ローメンの老舗「うしお」~伊那飲み歩記#1~

ローメンの老舗「うしお」~伊那飲み歩記#1~ 食レポ

伊那市のご当地B級グルメ「ローメン」。

種類は次の2つがある。

  • ①:焼きそばタイプ
  • ②:スープタイプ

 

さらに伊那市にはローメンの老舗2TOPがある。

  • ①:「うしお」・・・焼きそばタイプ(炒ローメン)の老舗
  • ②:「萬里」・・・スープタイプの老舗

 

今回レポートするのは、①の「うしお」。
伊那市民なら誰もが知る人気店だ。

唯一無二の焼きそばタイプ・ローメンはもちろん、昭和が香る店内には常連客が集まる。シンプルに趣のある飲み屋(食堂)なので、飲兵衛に最適な店舗だ。

ということで「伊那飲み歩記」第1回目は、伊那市にあるローメンの老舗「うしお」を食レポをまとめる。

記事の信頼性

  • 筆者は長野県出身で中信在住20年のWebライター
  • 長野県のあちこちで日々さまざまな経験と情報収集を重ねる(中信がメイン)
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昭和が香る焼きそばタイプ・ローメンの老舗

伊那市ローメンの老舗「うしお」

伊那市におけるローメンの老舗「うしお」

 

「うしお」は伊那市荒井にある焼きそばタイプ・ローメンの老舗。開店と同時に、常連客が流れ込む繁盛店だ。

正直なところ私はあまりローメンが好きでなかった。理由は単純で、これまで食べたものが美味しくなかったから。しかし、うしおのローメンがすべてを変えてくれた。

某日、私は伊那市駅へと向かう。
目的はうしおの焼きそばタイプ・ローメンだ。

この時はまだローメンに対して残念なイメージしかない。だから「老舗」と言われてもあまり期待はしていなかった。ところがどっこい、到着するやいなや即「うしお」に魅了される。

この年季の入った暖簾が、私のレトロ欲を刺激したのだ。

ローメンの老舗「うしお」~伊那飲み歩記#1~

レトロ厨にはたまらない「うしお」の暖簾

 

うしおの雰囲気はこんな感じ。

  • 店構えはTHE昭和そのもの
  • 常連以外は気安く入れない昔ながらの飲食店といった雰囲気
  • 店舗はこじんまりとしているがすぐに常連客で満席になる
  • 飲兵衛にはたまらない絶妙なレトロ感
  • シンプルなメニュー構成

 

入店したのはオープンの17時をちょっと過ぎたくらい。余裕で座れるかと思いきや、店内はすでに常連客でいっぱい。こじんまりとした店舗のため、あっという間に埋まってしまうのだ。

うしおの色味は実に濃厚だが、常連客のキャラクターも負けじと濃い(伊那市ならでは)。

ディープな店にディープな常連客あり。
この雰囲気の心地良さときたら・・・。

「うしお」は私の期待を良い意味で裏切ってくれた。

 

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うしおのメニューラインナップ

うしおのメニューラインナップはシンプル。

うしおのメニューラインナップ

「うしお」のメニューはシンプル

 

ローメン専門というだけあって一品料理と酒以外は一切置いていない(支那そばは例外)。だが、常連客からすればこれだけで十分なのだろう

うしおのローメンとなにか一品、そして酒を数杯飲めればそれで幸せになれるからだ。

ちなみに食べる方向けに「セットメニュー」が用意されている。

セットメニューと食べ方

セットメニュー

 

とりあえず「うしお」そのものを満喫したいなら、並セットを注文すれば問題ないかと。こちらの鉄板メニューを網羅できるので。

あ、注文する前に「ローメンの食べ方」はしっかりと読むように。うしおで提供されているローメンの正式名称が、「炒肉麺(チャーローメン)」であることを理解できる。

なお、ローメンはテイクアウト(持ち帰り)可。
詳細は電話で問い合わせてほしい。

 

【食レポ】うしおの炒肉麺、ウマウマなんですけど?

いよいよ本題。

まずはメニューラインナップをサクっと確認。セットメニューで網羅も考えたが、飲み歩きが困難になるので「ローメン(並盛り)」と「瓶ビール」を注文。

昭和が香る店内をながめながら、その世界に浸る。この時のビールってたまらなく旨いんだよなあ。

数分後、主役のうしおローメンが到着。

うしおのローメン

「うしお」のローメン(焼きそばタイプ)

 

見た目は完全にソース焼きそば。
はたしてローメンに対するイメージは変わるのか・・・。

一口食べてみる。

あれっ?!思ってたのと違う!!全然食べられるし、想像以上にウマウマじゃないか!!!

苦手だったローメンはどこへやら・・・。
うしおに常連客が集まる理由がわかったよ。

肝心の味わいは、きわめて薄味で酢の効いた麺モノと言ったところ。しかし、これが旨い。シンプルの極みと言っても過言ではなく、見ため以上に奥深さがある。

マトンとキャベツも良い仕事していて、食欲をかきたててくれた。

余計な調味料を用いず、ここまでシンプルな麺モノを提供できるなんてゴイスー。冗談抜きでウマウマだったね。

 

【総括】老舗のローメンは想像以上に美味だった

うしおのローメンは間違いなかったわ。
恐れ入った、ホントに。

すでにローメンへの苦手意識はなくなり、食べ終えたときには好きになっていた(ふつうにお代わりしたかったレベル)。

伊那市のローメンはまだ「うしお」しか経験していないが、ぶっちゃけここのローメンだけでも十分と思えた。伊那に来たら、まずはここでビールとローメンと言ったコースになりそう(笑)。

まだ「うしお煮」と「トーフ汁」をクリアできていないので、次はそれらを注文しながらゆっくり呑みたい。

何から何まで私好みの店だった。

 

 伊那ローメンの歴史が1冊に

 

「うしお」

  • 営業時間:11:30~13:00 / 17:00~21:30(L.O.21:00)
  • 定休日:日曜日(不定休)
  • 住所長野県伊那市荒井3460-1
  • 電話0265-72-4595
  • 座席:45席
  • 備考:テイクアウト(※要確認)

 

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