安曇野市は蕎麦の名店が多い。
その提供スタイルは多種多様だが、いずれも独自の蕎麦を提供し人気をあつめている。
今回レポートするのは、そんな安曇野市の蕎麦屋のなかでも”やや変わり種な店舗”。というのも、ショッピングセンター内で営業している「フードコート」なのだ。
それはエルサあづみ野にあるフードコート「花つづみ」だ。
こっそり教える
エルサあずみ野にあるフードコートライクな『花つづみ』の蕎麦は旨い
小木曽が好きならオォーってなると思ふ(B級+的な位置づけ)
蕎麦は黒くて独特の食感。量は少なめだが満足行くクオリティ。あ、天ぷらも美味いから天そば、天丼もおすすめ
落ち着いたら記事にするわ pic.twitter.com/P6pztwqEWu
— ショギョウムジョウ | 信州の飲兵衛ブロガー/ライター (@shogyomujo_n) September 4, 2020
花つづみの特徴
- 安曇野市三郷にあるショッピングセンター「エルサあづみ野」にある昔ながらのフードコート
- 大衆食堂の定番メニューがコンパクトに収められ提供されている
- 蕎麦と天ぷら系メニューがウマウマ
- 過疎店のフードコートとバカにすると返り討ちにされるクオリティ
- 懐かしさをどこまでも堪能できるスペース
花つづみは子供のころに利用した懐かしさと、予想を良い意味で裏切るメニューを味わえる。
当記事ではエルサあづみ野の「花つづみ」における食レポをまとめた。
エルサあづみ野にある実はウマウマなフードコート店
花つづみは安曇野市三郷温にあるショッピングセンター「エルサあづみ野」内にあるフードコート。店舗は施設の1階にあり、開放感があふれる古き良きフードコート店舗となっている。
MAP
花つづみのフードコートスペースは結構広め。
店舗を利用しなくても、誰もが休憩できる共同スペースになっているので、席の一角ではババたちが井戸端会議を熱心に開いている。
スペースの雰囲気は昭和で時が止まっているかのよう。
子供のころにワクワクしながら食べた、あの記憶がそのまま残っている。
レトロ厨であれば、この素晴らしさを秒で理解してくれることだろう。
が悲しいかな、花つづみが安曇野市界隈の人々からランチタイムに選ばれる確率はきわめて低い。なぜなら利用客のほとんどが、エルサあづみ野で買い物をする人々のみだから。
花つづみ目当てで訪れる客はホント稀なのよ…。
ま、だからこそ「穴場」であり「隠れた名店」と表現できるわけだが。
座席はテーブル席とソファ席がズラリと並んでいる。
客層はエルサあずみ野の買い物客がメインで、年齢層は50代以降が多い。
本来であれば混み合うはずのランチタイムも、ほぼ貸切状態で利用できる。
強調するが、ガラガラの状態であっても提供されるメニューの満足度は高い。見た目でモノを判断してはいけない典型が花つづみだと思っている。
入店ハードルは激低。
誰でも気軽に利用できるので、構える必要はまったくない。
「エルサあずみ野」とは
エルサあずみ野は、長野県安曇野市三郷温にあるショッピングセンター。
開店したのは1988年10月27日。
かつては賑わいを見せ、三郷地区のシンボル的な存在だった。
久しぶりのエルサあづみ野
ここもまた癒しの空間そして花つづみ
ここのざるそばと天丼❤️です pic.twitter.com/ADzvuEsPmN— ショギョウムジョウ | 信州の飲兵衛ブロガー/ライター (@shogyomujo_n) September 14, 2023
現在は過疎っぷりが著しく、利用者もかぎられている印象。
しかし、店内の雰囲気は当時から変わっておらず、私のようなレトロ厨を喜ばせる至極の空間をいまも提供し続けている。
エルサPhoto pic.twitter.com/fBhAbobwRk
— ショギョウムジョウ | 信州の飲兵衛ブロガー/ライター (@shogyomujo_n) September 14, 2023
花つづみのメニューラインナップ
