長野県松本市周辺にはかつてバス釣りのできる水系がいくつか存在した。
がしかし、それらは心ない釣り人たちによって利用できなくなった。
現在バス釣りが許されたフィールドは松本市の田溝池、奈川度ダム(梓湖)、塩尻市の小坂田池の3スポットのみ。
ということでこの記事ではそれら水系の特徴などをまとめる。
田溝池(松本市岡田)
「田溝池(たみぞいけ)」は松本市岡田にある定番のブラックバス釣りフィールド。
毎年数え切れない程の釣り人が訪れ、ありとあらゆるアプローチでブラックバスを釣りあげようと試みる。がしかし、そのハイプレッシャーが原因で魚たちのスレっぷりが半端ない。
釣果を少しでも上げたいのであれば、あさイチで美味しいポイントへ向かうしかないかも(夕まずめは人が多いのであまり期待できない)。また、田溝池におけるブラックバスの生態をよく理解することもポイントになる。
大抵はマズメを狙うことで1尾はあげられるものだけど、田溝池にかぎってはそれが通用しない・・・苦笑
なお現在は耐震工事のため池の水が完全に抜かれ釣りができない。工事期間は令和4年3月まで(あくまで予定)。
奈川度ダム(松本市奈川)
「奈川度ダム(梓湖)」は松本市奈川にあるダム湖。ブラックバスよりもサクラマスやブラウントラウトなどのマス釣りが有名で多くの釣り人が訪れる。
広大なダム湖と聞くと美味しそうなスポットが多いものとワクワクするが、実質釣りができるポイントはわずかしかない(というよりも降りていける場所・キャストできる場所がほとんどない)。
釣りができるポイントを把握したい場合は上州屋かバンバンの店員さんから聞くべし。
キャストできる場所までの道のりは基本的に急勾配。一歩間違えば湖に落下する。
生息するブラックバスはサイズこそ大きい(ごく普通に40cmオーバーの個体が泳いでいる)がスレている。マズメを狙えば釣りあげられそうだが暗闇のダム湖での釣りは極めて危険。釣果がほしくても明るい時間帯を選んでほしい。
なお、釣りには遊漁券が必要。市街地からダムへと向かう道中にあるセブンイレブンで購入しよう。
ちなみに奈川度ダムは現在、将来的にボート遊覧ができるようテストを行っている(※釣りのためのボート遊覧ではない)。
小坂田池(塩尻市塩尻町)
「小坂田池(おさかだいけ)」は塩尻市塩尻町にある農業用水池。市内では定番のブラックバス釣りフィールドだ(私なんぞのメインフィールド)。
規模こそ大きくないが魚たちは基本的にスレておらず釣りやすい。マズメに良いポイントにキャストすれば高確率で釣りあげられる。上級者はもちろん初心者も楽しめる優しさに満ち溢れたフィールドだね。
ただし、釣りが許可されている場所は桟橋のみ。
昨今は釣り人のマナーが非常に悪く、ゴミが至るところに散乱している。さらにはルールを無視した釣りが横行しており、釣り禁がかぎりなく近いブラックバス釣り場と言っていいかもしれない。
現在釣りが許可されているのは近隣住民の理解と有志の皆さんのおかげである。
一応、私なんぞの小坂田池ブラックバス釣行記を貼っておく。
急激な減水や工事などもある池なので利用にはご注意いただきたい。
なお現在は耐震工事のため釣り場として機能していない…。
各フィールドで釣果をUPさせるコツ
こちらの項はややおまけ的な感じ。
バス釣りにおいて技術の向上は釣果に強く影響するが、どれだけ練習してもプロのような釣果に至らないと悩む人は少なくないと思う。ぶっちゃけプロに勝てるわけなどないんだけど、少しでも近づきたいという意識は持って当然だ。
では物事をより現実的に考えるためにも、ステージをちょっと下げて考えてみよう。
プロに勝つことは厳しいが身近にいるバス釣りが上手い人ならどうだろう。
漠然としていた意識が明確にならないかい?
