飯田市の伝統食文化「おでんに”ねぎだれ”」の全貌

飯田市の伝統食文化「おでんに"ねぎだれ"」の全貌 ローカル

あなたは飯田市の伝統食文化についてどこまでご存知?

2019/1/23放送の「ずくだせテレビ」において飯田市の伝統食文化が特集されたんだけど、これがもう驚きの内容だったのよ。

飯田市はおでんに“ねぎだれ″をつけて食べるのが当たり前なんだって。

ということでこの記事では、飯田市の伝統食文化「おでんに”ねぎだれ″」についてまとめてみる(「ずくだせテレビ」の放送内容に沿って)。

なぬッ?!飯田市はおでんに″ねぎだれ″が当たり前だと・・・?

飯田市はおでんにねぎだれをつけて食べる

飯田市はおでんにねぎだれはデフォ【1】

 

おでんにつける代表的なものと言えば「からし」もしくは「味噌」よね?

なかには何も付けずそのまま食べるって人もいるだろうけど、まあ挙げられる候補としたらそんくらいだと思う。

でもね、飯田市はおでんに“ねぎだれ″を必ずつけて食べるらしい。

これを報道したのはSBC信越放送「ずくだせテレビ」

調査員を担当した大久保ノブオさんは真相を確かめるべく飯田市役所に向かった。

さっそく飯田市の職員さんに尋ねてみると・・・

飯田市役所を直撃したところ・・・

「おでんにねぎだれ」はガチだった【1】

 

どうやら事実らしい。

それも街おこしの類ではなく飯田市において昔から伝わる食文化だという。

続いて「ねぎだれ」の定義について尋ねると

ねぎだれとは何ぞや?

いたってシンプルなたれらしい【1】

 

特別なタレというわけではなく、しょうゆに刻んだネギを漬けたものがベースとのこと。

ただし、各家庭よって味付けは異なるようで多種多様らしい。

 

ホントにねぎだれで食べてるの~?

飯田市のおでんのお供「ねぎだれ」

飯田市ではおでんに欠かせない「ねぎだれ」【1】

 

飯田市の食文化「ねぎだれ」は特別な調味料は用いない非常にシンプルなタレだった。

誰がどう見たって見た目どおりのタレなわけだが、はたして飯田市民は本当にねぎだれをつけて食べているのだろうか?

半信半疑の大久保調査員は飯田市役所の職員にひとりずつ質問していく。

すると・・・

1人目「ねぎだれ」

1人目「ねぎだれ」【1】

2人目も「ねぎだれ」

2人目も「ねぎだれ」【1】

おでんにカラシとかミソタレをつける方が驚き

3人目「ねぎだれ以外考えられない」【1】

 

3人中3人が「ねぎだれ」と回答。

3人目の職員さんに至ってはおでんにカラシや味噌をつけることの方が驚きらしい(いやいやそれこそがデフォだと思うんだけどね苦笑)。

カラシや味噌で食べたことがない

3人目の職員さん「カラシや味噌で食べたことがない」【1】

 

その後も職員さんに質問するも全員が「ねぎだれ」と回答。

ってなことで飯田市における「おでんにねぎだれ」文化はガチということがわかった。

飯田市では欠かせない食文化

ガチの食文化だったわ【1】

 

地域独自の食文化ってなかなか理解できないものがある。

それは人間が何をするにしても基準に従う生き物だから。ちょっとのズレが気持ち悪いんだよね。

それでも飯田市の食文化「おでんにねぎだれ」は誰もがすんなり食べられる存在だと思う。

今回の放送をきっかけに信州において浸透しそうな気もするな。

発祥は味処「丸現」

味処「丸現」

ねぎだれ発祥の店・味処「丸現」

 

続いては「ねぎだれ」発祥について。

「ずくだせテレビ」によると、それは飯田市の飲食店・味処丸現」のようだ。

初代店主・細沢歓一さん(現店主は3代目)は大のネギ好きだった常連客のひとりに、刻んだネギをのせたおでんを提供。その後は調味料で味付けをするなどして今日のねぎだれに近づいて行ったのだという。

ねぎだれが生まれるまで

ねぎだれが生まれ浸透した背景【1】

 

なるほど。いまや飯田市の食文化はひとつの飲食店からすべてがはじったわけか。

浸透するまでの背景を知ると、初代店主の思いや常連客からの愛を感じるね。

ちなみに「丸現」が実際に提供している「ねぎだれ+おでん」はこちら。

丸現のおでん

「丸現」のおでん+ねぎだれ【1】

 

本家のそれを食べた大久保調査員は・・・

大久保さん

そのうまさに驚く大久保さん【1】

 

「うまい!」と大絶賛。

これは心から発言されていたように見えたので、おでんにねぎだれがマッチすることは間違いなさそう。

きっとねぎだれが具を引き立ててくれるんだろうな。

大久保調査員は加えて、ねぎだれが長野県の伝統食「おやき」や「野沢菜」を超える可能性があるとも

おやきや野沢菜を超える可能性あり

おやきや野沢菜を超える可能性あり【1】

 

ちなみに「丸現」の現店主も、おでんにカラシや味噌をつけて食べる一般的スタイルに驚きらしい。

「おでんにねぎだれ」という食文化はそれほどまで絶対的ということだな。

ネギ好きの常連客よ、あなたと初代店主のおかげでいまやそれは飯田市の食文化になってるぞー!

ねぎだれの作り方

「ねぎだれ」の作り方

飯田市のマダムたちから「ねぎだれ」の作り方を学ぶ【1】

 

最後に「ねぎだれ」の作り方を。

用意するものは以下の4点。

ねぎだれの材料

ねぎ・・・お好みで
しょうゆ・・・適量
みりん・・・適量
ゆず・・・擦ったものを適量

 

まずはねぎを細かく刻む。

①ねぎを細かく切る

①ねぎを細かく切る【1】

 

続いてはボールなどの器を用意して、そこにすべての材料を入れる。

②ねぎとゆず、みりん、しょうゆを混ぜる

②ねぎとゆず、みりん、しょうゆを加える【1】

 

あとはひたすら混ぜるだけ。

混ぜる

混ぜたまえ混ぜたまえよ【1】

 

このようにねぎだれは誰でもかんたんに作れる。

おでんにはもちろん、豆腐にかけても美味しいとのこと。ほかにもさまざまな料理に使えるようなので、気が付いたら欠かせないタレになっているかも。

あらためて大久保調査員が「おやきなどを超える可能性アリ」と発言した理由がよくわかるね。

汎用性が高いんだろうなあ。

【総括】ネギ好きの方は今すぐお試しあれ

飯田市の伝統食文化「おでん&ねぎだれ」は今後話題になる可能性を秘めている。

誰もがかんたんに作れるタレなので気になった方は是非お試しを。

ちなみに私は大のネギ嫌いなのでノーセンキュー・・・汗

とはいえ、おでんは大好物なので飯田市に訪れた際はねぎだれに挑戦するつもり。

もしかしたら食えるかもわからんのでね。

 

引用:
SBC信越放送「ずくだせテレビ」2019/1/23放送分【1】

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