あなたは長野県松本市の名物料理をいくつ回答できるだろうか。
信州そば?
野沢菜?
確かにこれらは間違いではない。がしかし、松本市というよりは長野県の名物料理といえよう。
そこで今回は松本市の名物料理である「山賊焼き」「とうじそば」「牛乳パン」の3品を紹介。何となく知っている方もそうでない方もこれを機に基本情報をインプットしちゃってちょうだいな。
松本市の名物料理#1「山賊焼き」
山賊焼きは長野県松本市を代表するご当地B級グルメ。
発祥は松本市~塩尻市といわれており、中信エリア全域でよく食べられる名物料理だ(※発祥地に関しては激論になりやすく、塩尻市発祥が一歩リードかな?)。
味付けや作り方の基本は信州味噌に漬け込んだ鶏肉を1枚まるごと豪快に揚げる。
とはいえ、店舗によっては信州味噌以外のタレを用いたり焼きで仕上げるケースも。
とにかく多種多様だから好みが分かれる名物料理と言えるかな。
名前の由来(発祥)
お次は山賊焼きの“名前の由来”について。
これは2つの説があって、ひとつめは「山賊は人の物を“盗り上げる“」⇒「鶏上げる」⇒「鶏揚げる」というダジャレから(真面目に)。
この説を提唱したのは松本市の食堂「河昌」。
語呂合わせというユニークな説であることから、メディアはこちらを積極的に取り上げたりする。
でもさ、この説だと「山賊“揚げ”」にならないか…?
ま、細かいことはいいかw
ふたつめは塩尻市の居酒屋「山賊」を元祖とする説だ。
事実、居酒屋「山賊」の横には「元祖山賊焼」の石碑が立てられている。
先の説と比較するとこちらのほうが信ぴょう性がありそうだけど果たして・・・。
いずれにしても山賊焼きの発祥地に関しては松本市と塩尻市が対立するくらい熱々のテーマなのよね。汗
どちらの説を取るかはあなた次第ッ!
松本市の名物料理#2「とうじそば(投汁そば)」
「とうじそば(投汁そば)」は松本市奈川発祥の郷土料理で主に冬期(寒い時期)によく食べられるそば。
基本的な食べ方としては鍋(鰹節だし+しょうゆベースのつゆに鴨肉、キノコ、油揚げ、ネギを入れたもの)にそばを漬ける”しゃぶしゃぶ”スタイル。
名前を聞いただけではどのような蕎麦なのかイメージしにくいが、漢字表記(投汁そば)だとなんとなくわかる。ちなみにTBS系「サタデープラス」の特集でウドちゃんがイメージした「とうじそば」はこれ。
どうやら”投じる”というヒントから、鍋に鍋をINすると思ったらしいwww(大胆過ぎるだろ)
名前の由来(発祥)
とうじそばの名前の由来はそばを鍋に“投じて”食べることから(投汁)。
発祥は松本市奈川(野麦峠周辺)と言われているが定かではない模様。ただし江戸時代後期にはすでに存在していた料理とのこと。主に祝いの席で出されていたそうだ。
ちなみに「とうじそば」が有名な店舗としては、松本市大手にあるそば処お土産処「たかぎ」が挙げられる。
松本市にはそば屋が沢山あるけど、とうじそばを提供している店舗は限られる(季節も影響)。よって確実に食べたいならそば処「たかぎ」をおすすめしたい。
松本市の名物料理#3「小松の牛乳パン」
小松パンの「牛乳パン」は松本市界隈の人々から愛される名物料理の定番。
小松パンは大正11年創業の昔ながらのパン屋。看板商品の「牛乳パン」はボリューム満点で、1時間で200個が完売するほどの人気ぶり。メディアが報道すると30分も経たずに売り切れるし、店舗の前が長蛇の列になる。
そんな牛乳パンの魅力はふわふわの生地とクリームのボリューム、そして懐かしさを感じる味。
クリームはこれでもかってくらい詰まってて、計測するとその厚さは2.5cm(驚愕)。
見た目だけでも十分に楽しめるんだけど、他店のそれでは味わうことのできない優しさが感じられるんだよね。
まだ食べたことがない方は小松パンへ急ぎでGo!
【総括】松本市にはまだまだ名物料理があるんだぜ?
本記事ではTBS系「サタデープラス」が特集した松本市の名物料理「山賊焼き」「とうじそば」「小松の牛乳パン」の3品をまとめた。
がしかし、松本市の名物料理はこれらだけでない。
他にもこーんなにあるのよ。
・からしいなり
・「矢澤鯛焼店」のたい焼き
・「マサムラ」のシュークリーム
・「いろは」の団子
長野県全域の名物料理も入れたらもっと増えるし、それぞれを知ることで新たな発見が得られると思う。
おそらく挙げた以外にもまだあるんだろうな。
もし上記以外の名物料理をご存じの方はコメントもしくはTwitterでリプ・DMしていただけば幸い。
引用:
TBS系「サタデープラス」【1】
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