もはや食堂?手打ちそば「川上屋(山形村)」のカツ丼とモツ煮がウマウマすぎて泣いた

もはや食堂?手打ちそば店「川上屋(山形村)」の飯メニューに注目すべし 食レポ

そば屋が点在する東筑摩郡山形村。
なかでも「唐沢そば集落」はあまりにも有名だが、そこから離れた場所にユニークなそば屋がある。

手打ちそば「川上屋」だ。


ハッキリ言ってここは食堂と表現したほうが適切、と思えるそば屋。蕎麦もウマウマなのだが、それ以上にその他メニューが人気なのだ。

特に「もつ煮」は常連客が愛する鉄板メニュー。他店が提供するそれとは違う魅力をもっている。

ということで当記事では、ちょいと不思議な感覚をあじわえる山形村のそば屋「川上屋」の食レポをまとめた。

記事の信頼性

  • 筆者は長野県出身で在住歴20年の企業メディアライター
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山形村にあるどこまでも食堂ライクなそば屋

手打ちそば「川上屋」

手打ちそば「川上屋」

 

手打ちそば「川上屋」は、東筑摩郡山形村上竹田にある手打ちそばを提供する飲食店。唐沢そば集落とは離れた地区に店を構えている。

特徴はこんな感じ。

 手打ちそば「川上屋」の特徴

  • ①:蕎麦よりも他メニューが大人気
  • ②:なかでも「もつ煮」は熱烈なファンがいる
  • ③:市街地から多くのお客が訪れる
  • ④:店内は広々としていて席数も多い
  • ⑤:宴会も余裕のキャパ

 

店舗規模は大きめ。
座席はテーブル、座敷、個室の3種類。座間に余裕があって開放的な空間が広がる。

店内は落ち着いた雰囲気でゆったりと飲食可
そば屋というよりも、どことなく和風の食堂といった印象だ。

客層はさまざま。メインは常連客だが、山形村の蕎麦を目当てにやってくる新規も多い。また、村民の宴会などでもよく利用されている。

 

手打ちそば「川上屋」のメニューラインナップ

手打ちそば「川上屋」のメニューラインナップは豊富。

店名からして、蕎麦以外のラインナップは期待できないと判断されがちだが、実はその他メニューが充実している。メニューの軸となっているのは次の3点。

  • そば
  • うどん
  • ご飯もの

 

先述したが、川上屋は蕎麦屋であって蕎麦屋ではない(良い意味で)。むしろ、ウマウマなご飯モノを提供する食堂と表現した方が適切だと思っている。

各メニューはこんな感じ。

 

 そばメニュー

  • ざるそば・・・600円
  • 冷やしとろろそば・・・750円
  • 納豆・とろろぶっかけそば・・・850円
  • 天ざるそば・・・1,200円
  • 月見そば・・・650円
  • 山菜そば・・・700円
  • とろろそば・・・750円
  • かき揚げそば・・・750円
  • えび天そば・・・1,000円

※ 青文字は「冷」メニュー、赤文字は「温」メニュー

 うどんメニュー

  • ざるうどん・・・650円
  • 天ざるうどん・・・1,250円
  • 鍋焼きうどん・・・1,050円
  • 月見うどん・・・700円
  • 山菜うどん・・・750円
  • かき揚げうどん・・・800円
  • 肉うどん・・・800円
  • えび天うどん・・・1,050円

※ 青文字は「冷」メニュー、赤文字は「温」メニュー

 ご飯ものメニュー

  • もつ煮定食・・・700円
  • 山かけ定食・・・850円
  • 焼肉定食・・・900円
  • 天ぷら定食・・・1,050円
  • 豚かつ定食・・・1,050円
  • かき揚げ丼・・・850円
  • 天丼・・・1,050円
  • 鉄火丼・・・1,050円
  • カツ丼・・・1,050円

 

他には「おつまみ」と「ドリンク」メニューが用意されている。

ラインナップをこれだけ揃えていれば、食堂と名乗っても何の違和感もない。

 

