昔ながらのラーメンを提供する店舗が激減する昨今、松本市界隈にはいまも当時の味を守り続ける店舗がいくつか存在する。
そのひとつが松本市芳川にある『らぁ麺 成田屋』だ。
【新記事】
「『成田屋(松本市)』の優しさ溢れるラーメンを食らう」をupしました。透き通った鶏ガラスープから作られる「ラーメン(680円)」はまるで塩ラーメンのよう。優しさが詰まったあっさり系の中華そばだぜ。
昔ながら系では唯一無二の味、ガチで。#成田屋https://t.co/jfLYf25zFj
— ショギョウムジョウ | 信州の飲兵衛ブロガー/ライター (@shogyomujo_n) May 26, 2020
らぁ麺 成田屋の特徴
- ラーメン通はもちろんそうでない層からも愛される名店
- 優しくあっさりとした味わいのラーメンが大人気
- 実はチャーハンが絶品
- 子供も安心して食べられる味付け
- 落ちついた雰囲気の店内がたまらない(※現在は改築済み)
成田屋のラーメンを口にすると、決まって「今後も守っていかなければ」と強く感じる。
当記事ではそんな『らぁ麺 成田屋』の食レポをまとめた。
松本市芳川にある昔ながらのラーメン屋
らぁ麺 成田屋(なりたや)は松本市芳川小屋にある昔ながらのラーメン店。昭和43年創業の松本市を代表する老舗店である。
店舗の周辺には「ENEOS」をはじめ「西源 流通団地店」「魚魚魚 流通団地店」がある。
MAP
なお現在の営業店舗は松本市芳川だが、昔は野溝に店を構えていた。
そんならぁ麺 成田屋は2020年6月にリニューアルオープン。これまでは昭和な雰囲気がただよう風貌をしていたが、改築によってかなりモダンな表情に変化した。
現在の店舗写真
店舗規模は町中華店よりもやや大きいくらい。
改築前のほうが広々としていた。
改築前の店内写真
店内の雰囲気は非常に落ち着いていて静か。
威勢の良い兄ちゃんたち(スタッフ)の大声が飛び交うモダンなラーメン屋とは真逆。
改築後もその雰囲気は残っており、基本的には静かに飲食できる空間だ(人によっては落ち着きすぎていてイヤになるかもしれない)。
座席はカウンターとテーブル席のみ。
客層はこれといって決まっておらず、老若男女がランダムに訪れる印象。
成田屋に提供されるラーメンは昔ながらの味わい。
がしかし『支那そば太郎』や『石狩ラーメン』の系統とはまた異なる。
その独自の味わいこそが、多くのファンを獲得している理由といえよう。
らぁ麺 成田屋のメニューラインナップ
らぁ麺 成田屋のメニューラインナップは極めてシンプル。
各種ラーメンにご飯モノと一品料理が数点あるだけだ。
メニューリスト
※写真のメニューは2020年時点のもの
看板商品は『ラーメン』だが、ご飯モノも大人気メニュー。
- ビビンパ
- チャーハン
- カレーライス
- ライス(半ライスもあり)
さらにはガッツリ食べたい人を対象とした「セットメニュー」も用意されている。
- Aセット(ラーメン+半カレー)
- Bセット(ラーメン+半ビビンパ)
- Cセット(ラーメン+半チャーハン+小鉢)
- ラーメン餃子セット
- ラーメンもつ煮セット
そして、ラーメンがつかない定食メニューも2種類ある。
- 餃子定食(餃子✖8+ライス+スープ)
- もつ煮定食(もつ煮+ライス+スープ)
このように成田屋はがっつり系のメニューが豊富。
したがって、たらふく食べたい方にはおすすめだ。
一品料理はこんな感じ。
飲兵衛が飲まずにはいられない「餃子」「モツ煮」「キムチ」の3点。ドリンクはビールのみとなっているが、逆にそれがスペシャルな感じで良き。
なお、夏期になると限定メニューとして『冷やし中華』が登場。
あとはお好みでトッピングと言った感じ。
味玉、チャーシュー、メンマ、ネギ、全部のせがラインナップされている。
【食レポ】優しさが詰まったあっさり系ラーメンとウマウマな飯モノたち