花つづみのメニューラインナップは充実している。
蕎麦とうどんに特化しているものの、大衆食堂にある定番メニューは網羅している印象。ラーメンをはじめ、カレー、丼などの定番はすべて押さえられている。
花つづみのメニュー写真
このように花つづみは、昔ながらのフードコートそのもの。
ちょっとした食堂としても喫茶店としても利用できる。
飲酒が許される状況ならビールや日本酒を楽しめるし、ファストフードも用意されているので小腹が空いたときにもおすすめだ。
【食レポ】蕎麦と天ぷらメニューがウマウマなのよ
食レポするメニューは以下のとおり。
- ①:「天そば」
- ②:「天丼」
花つづみは蕎麦とうどんに特化していることもあって、蕎麦のクオリティが高い。
もっと言えば天ぷらもウマウマなので、私はいつも蕎麦と天ぷらメニューの2種類がマスト。これらを食べると本当に幸せな気分になれる。
それでは上記2つをレポートしていく。
①:「天そば」
花つづみでもっともおすすめしたいメニューは「天そば」。
寂れたフードコートが提供する蕎麦だと侮ることなかれ。
花つづみの蕎麦は想像以上にクオリティが高い。
そんな花つづみの蕎麦は、色が黒く高弾力。
風味も素晴らしくツルツルとした食感もまた良き。
見た目とは裏腹に重さはまったくなく、すいすいと食べられる。
そばつゆは蕎麦を引き立てるよい塩梅。
総じて安っぽさが一切なく、しっかりとした印象をうける。
はじめてここの蕎麦を食べたときは、さほど感動はないかもしれない。しかし、しばらく経つと「あ、花つづみの蕎麦が食べたいな」となるのよw
花つづみの蕎麦のウマさは、例えるなら小木曽製粉所の蕎麦と同クラス。
正真正銘の蕎麦屋が提供するそれとは異なるものの、「チェーン店としてはクオリティが高すぎでしょ?」というあの感覚を味わえるかと。
そして、天ぷらもこれまたウマウマ。
揚げ方が絶妙なので、素材の旨味をしっかりと楽しめる。
サクサクした衣と素材の旨み、それを生かすバランスの良い味わいの天つゆ。蕎麦との相性がとにかくバツグンなので、ざるそばだけでは物足りない場合はこのセットを注文してほしい。
なお、こちらの蕎麦はとことこ信州 ゆうきさんも召し上がってまっせ。
エルサ安曇野に入ってるの「花つづみ」さんにて野菜天そば!!
ちょっぴり濃口の蕎麦が疲れた身体に染み入る🙂
ショギョウムジョウさん(@shogyomujo_n )に教えて頂きました⭐️蕎麦だけじゃなく、天ぷら美味しい!ピーマン最高!#安曇野市 pic.twitter.com/27lTv5mLYG
— とことこ信州 ゆうき (@yuuki_tokokana) October 15, 2020
②:天丼
蕎麦と天ぷらの組み合わせは、控えめにいって最の高だ。
しかし、天ぷらと白米からなる「天丼」もまたおすすめしたいメニューのひとつ。
先述したウマウマな天ぷらに、甘めの特製ダレがかかった逸品。
そのウマさはあっちゅうまに完食してしまうレベル。箸が止まらなくなるので、ボリュームを多くしたい場合は大盛りを注文するか、ざるそばを相棒に選んでほしい。
【まとめ】安曇野市三郷でウマウマな食事がしたいなら「花つづみ」をおすすめしたい
私はエルサあづみ野が大好きなので、安曇野市三郷に用があるときは必ず利用している。
無論、花つづみも同様。
ここは常々「もっと評価されても良いのになあ」と思っている。
当記事がどれだけの影響をもたらすかはわからないが、花つづみにアクセスする人がひとりでも増えたら嬉しいかぎりだ。
安曇野市三郷で隠れた名店や、混み合っていない飲食店での食事を希望するなら、花つづみは本気でおすすめだ。
安曇野市が好きで好きで仕方ない人向け
花つづみの詳細
- 営業時間:11:00~18:00
- 定休日:-
- 住所:長野県安曇野市三郷温2716−1
- TEL:0263-77-1137
- 座席:テーブル席・ソファ席(※ 共同休憩スペース)
【あわせて読みたい】松本市界隈でおすすめの蕎麦屋
コメント