朝日村唯一のラーメン店「まるなかや」がステキすぎるんだが?

朝日村のラーメン店「まるなかや」 食レポ

自然が溢れ農業が盛んな長野県東筑摩郡朝日村

村内には「あさひプライムスキー場」をはじめ「野俣沢林間キャンプ場」ゲストハウスコテージ(宿泊施設)、カフェ、そば(ふじもり・もえぎ野)など、魅力的な施設が多い。

そんな朝日村に唯一のラーメン店として君臨しているのが「まるなかや」だ。

 まるなかやの特徴

  • ①:朝日村唯一のラーメン店
  • ②:店舗は富山県高岡にある「まるなかや(本店)」の系列店
  • ③:店主は富山県の本店で修行を積んだ(のれん分け)
  • ④:ラーメンは富山ブラックではない独自の富山ラーメン
  • ⑤:おでんや一品料理もウマウマ

まるなかやは朝日村にありながら、松本市からのアクセスが多い有名店。店主がつくる独自の富山ラーメンは学びを得られること間違いなしだ。

当記事ではそんな朝日村のラーメン店「まるなかや」の魅力と食レポについてまとめる。

記事の信頼性

  • 筆者は長野県出身で在住歴20年の企業メディアライター
  • 長野県のあちこちで日々さまざまな経験と情報収集を重ねる(中信がメイン)
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朝日村の西洗馬地区にひっそりと佇む人気ラーメン店

朝日村のラーメン店「まるなかや」

朝日村唯一のラーメン店「まるなかや」

「まるなかや」は朝日村西洗馬にある村内唯一のラーメン店。一時期は同じく村内の「金鍋食堂」もラーメンを提供していたが、いま現在は営業していないため「まるなかや」が唯一のラーメン店となる。

