2017年、中毒と言われてもおかしくないほどハマったモノがある。
『バス釣り』だ。
はじめてバス釣りをしたのは小学6年生。
当時もそれなりハマっていたが、年を重ねるたびに行かなくなった。
しかし、わが身に起きた2017年の絶望がキッカケで再開。
もはや素人同然の状態だったものの、人生最大の爆釣を経験する。
当記事はそんな私の2017年度における小坂田池バス釣りレポートだ。
私がバス釣りを再開した理由
2017年冬、私は人生のどん底にいた。
細木数子がよく言っていた”大殺界”そのものだ(冗談抜きで)。
とにかく精神的にまいっていたんだけど、ある日のこと東京で暮らす同郷のツレから連絡があった。なんでも小学生の時にハマっていたバス釣りを再開したところ、面白すぎてまたハマっているらしい。
おそらく彼は気を遣ってくれたのだと思う。
絶望の淵にいる自分に、なんでもいいから光になりそうなものを提案したわけだ。
苦しかない毎日を過ごしていた私は、とうとう何かをしないとダメになりそうだった。そこでようやくバス釣り再開を決意したのである。
がしかし、バス釣りを再開しようにもフィールドがない。
沓沢湖はとっくに干からびてるし、田溝池は居住地からは遠くて面倒くさい。どこか行きやすいところはないかと検索しまくった結果、塩尻市にある「小坂田池」を見つけたのである。
小坂田池(塩尻市)
(なお、2017年まで小坂田池を知らなかったことはナイショ)
店員の接客がイヤでタックルをリサイクルショップで揃える
バス釣り再開を決意した私がまず向かったのは『リサイクルショップ』。
これは理解に苦しむ”謎行動”だが、当時の私は極力誰とも話をしたくなかった。そう、釣具店にいけば、結構な確率でベタベタと接客される。
あれが超絶イヤだったのだ。
タックルは釣具店で揃えて然るべきだが、『最初からガチ装備は逆にダサい』という言い訳で自分を納得させ、リサイクルショップで一式を揃えることに。
いや~昨今のリサイクルショップはすごいね。
結構いいモノ売ってるし、タックルは一通り揃う。
当時の私はとにもかくにも釣りができればよかったので、ロッドとリールは適当なもので固めた。
関連記事
でもルアーは「バンバン」で買う(笑)
ルアーはリサイクルショップにいくつかあったが、どれも微妙なものばかり。
さすがにルアーは好みのものを買おう決心し、アウトドアステーション「バンバン」松本店へ。
「だったら最初からバンバンで全部揃えろよ」とツッコまれそうだが、さすがに一式をここで揃える気力はなかった。
バンバンの店内はまさに天国のよう。
懐かしいものから最新のものまで、気を引くアイテムばかり。
いろいろと見て回って、真っ先にカゴに入れたのはメガバスのpop-x。
カラーは「ホワイトパイソン」だった。
私が中学生だった頃は、メガバスなんて入手困難で貴重な存在だったのに・・・。昨今は簡単に購入できることにちょっとだけショックだった。
あとは定番のゲーリーヤマモトをいくつか。
これで準備は万端。
あとは小坂田池へ行って釣るだけだ。
初の小坂田池でさっそく1本釣りあげる
翌朝7時ごろ、人生はじめての小坂田池に到着。イメトレは十分すぎるほど行ったが、はたして上手く釣れるかどうか。
さっそくキャストしてみる。
ひ、ひよこレベルのスロー・・・。
思ったようなキャスティングができない・・・。
とはいえ、こんなお粗末な状態でも物凄く楽しい。ただ投げて動かしているだけなのに、こんなにも楽しいとは!!!
