夏はキャンプ場、冬はスキー場が賑わう長野県東筑摩郡朝日村。
自然が豊かで農作物の栽培が盛んな村として知られているが、実は蕎麦でも注目されるんだよね。
そこで今回紹介するのは田舎そばと自然食を楽しめる朝日そば「ふじもり」。
“田舎が持つ魅力”をとことん堪能できる唯一無二な蕎麦店だ。
ということでこの記事では朝日村の蕎麦店「ふじもり」の食レポをまとめる。
古民家を改装した田舎たっぷりの蕎麦店
朝日そば「ふじもり」は長野県東筑摩郡朝日村の西洗馬地区にある蕎麦店。もともとは安曇野市で営業していたが、店舗の退去に伴い現在の物件に移転した(詳細は公式サイトをチェック)。
店舗は空き家だった古民家を改装。外観は田舎色が存分に感じられる民家といった印象で、温かみと渋さを兼ね備えた良い表情をしている。店内も田舎の魅力が感じられるが、モダンな要素を部分的に取り入れていて実にオシャレなんだよなあ。
席は部屋ごとに分かれているが全部で20席用意されている(座敷がメイン)。
座間は余裕があるとは言えないけど窮屈な印象はなし。というよりも親戚のジジババの家に来たかのような雰囲気を味わえるので、田舎を欲している方にはたまらないんじゃないかな。
客層は幅広い。だけどメインは中年以上の家族が多いかな。観光客だと若い子たちも結構入る。
これまで朝日村で有名な蕎麦店といえば「もえぎの」だった。だが、「ふじもり」はオープンするやいなや急激なスピードで人気を獲得。今や人気を二分する店舗へと成長している。
朝日そば「ふじもり」のメニューラインナップ
朝日そば「ふじもり」のメニューラインナップはシンプルな印象。
メインは蕎麦と自然食だが一品料理も用意されている。
蕎麦メニューはこんな感じ。
看板メニューの「玄そば」をはじめ、温かい蕎麦として「かけそば」「にしんそば」「きつねそば」がある。
一品料理メニューはこんな感じ。
こちらは酒が進みそうなラインナップ。「さしみこんにゃく」と「やさいの天ぷら」は玄そばとセットで注文すべきメニューだね。
ご飯・定食メニューはこんな感じ。
ご飯は「酵素玄米ごはん」と「揚げ玉どん」の2種。定食は「精進定食」「にしん定食」など好みに応じて4種から選べる。
コースメニューはこんな感じ。
コースは予算に合わせて最適なものを選べる。朝日そば「ふじもり」を一気に味わいたい人におすすめだ。
そしてドリンク&甘味メニュー。
甘味では「そばプリン」が人気。ドリンクはやっぱり「真澄」を味わってもらいたいかな。
洗練された「玄そば」を食らいながら真澄で良い気分に
朝日そば「ふじもり」はこだわりが随所にみられる店舗だね。
車を降りるとどこからともなく線香(もしくはお香)の香り。どうやら敷地内の石碑に供えられた線香のようだ。
外観は来るもの拒まずなやわらかい表情。それを見ながら暖簾をくぐると、古き良きな要素とオシャレな要素が融合したステキな空間に。なるほど、このほのかに感じるモダンは朝日村とよくマッチしているし蕎麦屋とも相性が良い。
案内されたのは座敷席。
注文したのは「玄そば」「やさいの天ぷら」「真澄」。
席でワクワクしていると、まずは「真澄」とお通しが到着。
いや~田舎の魅力がつまった空間で飲む酒は実に旨い。
チビチビ飲んでいると「野菜の天ぷら」が到着。
天ぷらはふじもりのこだわりということで塩で頂く。
野菜が持つ味わい、自然の恵みがもつ素晴らしさ・ありがたさを痛感。
野菜ってこんなにも甘くてウマウマなんだな。
天ぷらを食べ終えるかどうかの良いタイミングで「玄そば」が到着した。
ふじもりの玄そばは一般的な信州そばと比べると線が非常に細く、透き通った色をしている。そのため、撮影すると輝きを放っているかのように映るんだよなあ。
まずはそばだけで食べてみる。
香りが際立ち、コシ・存在感を確認。やや水気を帯びている点は賛否両論かもしれない。
続いてつゆにつけて食べてみる。
つゆはほどよい甘さで蕎麦を惹き立てている印象。美味なのでスルスルっと食べられた。
うむうむ、洗練された田舎そばということがよくわかったよ。
ただ注意してほしいのはふじもりの蕎麦は一般的な信州そばとは違い「田舎そば」だということ。
これを知らずに訪れるとガッカリする可能性もあるのでそこんとこヨロシクよ?
【総括】朝日村に訪れた際は是非立ち寄ってほしい蕎麦店
朝日そば「ふじもり」は店の雰囲気といい、蕎麦へのこだわりといい、すべてが素敵だと感じた。
他店にはないオリジナリティを持っているし、作り手の思いも強く感じられた。
営業時間はランチタイムのみで常に混雑するけど、少しでも気になった方は是非「ふじもり」の田舎そばを食べてみてほしい。
ちなみに隣のラーメン店「まるなかや」もウマウマだぜ?さらに近くには癒し効果バツグンの「光輪寺薬師堂」もあるから時間があるなら寄ってみてちょーだい。
コメント