食レポするメニューは次のとおり。
- ①:「ラーメン」
- ②:「チャーハン」
- ③:「カレー」
- ④:「モツ煮」
いずれも一口食べたらホッとする。
この癒し効果はここでしか味わうことができない。
それでは上記メニューをレポートしていく。
①:「ラーメン」
らぁ麺 成田屋のラーメンはどこまでもシンプルな味わい。
写真とテキストだけで判断すると、支那そばを思い浮かべる方が多いと思う。がしかし、実際のところはそれと異なるタイプの昔ながらのラーメンと言ったところ。
ラーメンは鶏ガラベースのやさしさに包まれた味わい。塩気のあるしょうゆをガツンとブレンドしたタイプではなく、鶏の旨味を前に置き塩気は脇にというイメージ。
その味わいったら一度食べたら忘れられない。
決してパンチのある味じゃないのに、記憶にインプットされる。
それはまるで塩ラーメンを食べているかのよう。
成田屋のラーメンはそれほどまでにあっさりしてるのよ。
それに自家製チャーシューがこれまたウマウマ。
口に入れた瞬間に脂がトロけて、本能が白米をつよく欲する。
成田屋のラーメンは替えがきかない。
②:「チャーハン」
私が成田屋でもっともおすすめするメニューは「チャーハン」。
そのクオリティは松本市界隈でトップクラスだと思ってる。
ここのチャーハンはラーメンとの相性が抜群。
やや塩気の強い味付けだが、気が付けばもう完食している。
シャキシャキ食感のネギとウマウマチャーシューを豪快に入れて炒めた反則メシ。
もう昇天待ったなしのクオリティなわけだ。
成田屋に訪れたならラーメンとチャーハンはマスト。
すなわち「ラーメン半チャーハン小鉢セット」が最適解だと思う。
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③:「カレーライス」
らぁ麺 成田屋は飯モノのクオリティとオリジナリティが光る。
カレーライスもそのひとつだ。
ここのカレーライスはおそらく鶏ガラスープをブレンドしている。
その旨味と風味が加わることで良い意味でのクセが誕生。ややスパイシーなルーも相まって、成田屋でしか味わうことのできない味わいを楽しむことができる。
正直なところ、このカレーライスだけを食べにきてもいいくらい。
カレーライスもラーメンとセットにできるので、気になったならぜひ注文してみてほしい。
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④:「モツ煮」
らぁ麺 成田屋で一杯ひっかけるなら『モツ煮』は絶対に外せない。
ここの特徴というべき「やさしさ」が甘さで表現された一品。
居酒屋のモツ煮とは異なる味わいなのがまたいい。
ハンドルキーパーがいるなら、モツ煮でビール数本は行っちゃっておくんなまし。ラーメンの前のつまみとしても最適である。
【まとめ】らぁ麺 成田屋のラーメンは唯一無二ですはい。
成田屋のラーメンはけっして万人ウケするタイプでない。
やさしい味わいの醤油ラーメンではあるものの、極めてあっさりしているので濃い味付けを好む方からすると物足りなさを抱くだろう。
しかし、独自性をここまで確立した昔ながらのラーメンはそうそうない。間違いなく唯一無二のラーメンを提供する店舗だと思う。
私なんぞは成田屋のラーメンにいつも癒されているひとり。
これからも変わらない癒し系であり続けてほしい。
中華そばが好きで好きで仕方ない人向け
らぁ麺 成田屋の詳細
- 営業時間:
- ランチ:11時00分~14時00分
ディナー:17時00分~19時30分 - 定休日:火曜日
- 住所:長野県松本市芳川小屋72−4
- TEL:0263-57-0013
- 座席:-
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