レトロな飲食店がぽつぽつと立ち並ぶ「あずさ街道」。
その道沿いにステーキ丼で有名な昔ながらの洋食レストランがある。
「あんだんて」だ。
店内は時が昭和で止まったかのような懐かしくあたたかい雰囲気に包まれ、訪れる者を優しく迎えてくれる。料理も懐かしさが溢れまくりでウマウマ。いまや絶滅危惧種の洋食レストランだ。
ってなことでこの記事では松本市新村にある「あんだんて」の魅力と食レポをまとめてみる。
あずさ街道沿いにあるレトロな雰囲気に包まれた洋食レストラン
「あんだんて」は松本市新村にある昔ながらの洋食レストラン。
店内はひと昔前の喫茶店と洋食店を足したような独特の風貌。昭和が香っていて懐かしい雰囲気を堪能できる。さらに店内BGMは歌謡曲オンリー。
こりゃあレトロ好きからすると、どストライクだわな。
テーブルも椅子も置かれている雑貨も実にレトロ。良い意味でアーバン的要素がないんだよね。
松本市には同様の洋食レストランがあるけど、あんだんてほど居心地の良い昔ながらのそれはないかも。入店しただけで落ち着きと癒しを与えてくれるからね。
同系統としては松本市村井にある「キッチンブルドック」かな。
でもそちらとはまた異なるレトロ感。
座席はテーブルのみ。それなりのキャパなので大人数で行っても入れるけど席は別になる(基本は4名席)。
客層はさまざま。年配の方も訪れるし、松本大学が近いので学生も訪れる。また「あずさ街道」沿いにあるので観光客も入る印象だね。
あんだんてのメニューラインナップ
洋食レストラン「あんだんて」のメニューラインナップはシンプル。
言い方を変えれば品数が少ないになるんだけど、1品1品に対する情熱が極めて強いので不思議と不足感はないんだよね。
とはいえレストランメニューの定番は押さえている。
まずはステーキメニューから。
ステーキメニュー
牛ヒレステーキ定食
120g・・・2,100円
150g・・・2,600円
180g・・・3,200円
サーロインステーキ定食・・・2,340円
お手頃サーロイン定食・・・1,380円
あんだんてはステーキ推し。洋食レストランならではのニコニコしちゃう味付け・食感のそれを堪能できる。
鉄板・プレート定食メニューはこんな感じ。
鉄板・プレート定食メニュー
エビフライ定食
2本・・・1,340円
3本・・・1,580円
ハンバーグ定食・・・1,200円
ステーキ丼(あんだんて名物)・・・1,130円
豚ヒレカツ定食・・・1,250円
レディースプレート・・・1,430円
お子様ランチ・・・900円
スモールサラダ・・・260円
あんだんての名物は「ステーキ丼」。ほかの定食もウマウマなんだけどここに来たならまずはステーキ丼から入るべし(口コミにおける評価も高いぜ~)。
ドリンク&おつまみメニューはこんな感じ。
ドリンク&おつまみメニュー
山ウドの煮付・・・350円
アサヒ スーパードライ中瓶・・・600円
生ビール
中・・・540円
小・・・440円
清酒 1合・・・400円
ワインハーフボトル・・・1,500円
冷酒300ml・・・720円
グラスワイン・・・350円
りんごジュース・・・400円
ホットコーヒー・・・380円
アイスコーヒー・アイスティー・・・420円
コカ・コーラ・・・400円
ここは喫茶を兼ねているわけでもなければ飲むところでもない。だから上のラインナップで十分と言える。
このように「あんだんて」のメニューラインナップはシンプルだが、厳選された料理だけが並んでいるので逆に選びやすく失敗しないんだよね。これもまた魅力のひとつだと思う。
名物「ステーキ丼」はガチでウマウマだお
ステーキ丼はあんだんてに入ったなら絶対に注文せねばならないメニューだ。
迷っても迷わなくてもまずはこれを注文してほしいのだよ。
見た目は非常にシンプル。ちょっと迫力に欠けるかもしれない。でもね、白米の上に乗っかったカットステーキは味付けも食感も抜群。誰しもがご飯が進むクンになると思う。
あ、そうそう。ステーキ丼に関しては和の要素が強めってのもポイント。
海苔、ねぎ、かいわれが良い仕事をしているし、甘めの特製ソースは一度食べたら中毒になる。
もうね、ウマウマすぎてあっという間に完食しちゃうのよ、いつも。素材と味付けのバランスが絶妙すぎて反則級なの。
丼だけでも大満足なんだけど、サラダと味噌汁もついてくる。
ただし白米の量はやや少なめ。普段から大盛りを注文する方は物足りないと思うので大盛をお願いしよう。
ま、ボリュームなんて2の次3の次になるくらい絶品と思えるクオリティなんだけどね。
とにかくここのステーキ丼は間違いないメニューだお。
ハンバーグも豚ヒレカツもたまらんのよ
あんだんてのステーキ丼はマストだが、「ハンバーグ定食」と「豚ヒレカツ定食」も外せないのよ。
ハンバーグは小ぶりなものの肉の旨味がしっかりと閉じ込められていてジューシー。ソースは優しさで包み込まれるかのような甘めの味付け。これらが合わさったとき、天に上がるカウントダウンがはじまる。
ステーキ丼同様、ボリュームこそないもののクオリティで大満足できるメニューだから是非注目してほしいね。
豚ヒレカツはとても可愛らしいサイズなんだけど存在感はめっさ強い。なにより肉の旨味をしっかりと堪能できるんだよね。
そんじょそこらの豚ヒレカツとは違い、どこか上品なんだけどプライドは高くなくて善人みたいなステキなカツなのよ。
洋食レストランならではの懐かしさも感じられるメニューなのでこちらも要チェックということで。
あんだんての何がスゴイってね、素材へのこだわりと焼き加減が見事なの。それでいて味付けのバランスが最適だから惚れちゃうわけ。
店長と奥さんとの会話も面白いし、いろんな贅沢ができる洋食レストランなんだよなあ(店長はローカル話になると止まらなくなって奥さんから注意されるw)。
やっぱり人の温もりが感じられる店舗ってステキだね。
【総括】いつまでもいつまでも大切にしたい洋食レストラン
洋食レストラン「あんだんて」のクオリティは間違いなし。
さらに昭和が香る昔ながらのそれなのでレトロ厨や懐かしさがあふれる洋食を食べたい人におすすめだと思う。
きっと雰囲気も料理もダブルで楽しめるはず。
私なんぞはここが大好きで大好きでたまらない。できるだけ長く営業してほしいと心から願う。御夫婦には無理をしてほしくないけども、このステキな料理を少しでも多くの人に食べてもらいたい。
ってなことであずさ街道158号を通る際はぜひ。
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