。
塩嶺に実在したと言われる六角塔の場所
さて、本題である“六角塔の場所”だけど、正直なところ「ピンポイントでここ!」と断言できない。
その理由はすでに六角塔は取り壊され、その土地には会社が建っているから。
会社名は明らかになっているけど、多大なる迷惑&営業妨害になり得る可能性があるため、本記事では記載しない(ご了承を)。
とはいえ、本記事にアクセスされた方の多くは六角塔の場所におけるヒントをある程度掴んでいるはず。
おそらく「六角塔は塩尻峠を走っている途中にある“脇道”を入って行った場所に建てられていた」という情報はご存知だと思うけど、跡地は塩尻峠における道路の拡大とそれをショートカットするための道路工事が盛んだった場所にある。
なぜ道路の拡大とショートカットが必要だったのかをよく考えれば自ずと答えは出るかと(そもそも塩嶺で同条件をクリアしている場所はかぎられているので)。
ちなみに前述の工事は六角塔の影響によってなかなか取り壊しが進まず、作業中にけが人が続出するなどスムーズにいかなかったとの噂が流れている。
また、道路整備を行う際、六角塔と呼ばれる施設の取り壊しを後回しにしたという情報もある。
仮にこれが事実ならかなり強力な霊気が影響していたのだろう。
もう既に存在しないものに執着することなかれ
ということで、六角塔はすでに取り壊されており存在しない。
そして取り壊された場所には会社が建ち、今のところ何の問題もなく営業されている。
よって、仮に六角塔跡の場所を特定できたとしても近辺をうろつくのは迷惑行為にしかならないので避けるべき。
現在も近辺には強い霊気が残っていて心霊体験をしたなんて話が絶えないけど、心霊スポットとして訪れる行為が誰かの迷惑になっては絶対にダメ。それに今もなお強力な霊気があるとするなら、取り返しのつかない事態になる可能性もあるのだから。
すでに会社が建設されている時点で、もうそこは六角塔でもなければ心霊スポットでもない。
たとえ霊気が強くさまざまな怪奇現象が多発したとしてもね。
六角塔はもう心霊スポットとして突撃するものではなく、会話で盛り上がるものとして楽しむことをオススメする。
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