あなたは「松本市の名物料理って何?」と質問されたら、いくつ回答できるだろうか。
無難な回答としては『信州そば』かもしれない。
確かに間違いではないんだけど、信州そばは長野県全域の名物料理なので松本市ならではとは言い難い。
また、松本市民だと市民であるがために松本市の名物料理がわかりづらいなんてこともある。そんなとき参考になるのが、全国ネットのテレビ番組が紹介する松本市情報。
ちょうどTBS系『サタデープラス』が松本市の名物料理を特集したので、この記事では同番組が紹介した松本市の名物料理「山賊焼き」「とうじそば」「牛乳パン」の3品をまとめてみる。
松本市の名物料理#1「山賊焼き」
『サタデープラス』の人気コーナー「鎖国メシ」。
お笑いコンビ「キャイーン」のウドちゃんが、その土地ならではの名物料理を探し歩くという内容だ。
そんな鎖国メシでついに松本市が特集された。
1品目に紹介された松本市の名物料理は「山賊焼き」。
山賊焼きは長野県松本市を代表するご当地B級グルメ。
発祥は松本市~塩尻市といわれており、中信エリア全域でよく食べられる名物料理だ。
味付けや作り方は店舗によって異なるが、基本は信州味噌に漬け込んだ鶏肉を1枚まるごと豪快に揚げる。
なお、山賊焼きの名前の由来については
「山賊は人の物を“盗り上げる“」⇒「鶏上げる」⇒「鶏揚げる」というダジャレから来ているらしい。汗
このように語呂を合わせたとする説は、松本市の食堂「河昌」が提唱したもの。
でもこの説だと、「山賊“揚げ”」にならないか…?
ま、細かいことはいいかw
また、塩尻市の居酒屋「山賊」が元祖という説もあり、店の横には「元祖山賊焼」の石碑が立てられていることから、信ぴょう性は高いかもしれない。
もはや山賊焼きはコンビニ(セブンイレブン)でも売られるほどの名物料理となったが、絶品が食べたければ元祖と言われる居酒屋「山賊」をおすすめする。個人的に好みなのは居酒屋「一歩」と朝日村のラーメン店「まるなかや」の山賊焼きかな。
松本市の名物料理#2「とうじそば(投汁そば)」
松本市の名物料理2品目は「とうじそば(投汁そば)」。
松本市界隈の郷土料理で主に冬期(寒い時期)によく食べられるそば。
名前からはどのような料理かイメージしにくいが、漢字表記(投汁そば)だとなんとなくわかるかも。ちなみにウドちゃんがイメージした「とうじそば」は“投じる”というヒントから、鍋に鍋をINという大胆な発想w

ウドちゃんがイメージした「とうじそば」は鍋の中に鍋を入れた煮込みそばw
無論そのような料理ではなく、とうじそばは鍋にそばを“投じて”食べることから「投汁そば」と呼ばれている。発祥などはよくわかっていないが、江戸時代後期にはすでに存在していた料理とのこと。主に祝いの席で出される料理だったと言われている。

江戸時代後期には存在していたらしい
「とうじそば」が有名な店舗としては、松本市大手にあるそば処お土産処「たかぎ」。
市内には沢山のそば屋があるものの、とうじそばを提供しているところは限られる(季節も影響)ので、確実に食べたいなら「たかぎ」をおすすめする。
松本市の名物料理#3「小松の牛乳パン」
松本市の名物料理と呼ぶには適さないかもしれないが、鎖国メシで紹介された3品目は小松パンの「牛乳パン」。
松本市界隈に暮らしている方にとっては説明不要だよね。
大正11年創業の「小松パン」が作るボリューム満点の牛乳パンは多くの方から愛されるソウルフード。その人気は衰え知らずで、なんと1時間で200個が完売するほど。
小松パンの近くを歩いていていると、高確率で牛乳パンを数個購入した人を見かけるもんねw
牛乳パンの魅力は生地とクリームのボリューム、そして言い表せない懐かしさを感じる味といっていい。
クリームはこれでもかってくらい詰まっていて、計測したところその厚さは2.5cm(驚愕)。

サタデープラスより
ときどき無性に食べたくなるのが小松の牛乳パン。他のパンでは味わうことのできない優しさが感じられるんだよね。
おそらく松本市民であれば一度は食べたことがあるはずだけど、つい最近松本市界隈に引っ越してきたという方はぜひ「小松パン」に足を運んでみてほしい。
【総括】松本市にはまだまだ名物料理がある!
本記事では「サタデープラス」が特集した内容に沿ってまとめたため、「山賊焼き」「とうじそば」「小松の牛乳パン」の3品を紹介するに至った。
しかし、松本市にはまだまだ名物料理が存在する。
ざっとまとめてみると
信州そば
からしいなり
おやき
馬刺し
イナゴ・蜂の子などの珍味
「矢澤鯛焼店」のたい焼き
「マサムラ」のシュークリーム
「いろは」の団子
これだけある。
多分、まだあることは確かだけど思いつかない。汗
上記以外の名物料理については是非コメントやTwitterでリプしていただけばと。
出典:TBS系「サタデープラス」