【食レポ】「そば」「もつ煮」「カツ丼」「鍋焼きうどん」の4品

食レポするメニューは次のとおり。

  • ①:「そば」
  • ②:「もつ煮」
  • ③:「カツ丼」
  • ④:「鍋焼きうどん」

 

ここの蕎麦も個性が感じられて美味なのだが、それ以上のインパクトを残すのがその他メニュー。なかでも「もつ煮」の破壊力はすさまじく、記憶に強く残る。

それでは上記4メニューをレポートしていく。

①:「そば」

川上屋のそば

「川上屋」のそば(つけそば)

 

川上屋の蕎麦はほぼ食べ尽くしたと思う。
おすすめは「ざるそば」だけど、ちょっと変化球が欲しいときは「つけそば(鴨蕎麦)」も◎。

ここの蕎麦は色が白く、ツルっとしていて食べやすい。風味も良く、蕎麦そのものを味わうことができるので、魅力を堪能したいなら冷メニューがベストだと思う。

線が細いので厚い蕎麦が苦手な方でも問題ない。

②:「もつ煮」

川上屋の「もつ煮」

もつ煮

 

私が自信をもっておすすめする川上屋のメニューは「もつ煮」

ここのもつ煮はちょいと変わっている。一般的な煮込むスタイルとは違い、焼き上げるカタチで提供されるのだ(煮込みをさらに焼く感じ)。

この手法は松本界隈のどの飲食店もやってない唯一無二なものかと(どことなく似た雰囲気だと、須砂渡食堂の鳥もつが近いかもしれない)。

味付けはきわめてシンプル。
塩気のみを感じる印象だが、なぜそこに奥深さを感じる・・・。

もつ煮玄人はもちろん、飲兵衛向けのメニューといったところかな。

なお、もつ煮定食は川上屋の大人気メニュー。
これだけを食べるために訪れる方もいるんだぜ。

③:「カツ丼」

川上屋のカツ丼

「カツ丼」

 

川上屋の隠れた名メニューは「カツ丼」

ここはカツ丼もユニーク。一般的なものとは違い、玉ねぎの入った卵とじをカツの上に載せるスタイルなのだ。

サクサクでジューシーなカツは、一度食べると止まらない。ふわふわでトロトロの甘い卵とじもまたウマウマ。嗚呼、生きていて良かったと真剣に思えるぜ・・・。

なお、常連客のなかには「とんかつ定食」「カツ丼」しか注文しない方もいる。つまり、川上屋のカツ系は間違いないメニューということだ。

④:「鍋焼きうどん」

川上屋の鍋焼きうどん

「鍋焼きうどん」

 

川上屋はうどんへのこだわりも強い(クオリティはそばと同等)。なんて言うのかな、そばとうどんの二刀流みたいな印象がある。

特におすすめしたいのは「鍋焼きうどん」
冬になったら一度はここの鍋焼きうどんを食べないと落ち着かないくらいすこ。

コシがあって太くて食べ応え満点。
蕎麦と同レベルの感動がまっていると思う。

 

【総括】川上屋は蕎麦以外にも魅力的なメニューが盛りだくさん

川上屋は蕎麦屋である。
これは紛れもない事実だ。

しかし、常連客の多くは食堂という認識で利用している可能性が高い。

その理由はそば以外のメニューの人気が高く、それらによってコアなファンを獲得しているためだ。これはきっと常連客でなくとも、川上屋を何度か利用した方ならわかってくれる部分かと。

事実、川上屋の口コミをチェックしてみると、そば以外のメニューに関する評価があふれている。おまけに店内では定食や飯モノを食べている人が多いんだよね。

無論、私なんぞも飯モノを注文してしまう1人だ(苦笑)。

これは川上屋の大将からすると不本意かもしれない。しかし、人々の胃袋を確実に掴んだメニューが揃っている証明でもある。

ぜひ堂々と売り出して欲しい。
いつも感動をありがとうございます。

 

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