【閉店】「あんだんて(松本市)」はステーキ丼が美味しい昔ながらの洋食屋でした

洋食レストラン「あんだんて」 松本市

レトロな飲食店がぽつぽつと立ち並ぶ「あずさ街道」。

その道沿いにステーキ丼で有名な昔ながらの洋食屋があった。

「あんだんて」だ。

「あんだんて」は時が昭和で止まっているかのよう。
店内は懐かしくあたたかい雰囲気に包まれ、訪れる者を優しく迎えてくれた。

しかし、残念ながら2022年12月に閉店。
店舗は現在、地域団体とNPO法人が運営する「子ども食堂」がはいっている。

当記事は、営業時の「あんだんて」における魅力と食レポをまとめた。

本文は「あんだんて」が営業していた当時のレポートになる。店舗はすでに閉店しているので、ご注意いただきたい。

記事の信頼性

  • 筆者は長野県出身で中信在住20年のWebライター
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あずさ街道沿いにあるレトロな雰囲気に包まれた洋食レストラン

「あんだんて」は、松本市新村にある昔ながらの洋食屋(レストラン)。店舗は「あずさ街道(国道158号)」沿いにあるが、気を抜くと通り越してしまうので注意すべし。

 MAP

店舗規模は一般的な喫茶店とほぼ同じサイズ。
外観は一軒家そのものだ。

 あんだんての外観

あんだんて@松本市新村

店内はひと昔前の喫茶店と洋食店を足したような空間。昭和がいい感じで香っていて、入った途端になんとも言えないなつかしい雰囲気につつまれる。

さらに店内BGMは歌謡曲オンリー

レトロ好きからすると、どストライクといえる昔ながらの洋食屋だ。

あんだんての店内

昭和の良さがただよう店内

テーブルも椅子も雑貨も実にレトロ。
良い意味でアーバン的要素がない。

松本市には昔ながらの洋食屋が点在しているが、あんだんてほど居心地の良い店舗はないかも。入店しただけで癒しを与えてくれるからね。

同系統としては松本市村井にある「キッチンブルドック」かな。
でもそちらとはまた異なるレトロ感。

座席はテーブル席のみ。それなりのキャパなので大人数で行っても入れるが、テーブルは合体が困難なので席は別になると思われる(基本は4名席)。

客層はさまざま。年配の方も訪れるし、松本大学が近いので学生も訪れる。また「あずさ街道」沿いにあるので観光客もよく利用している印象。

入店ハードルは低め。
昔ながらの喫茶店に入店できるならイージーといえよう。

あんだんてのメニューラインナップ

「あんだんて」のメニューラインナップはシンプル。

言い方を変えれば「品数が少ない」になるが、1品1品に対する情熱がきわめて強いので不足感は一切ない。とはいえ、レストランメニューの定番は押さえている。

それでは各メニューをば。

 ステーキメニュー

・牛ヒレステーキ定食
120g・・・2,100円
150g・・・2,600円
180g・・・3,200円

・サーロインステーキ定食・・・2,340円
・お手頃サーロイン定食・・・1,380円

 鉄板・プレート定食メニュー

・エビフライ定食
2本
・・・1,340円
3本・・・1,580円

・ハンバーグ定食・・・1,200円
・ステーキ丼(あんだんて名物)・・・1,130円
・豚ヒレカツ定食・・・1,250円
・レディースプレート・・・1,430円
・お子様ランチ・・・900円
・スモールサラダ・・・260円

あんだんての名物は「ステーキ丼」。ほかの定食もウマウマだが、ここに来たならまずはステーキ丼から入るべし(口コミにおける評価も高い)。

 ドリンク&おつまみメニュー

・山ウドの煮付・・・350円
・アサヒ スーパードライ中瓶・・・600円
・生ビール
・・・540円
・・・440円

・清酒 1合・・・400円
・ワインハーフボトル・・・1,500円
・冷酒300ml・・・720円
・グラスワイン・・・350円
・りんごジュース・・・400円
・ホットコーヒー・・・380円
・アイスコーヒー・アイスティー・・・420円
・コカ・コーラ・・・400円

このように「あんだんて」のメニューラインナップはシンプル。

しかし厳選されたメニューだけが並ぶので、逆に選びやすく失敗しない。これもまた魅力のひとつだと思う。

【食レポ】名物「ステーキ丼」は昇天すること間違いなし

食レポするメニューは以下のとおり。

  • ①:ステーキ丼
  • ②:ハンバーグ
  • ③:豚ヒレカツ

いずれもTHE 昔ながらの洋食屋といった味わいとクオリティ。

食べただけで幸せになれるので、お好みに合わせて最適なメニューを選んでほしい。

それでは上記3品についてレポートしていく。

①:ステーキ丼

あんだんてと言えば、名物の「ステーキ丼」。

あんだんての名物「ステーキ丼」

あんだんての名物「ステーキ丼」

見た目はカイワレと海苔で覆われた、ちょっと特殊な感じ。

ちょっと迫力に欠けるかもしれない。

がしかし、白米の上に乗ったカットステーキは味付けも食感も抜群。誰しもがご飯が進むクンになると思う。

食材を見ればわかると思うが、あんだんてのステーキ丼は和風。海苔、ねぎ、カイワレがステーキに良いアクセントを与え、甘めの特製ソースが食欲を倍増させる。

もうね、ウマウマすぎてあっという間に完食しちゃうのよ。

素材と味付けのバランスが絶妙すぎて反則級なの。

白米の量はやや少なめだが、ボリュームなんてどうでもよくなるほどのクオリティである。

とにかくここのステーキ丼は間違いない。

②:ハンバーグ

ハンバーグも昔ながらの洋食屋の良さを感じる名メニュー。

ハンバーグ定食

「ハンバーグ定食」(ライス・サラダ・みそ汁も付く)

サイズは小ぶりなものの、肉汁と旨味がしっかりと閉じ込められていてウマウマ。ソースは優しさで包み込まれるかのような甘めの味付け。

これらが合わさったとき、天に上がるカウントダウンがはじまる。

ステーキ丼と同じく、ボリュームこそ少ないもののクオリティで大満足できるメニュー。大人はもちろん子供もよろこぶメニューだと思う。

③:豚ヒレカツ

豚ヒレカツは上品な味わい。

豚ヒレカツ定食

「豚ヒレカツ定食」(ライスと味噌汁が付く)

サイズはとても可愛らしいが、存在感はめっさ強い。

なにより豚ヒレ肉の旨味をしっかりと堪能できる。

良い意味で「あんだんて」らしくないメニューといえるが、同店の異なる魅力を知れる逸品だと思う。

まとめ

「あんだんて」のクオリティは間違いなし。

昭和が香る昔ながらの空間のなかで、なつかしさと優しさにつつまれたメニューを堪能できる。

私なんぞはあんだんてが大好きで大好きでたまらない。

足を運べば店主と奥さんと長話になるし、とても素敵な時間を過ごせる。

だからこそ、少しでも長く営業してほしいと心から願う。

 自宅でワンランク上の洋食をつくりたい人向け

【閉店】「あんだんて」の詳細

  • 営業時間:10:30~21:30(L.O.20:30)
  • 定休日:月曜・木曜日(いずれも祝日の場合は営業)
  • 住所長野県松本市新村2218
  • TEL0263-47-8866
  • 座席:-

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