この時点でバス釣りが私の希望になることを悟った。
ウォーミングアップを済ませ、ちょっとだけまともになったところでpop-xをセレクト。下手くそなりにパカポコパカポコと動かしていると…
き、来ちゃったよwww
完全なるビギナーズラック。
本番と決め込んだ1投目で、まさかの小坂田池のアベレージを釣ることに成功。
この感動は今も鮮明に覚えている。
こうして私は再びバス釣りの虜となった。
小坂田池バス釣りレポート2017まとめ
ぶっちゃけ本題はここから。
しょうもない前置きに付き合ってくださった方、本当にありがとう。
ここからはヒヨッコが爆釣していくまでの記録をまとめた。
2017年の小坂田池バス釣り情報になるかは微妙だが、興味がある方はこのまま読み進めてほしい。
世の中そんなに甘くない
ビギナーズラックに歓喜した私は、その後も小坂田池を連日アタックし続けた。
が、ボウズの連続。
毎度のツルピカ坊主が続く。
とまあ、世の中そんなに甘くない。
それでも楽しかったので、とにかく竿を振り続けた。
相変わらず釣れない日々が続いたものの、キャストやロッドさばきといった技術が少しばかり向上。さらには小坂田池に生息するブラックバスの習性も見えてきた。
だいたい通い詰めて2週間くらいだっただろうか?
私なんぞにようやく成長の兆しが見えはじめた。
数釣りへの目覚め
ボウズとおさらばする日が遂にやって来た模様。
ある日を境に1日に1本は釣れるようになる。
おそらくであるが、ルアーのアクションなどもマシなレベルになったのだろう。
そんなタイミングで小坂田池は大減水に見舞われた。
しかし、ブラックバスたちの食いつきは思いのほか良い。
さらに数本釣れるようになる。
2017年の夏前は、メガバスのDogX Jr.がかなり効いた。
DogX Jr.がなかったら満足のいく釣果を上げられなかったかもしれない。
気がつけば1日に5本は釣れるように。
夏が近づくにつれて効果的だったのは、デュオ(Duo) レアリスの「真虫」。これをキャストしてじっくり待ってちょっとだけ動かす。
そうすると、イージーといっても過言ではないくらい釣れた。
思い返すと2017年の小坂田池は、シンプルにブラックバスのコンディションが良すぎたと思う。連日爆釣を味わえたのはこの年以外にない。
頭の中は小坂田池とバス釣りでいっぱいに
2017年の小坂田池は、ある意味異常だったと思う。
ホントに釣れすぎたものだから、攻略法なんて大して考えなくても良かった。
特に6~7月は朝イチではじめると余裕で10本以上あがったし、日中のピーカンでもトップをはじめ、ストレート系ワームで数本釣れた。
こうして私は小坂田池とバス釣りに憑りつかれた。
真夏には農業用水池という立場からありえないほどの減水状態になり、「さすがにもう・・・」と思ったが、見た目が酷くなっただけでごく普通に釣れた(笑)。
この頃にはバス釣りの知識がそれなりに身につき、釣りの引き出しも何個か出来ていたように思う。『このまま止まらねえぜ』とやる気満々だったが、9月に入るとブラックバスの食いが悪化。
やがてターンオーバーを迎え、1日に1本上がればいいレベルまで活性が低下した・・・。
それでもヤル気MAXのギルが結構食いついてくる。
しかし、そんなギルたちも9月下旬には一切食いつかなくなり、完全お手上げ状態に。
「今季の終わり」を感じた私は、これを機にオフへ入った。
【まとめ】どん底から救ってくれた小坂田池とブラックバスに感謝したい
小坂田池は精神的にどん底だった私を救ってくれた。
年末くらいにはメンタルがほぼ復活したので、本当に感謝しかない。
あの時、ツレの電話と小坂田池がなかったらどうなっていたことか。
恩返しというわけではないけど、小坂田池に落ちているゴミは可能なかぎり持ち帰るようにしている。残念なことに小坂田池周辺はゴミだらけだ。
もっと言うなら、小坂田池のアングラーはマナーが非常に悪い。
当たり前の存在だと思わず、常に感謝して釣りをしようぞ。
コメント