私なんぞはまだまだ下手っぴアングラーだが、彼らに注目したことで釣果は確実にupした。
釣りが上手い人に見られる5つの特長
1)純粋に技術が高い
2)ブラックバスの生態とフィールドの特徴をよく理解している
3)得意技を数個ほど持っている
4)釣れるブラックバスを把握している
5)状況判断が早い
1と3は練習あるのみだがすぐ身につくものではない。2と4も場数を踏む必要があるので時間がかかる。
一方で5はいわゆる”見えバス”に対してどれだけ効果的なアプローチを早くできるか。
実はこの”5”こそがバス釣りの釣果を高めるコツであり、わりとスムーズに実現できる裏技なんだよね。
当たり前だけど日光による水面反射を上手に取り除くことができれば、水中のブラックバスを鮮明に把握可能。そう、釣りが上手い人々は常に魚の様子、位置をサーチし、最適解を当てはめているのだ。
そして彼らは偏向グラスをほぼ間違いなくかけている。
偏向グラスのすゝめ
もう回りくどく話す必要はないね。
釣果を単純にupさせたいなら確かな偏光グラスをかけて水中を丸裸にし、効果的と思われるアプローチをすればいいだけ。
私はこれまでに偏向グラスをいくつか使用してきたが、安価なものはどれも使い物にならなかった(重要な部分が見えない・難がある)。やはりプロが推奨しているものでないと、下手っぴが恩恵を受けることは困難らしい…。
じゃあどれがいいのってことで徹底的にリサーチしたところ「Zeque(ゼクー)」製がピカイチだった。
メリットは大きく分けると3点。
1)映り込みが大幅に軽減されるため水面が明瞭になる
2)最高水準の解像力と光学性能
3)長時間かけても疲れない
公式を覗いてみると、あーら有名バスアングラーがこぞって使用しているじゃあ~りませんか(釣り界の偏向グラスを牽引する存在だから当然だね)。
ダウザーに菊元さん、盛三さん、大西さんが愛用となればもうこの時点でポチ決定なわけだけど、zequeはそんじょそこらの偏向グラスとは違ってめっさ高いのよ・・・。これが唯一のデメリットかもしれない。
それでもユーザーの評価は高い(※以下すべてAmazonカスタマーレビュー)。
★★★★★
めっちゃ見えます。かっこいいです。高いけど買ってよかったです。
★★★★★
ドライブや釣りの時の利用のため購入。
偏光サングラス利用は初めてのため比較はできませんが、映り込みがかなり軽減され
水面の状況が明瞭になり目の負担がかなり軽減されました。
ドライブの時にもフロントガラスの映り込みが減り、こんなに運転しやすいのかと感動。
デザインも良く、また重量も気になるものでもないため付けていて疲れることもありません。
★★★★★
今まで、安物の偏光グラスか裸眼で頑張っていました。思い切って、買ってみましたが値段分の価値は十二分にあります。こんなに海の中も見えるのか、という感じです。かけていても気になりませんし、車の運転にも使えています。オススメです。
ってなことで高額なもののダウザーも愛用する「Vanq X」をポチ。
まさにカスタマーレビューに書かれている内容どおりだった。
水面が驚くほど明瞭になり、ブラックバスの様子・位置がよくわかる。少し離れた位置にシャッドをキャストしてゆっくりリトリーブすると・・・いとも簡単に釣れたw
その後もルアーを変えてさまざまなアプローチを試したが6割は成功してフィッシュ。これまでは適当だったり勘がメインだったけど、zequeのおかげで釣果が大幅に向上した。
偏光グラスそのものが技術力をすべてカバーできるわけじゃないけど、釣りやすくしてくれることは確か。
長くなってしまったけど、なかなか釣果が上がらず悩んでいる人の参考になれば幸い。
ワンランク上の偏光グラスの使用はけっしてズルじゃないよ。
【総括】貴重なバス釣りフィールドを失わないために
このように松本市界隈でバス釣りが許可されているフィールドは3件しかない。
もともとは許可されていた水系も心ない釣り人の行動が原因で釣り禁になってしまうのだ。
正直なところ、当記事で紹介したブラックバスフィールドも虫の息と言っていいかもしれない(特に小坂田池)。ルールが設けられているなら当然それに従う必要があるし、近隣に住宅があるならモラルを考えた釣りをしなければならない。
単なる自己満足の釣りはフィールドを殺すばかりか周囲に多大なる迷惑をかけてしまう。
今ある水系でのバス釣りがいつまでもできるよう最善の行動をとらないとね。
それから松本市周辺には池が点在しているけど、すべてが釣り禁止ということを頭に入れておいてほしい。
「バレなきゃ大丈夫」という腐った考えは捨てようや。
引用:
BASS CATEGORY / zeque【1】
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