2019年晩夏、初の奈良井宿を堪能。趣のある建物に魅了され、至福の時を味わうことができた。
が、散策における醍醐味のひとつ『食』をクリアしていなかったため、慌てて現地ならではの料理をリサーチ。
そこで見つけたのがカフェ「深山」だ。
看板メニュー「100年前のライスカレー」に惹かれ、こちらでランチ&散策〆をすることとした。
はたしてカフェ「深山」の100年前のライスカレーの味やいかに。
目次
オシャレで居心地最高のカフェ「深山」
カフェ『深山』は道の駅・奈良井宿隣に位置する比較的大きめなカフェ。
奈良井宿にピッタリの雰囲気を持ち、看板メニュー「100年前のライスカレー」など、立ち寄らずにはいられない要素が満載だ。
いやさ、こんなパワーワード見せつけられたら寄っちゃうじゃん?w
100年前ってのが気になって仕方がないよね。そのままの意味なのか、それとは別の意味なのかさ。
そんなワクワクドキドキを抱きつつ、カフェ「深山」へ入った。
モダンでナチュラルな雰囲気が漂う店内に癒される
カフェ「深山」の店内は木を基調にしたモダンなデザイン。奈良井宿のカフェと聞いて頷ける空間になっており、どこまでも自然を大切にしている印象。
店舗の周囲に植えられた木々のメリットで、快適な風を受けながらの飲食が楽しめるんだよね。
時間がゆっくり流れる感覚を味わえるカフェでもあるし、奈良井宿を散策した後のお茶には最適かもしれない。
カフェにしては規模が大きく、店内は広々していて席に余裕があり、店外にもオープンテラス席が用意されている。
カフェ『深山』を利用するほとんどの客はお茶が目的だね。客層は30代以上の女性がメイン。あとはファミリー、ご年配の夫婦といったところかな。
また、店主さんのご趣味なのかわからないけど、店内の一角にはレトロなアイテムを展示するコーナーが設けられていた。
特に私が注目したのはドリフのポスター。
非常に良い状態で保存されていて素直に「欲しい!」と思えるレアモノ。ドリフの大爆笑を見て育ったこともあって、ポスターを見ただけでいくつかのネタが脳内再生されたっけか。
こんな私殺しのレトロなアイテムたちを見せられたら、しばらく眺めちゃうぜ…汗
ま、実際に料理の注文、大幅に遅れたけどね。苦笑
メニューラインナップはシンプルだがインパクト強し
カフェ「深山」のメニューラインナップは非常にシンプル。品数はきわめて少ない。
看板メニューの「100年前のライスカレー」をはじめ、「えごまだれおはぎ」「きびもち」がメインで、そのほかはデザートとドリンクのみ。
このように非常にシンプルだが、逆にそれが良い。わずかなラインナップのみで提供しているところって、シンプルを極めている気がして尊敬しちゃう。
しかしながらカフェ「深山」のメニューはそれぞれのインパクトが強い。
だからこそ少ない品数でも十分なんだろう。
「100年前のライスカレー」を食らう!
さ、それでは本題の「100年前のライスカレー」の食レポをば。
見た目は具材が一切入っていないオーソドックスなカレーライスと言った印象。でも、盛りつけがオシャレで随所にこだわりが感じられる。
それでは一口。
なるほど・・・
100年前というフレーズは本当にそのままだった。
当時作られていた・食べられていたであろうカレーを忠実に再現しているのな。
余計な調味料などは一切使用せず、素材をどこまでも活かした非常にヘルシーなカレー。
よって味はきわめて薄口で、旨味やコクという概念がない。
ハッキリ言って現代のカレーに慣れているので驚きは隠せないが、当時の味を再現しているという点は実に面白いし、素晴らしいこと。
けっして万人ウケするようなカレーではない。だけど、シンプル過ぎる味の中に大切な何かを教えてくれる旨みのようなものを感じた。
【総括】100年前のカレー、食べてみなよ?
カフェ『深山』の100年前のライスカレーは、皆が普段食べている旨みとコクで満たされたカレーとは異なる。
が、それを食べることで得られる発見があると思うんだよね。
事実、私は100年前のライスカレーを食べて、食事をもっと大切にしようと思った。今ある当たり前は先人の知恵と苦労によって作られたわけだし。
ということで、奈良井宿を楽しむ際はカフェ『深山』の100年前のライスカレーを食べてみてほしい。
本当に奈良井宿は何から何まで発見の連続だったな~。
ごちそうさまでした!