信州には地域特有の食文化がいくつか見られる。
そのなかでも特に面白いのが、
おでんに”ねぎだれ”をかけるという実にユニークな文化だ。
飯田市はおでんにカラシや味噌ではなく、ねぎだれをつけて食べるって知ってた?
ちなみに私は何も付けない派です、ええ。
飯田市の伝統食文化を把握せよ。
ってなことで該当記事を更新しましたよっと。#飯田市#おでん#ねぎだれhttps://t.co/xWohQkmb6n
— ショギョウムジョウ | 信州の飲兵衛ブロガー/ライター (@shogyomujo_n) January 28, 2020
飯田市の伝統食文化「おでんにねぎだれ」は、SBC「ずくだせテレビ」や「秘密のケンミンshow!」で特集されると、その存在は信州全域に知れ渡ることに。
長野県の南、飯田の人はおでんに「ねぎだれ」をかけるんです。テレビでたびたび紹介されていますが、先日の秘密のケンミンSHOW!で再び注目♪これからの季節、あったかおでんに信州飯田の美味しい味「ねぎだれ」。よかったらお試しくださいねー。#ねぎだれ #長野県 #飯田市 #信州 #おでん #味変 #美味 pic.twitter.com/OMnItm4aTU
— おいでなんしょ@南信州 (@oideiida) November 22, 2022
当記事では、そんな飯田市の伝統食文化「おでんにねぎだれ」についてまとめた。
飯田市はおでんに″ねぎだれ″が当たり前
おでんにつける定番といえば、一般的には「からし」か「味噌」。
しかし、飯田市では”ねぎだれ”が定番。
もっと言えば、この「おでんにねぎだれ」文化は街おこしの類ではない。
飯田市において昔から伝わる食文化である。
日本酒には飯田名物ねぎだれおでん🍢 pic.twitter.com/DWu9lgqoCk
— ダグ (@digudagu_2002) February 15, 2019
まずはこの「おでんにねぎだれ」における以下の基本情報をまとめていく。
- 「おでんにねぎだれ」の発祥
- 飯田市における「ねぎだれ」の定義
- 「おでんにねぎだれ」のポテンシャル
飯田市の「おでんにねぎだれ」をインプットしたい人はぜひ。
「おでんにねぎだれ」の発祥
飯田市の伝統食文化「おでんにねぎだれ」の発祥は、飯田市の飲食店・味処「丸現」。
ずくだせテレビによると、初代店主の細沢歓一さん(現店主は3代目)がネギ好きだった常連客に、刻んだネギをのせたおでんを提供したことがはじまりだという。
その後は調味料で味付けをするなどして、現在のねぎだれに至ったとのこと。
飯田市に「おでんにねぎだれ」文化が定着させたのは、丸現の初代店主だった。
なお、丸現の「ねぎだれおでん」は大人気だ。
この写真は「食べログ」に載ってるらしい。
この おでんが「ねぎだれ」発祥の元祖
飯田市の「丸現」という割烹居酒屋のおでんです。
開店は夕方5時からだから、ご注意を😋👍飯田市桜町と言う通りにある店ですが
春は桜が通りの中央にずらっと並んでいて
車で桜吹雪のトンネルをくぐり抜けられます。 pic.twitter.com/IXZPn8FjRg— 風のジハード (@wind_jihad) October 2, 2019
飯田市における「ねぎだれ」の定義
続いては、飯田市における「ねぎだれ」の定義について。
飯田市の伝統食文化となると、なにか特別なタレを想像する。がしかし、実際は醤油に刻んだネギを漬けただけの非常にシンプルなものらしい。
とはいえ、これはあくまでベースの話。
味付けは店舗や家庭よって異なるようでさまざまらしい。
「おでんにねぎだれ」のポテンシャル
飯田市の伝統食文化「おでんにねぎだれ」のポテンシャルは高い。
ずくだせテレビでそれを食べた大久保調査員は「うまい」と大絶賛。
加えて、ねぎだれは長野県の伝統食「おやき」や「野沢菜」を超える可能性があるとも。
非常にシンプルなタレではあるものの、その人気はすでに県外にも広がっている模様。
あと長野のほうではよくおでんにつけるというねぎだれを作ってみた。とてもおいしくてリピート確定。みじん切りしたねぎとすりおろした生姜を醤油とみりんに漬け込むだけ。なんにでも合うなこれは。
— 蛙坂 須美(アサカ スミ) (@Mishiba_Y) April 24, 2022
すでに「ねぎだれ」は商品化され販売されているが、今後はもっとポピュラーな存在になるかもしれない。
信州飯田のねぎだれレシピ
信州飯田のねぎだれは、誰でもかんたんに作ることが可能。
ということでレシピをば。
信州飯田ねぎだれの材料
- ねぎ・・・お好みで
- しょうゆ・・・適量
- みりん・・・適量
- ゆず・・・擦ったものを適量
以上を用意したら、まずはねぎを細かく刻む。
続いてはボールなどの器を用意して、そこにすべての材料を入れる。
あとはひたすら混ぜるだけ。
何も難しいことはないので、興味がある方はぜひ自宅で作ってみてほしい。
飯田市の「おでんにねぎだれ」に関するQ&A
飯田市の「おでんにねぎだれ」に関するQ&Aをまとめた。
興味がある方はチェックを。
Q1:飯田風おでんを作りたいのですが参考になるサイトはありますか?
A:飯田風おでんは、ねぎだれがポイントになる。
先のレシピと一般的なおでんがあれば、ほぼ再現できるかと。
飯田風おでんのレシピは以下を参考にするといい。
Q2:信州飯田のねぎだれ販売店をおしえて
A:信州飯田のねぎだれ販売店は「稲垣来三郎匠(丸昌稲垣 株式会社)」。
MAP
Q3:信州飯田のねぎだれの使い方は?
A:信州飯田のねぎだれのベストな使い方としては「おでん」。
しかし、稲垣来三郎匠はさまざまな使い方を提案している。
元々は地元の居酒屋から始まったとされる「ねぎだれおでん」に使うたれですが、ねぎとしょう油のシンプルな味わいで、冷奴・湯豆腐等の豆腐料理に、唐揚げ・揚げ茄子などのフライ料理に、チャーハンの味付け、卵がけご飯、ぶっかけうどんのタレ等、さまざまな料理に使えます。
まとめ
飯田市の伝統食文化「おでんにねぎだれ」は、今後話題になる可能性が高い。
おまけに誰もがかんたんに作れるので、紹介したレシピをもとに一度つくってみてはいかがだろうか。
また本場の味を堪能したい方は、ぜひ「丸現」にアクセスしてみてほしい。
引用:SBC信越放送「ずくだせテレビ」2019/1/23放送分【1】
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