店舗はややわかりづらい位置に佇む。

 MAP

朝日村の道をよく知る人であればどうってことないアクセスなのだが、そうでない人からするとナビは必須かと。なお、店舗の隣はこれまた人気の蕎麦店「ふじもり」だ。

まるなかやは、ラーメンとおでんの二刀流。
それは店主がのれん分けを許された“本店”が影響している。

実は富山県高岡市にある「まるなかや」の系列店

朝日村のまるなかやは、これまで知る人ぞ知るラーメン店だった。

しかし、abn長野朝日放送「駅前テレビ(※番組終了)」で紹介されたことをキッカケに口コミが広がり、現在では中信エリアで有名なラーメン店のひとつになったのである。

そんな「まるなかや」はラーメンとおでんを提供する二刀流。しかしそのスタイルが確立された背景には、富山県高岡市のラーメン店「まるなかや」の存在がある。

「まるなかや」本店 / 富山県高岡市

「まるなかや」本店 / 富山県高岡市【1】

そう、朝日村のまるなかやはこの富山県にある本店の「のれん分け」ということ。

店主は本店にて修業をつみ、地元・朝日村の自宅に店を構えた。さらに本店のラーメン・おでんの二刀流スタイルもそのままに営業している。

もっと言えば、本店の雰囲気をそのまま持ち込んだかのような印象。

それは「カウンター」。

 朝日村「まるなかや」のカウンター

朝日村「まるなかや」のカウンター

 富山県の「まるなかや(本店)」のカウンター

まるなかや本店の厨房&カウンター

【1】

このように朝日村の「まるなかや」と本店の雰囲気はほぼ一緒。店主の本店へのリスペクトが随所で感じられる。

 富山県「まるなかや」の詳細

店内は非常に落ち着きのある空間

「まるなかや」の店内はのどかな朝日村を象徴するかのよう。

時間の流れがゆっくりで一切のストレスを感じない落ち着いた空間となっている。

まるなかやの店内写真

朝日村らしさ全開の落ち着きのある店内

店の規模はいわゆる狭いラーメン屋程度。
しかし逆にそれが落ち着く要因と言っていい。

老若男女問わず、誰もが気兼ねなく利用できるラーメン屋のそれだ。

まるなかやの店内写真2

店内の様子

まるなかやの店内写真3

本棚とお酒ストッカー、そしてテーブル

カウンター上部に貼られた写真がこれまた良い味を出している。
これが心温まるのなんのって。

カウンター上部の写真

カウンター上部に貼られている写真

店主は大の野球好きかな?
店内にはそう思わせる野球関連のグッズがいくつか見られた。

座席はカウンターとテーブルのみ。
客層は常連がメインだが、松本市界隈のラーメン通も数多く訪れる。

入店ハードルは低め。
常連客がいないと驚くほど静かだが、落ち着いて飲食できる。

まるなかやのメニューラインナップ

まるなかやのメニューラインナップはきわめてシンプル。

 メニューリスト

まるなかやのメニュー写真

写真のようにラーメンのメニューは以下のような構成。

  • ラーメン
  • みそラーメン
  • ねぎ系
  • チャーシュー系
  • ねぎチャーシュー系

チャーハンや餃子がないのは残念だが、それこそが「まるなかや」の特長であり魅力かと。

そして、ラーメンとの二刀である「おでん」のメニューはこんな感じ。

おでんメニュー写真

おでんのラインナップは充実。
さらにドリンクメニューも豊富なので、居酒屋としての利用も可能だ。

事実、店舗に置かれているお酒のストッカーは飲兵衛ホイホイ。

ドリンクストッカー写真

ストッカーにはお酒がいっぱい

一品料理もいくつか置かれているので、ラーメンはもちろん呑みで訪れるのもおすすめだ(後述)。

【食レポ】まるなかやはラーメンだけでなくおでんや一品料理もウマウマ

食レポするメニューは次のとおり。

  • ①:「ラーメン」
  • ②:「おでん」
  • ③:「もつ煮」
  • ④:「山賊焼き」

まるなかやはラーメンのイメージが強すぎるが、おでんをはじめ一品料理もウマい。

ハッキリ言ってラーメンだけでは勿体無いなので、訪れたなら是非とも他メニューにも注目すべし。それでは上記4メニューをレポートしていく。

①:「ラーメン」

まるなかやの「ラーメン」は非常にシンプルなんだけど奥が深い。

富山と聞くと「ブラックラーメン」を想像される方がほとんどだと思うけど、まるなかやのラーメンはそれとはまた異なる富山ラーメン。

ラーメン写真

ラーメン(680円)

スープはベースが豚骨で醤油をミックス。
見た目は一般的な醤油ラーメンのそれで透き通っている。

印象的なのは「背脂フレーク」

背油とひき肉を揚げたフレーク

背油とひき肉を揚げたフレーク【1】

このフレークは唯一無二。
良いアクセントになってるし、独特な味わいが何とも言えない。

とにもかくにもスイスイと食べられる富山ラーメン。

見た目よりもずっとあっさり系なので、あっという間に完食する。

②:「おでん」

「まるなかや」のおでんもまた独自性が強い。

おでんの出汁は透き通っていて、極めてあっさり系の味わい。濃い味付けに慣れている人からすると良くも悪くも衝撃を受けるかも。

おでん盛り合わせの写真

おでん盛り合わせ

それでもこれこそが「おでんの完成形」なのだと証明してくれる”存在”がある。

それは「特製のみそ」だ

まるなかやのおでん味噌(赤丸)

これがもう絶品でこれだけをずっと舐めていられる(笑)。

おでんとこの特製みそが合わさった時の感動ったらないんだよなあ。アルコールが反則的に進みまくるし、次のおでんが欲しくて仕方なくなる。

ちなみに店主のおすすめメニューは「鶏皮餃子」「カニ面」「串系全般」だそう。

店主のおすすめおでんは「鶏皮餃子」「カニ面」「串」

おでん専門店にすらないメニューもある【1】

どれにしようか迷ったときは「盛り合わせ」を注文すればOK。

おでんを食べれば「まるなかや」がなぜ二刀流なのかよくわかると思うし、特製みその役割もよーく理解していただけるかと思う。

③:「もつ煮」

まるなかやで呑むなら「もつ煮」は外せない。

味わいはラーメンなどのメニューに似てあっさり風味だけど、ハマる人には間違いなくハマる一品。

瓶ビールともつ煮写真

瓶ビールともつ煮

一般的な濃厚な味付けのもつ煮とは違い「まるなかや」オリジナルの出汁で煮込まれた、そんじょそこらのそれとは違うもつ煮を楽しめる。

濃い味付けが正義みたいな世の中について考えさせてくれるねうん。

ビールとの相性がバツグンなので、とりあえずビールの人はセットで注文すると吉。

④:「山賊焼き」

私なんぞが一押ししたい一品料理は「山賊焼き(680円)」。

こちらもあっさり風味で仕上げられているが、シンプルの極みを感じるメニューと言える。

山賊焼き写真

山賊焼き

山賊焼きは店舗によって味も食感も大きく異なるが、なかには非常に脂っぽかったり硬すぎたりしてガッカリすることもある。

しかし「まるなかや」の山賊焼きはしつこさがなく非常に食べやすい。

山賊焼きを毛嫌いしている人にこそおすすめしたいかな。

ただし、日によってかなり唐揚げライクになることもある(笑)。

山賊焼き2写真

時には唐揚げのような仕上がりになることもある

とはいえ、これはこれでウマいから許しちゃう。

ラーメンだけでは物足りない場合という人は、ぜひ頼んでみてほしい。

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まるなかやのメニューは全体的にあっさり風味。
これは魅力であり長所だと思っている。

「余計な味付けをせず真っ向勝負」
そんなメッセージが伝わってくるような感じ。

ラーメンはおそらく万人受けするようなスープではないけど、気が付けばハマっていて定期的に訪れたくなっているはず。

とにもかくにも、まるなかやのメニューが少しでも気になったなら朝日村へGo。

引用:
abn長野朝日放送「駅前テレビ」【1】

 富山ラーメンを自宅で食べたくて仕方ない人向け

まるなかやの詳細


 

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