あなたは昔ながらのラーメン、好きですかい?
当ブログではこれまでに「THE 昭和」と呼ぶに相応しいラーメン屋をいくつか紹介してきたが、本記事もまたその昭和の雰囲気が今なお残る塩尻市のラーメン店のご紹介。
塩尻市大門商店街にあるラーメン専科「しんちゃん」だ。
【新記事】「昭和感たっぷり!ラーメン専科「しんちゃん」の優しさに満ち溢れた1杯を食らう」をup!
ブログ再開1発目は塩尻市大門にある昔ながらのラーメン屋「しんちゃん」。
THE昭和な店構えに優しくあっさりなラーメンは唯一無二。味と雰囲気を堪能せよ。#しんちゃんhttps://t.co/sVHR4L0STI
— ショギョウムジョウ | 長野県中信メインのローカル情報ブログ (@shogyomujo_n) October 16, 2020
時が昭和で止まっているかのような大変貴重な店舗であり、現代ラーメンとは大きく異なる昔ながらのあっさり系ラーメンと、レトロ厨にはたまらない雰囲気をこれでもかってくらい提供してくれる。
それではラーメン専科「しんちゃん」の情報や魅力をまとめて行くかね。
塩尻市大門商店街にある昔ながらのラーメン屋
ラーメン専科「しんちゃん」は塩尻市大門一番町にある昔ながらのラーメン屋。大門商店街のメイン通りからやや外れた場所に位置し、すぐ近くには同エリアの人気居酒屋「五千石茶屋」、カツ丼で有名な「高橋食堂」がある。
店構えは「THE 昭和」。塩尻市広丘にある「石狩ラーメン」から放たれる雰囲気とよく似ているかな。
店内は非常にこじんまりとしており、まさに昭和時代のラーメン屋そのもの。座席はカウンター席がメインで計7席。テーブル席は入口両サイドに設けられた2台のみ。とにかく昭和の雰囲気や趣のある飲食店を愛する者にとってはたまらないラーメン屋と言っていい。
おそらくご家族で営業されていると思うんだけど、希に営業時間にズレが生じたり休みだったりするらしい。とはいえ、店の雰囲気はとても心地よく誰にも邪魔されずひとりラーメン&飲みを楽しめる。ここは大将と喋りながら飲み食いする店舗とは違い、静かに自分の時間を楽しめる店舗だと思うね。
なお、外観からして入店が難しいラーメン屋と感じる部分もあるが、けっして常連だけで固められているような入りにくい店舗ではない。むしろ逆で構えることなく気軽に入店できるラーメン屋である。
それから松本山雅FCを応援する店舗でもあるので、まだ行ったことのない山雅サポは絶対行くべしよ、うん。
メニューラインナップは意外にも豊富!
ラーメン専科「しんちゃん」のメニューラインナップは意外(と言ったら失礼だが)にも豊富。ラーメン専科と掲げられているもんだから、てっきりラーメンのみを提供している店だと決めつけていたけど、実際のところは「昭和のラーメン屋+中華料理屋」と表現したほうが適切だと思う。
それはメニューを見れば一目瞭然なのよ。
ラーメンだけでもなかなかのラインナップだが中華料理もまたスゴい。
品数がこれだけあるんなら営業時間中ずーっと飲めそうw
ドリンクメニューはこんな感じ。
ドリンクは非常にシンプルだけどそれでいいんだよね。こういう昭和感たっぷりな店にはさ多くの酒は必要ない。酒、ボール、焼酎とサワーが何品かあればそれでいいわけよ。
なかには「レギュラーメニューは充実しているのにドリンクメニュー少なくない?」と思われる人もいるだろう。が、ラーメン専科「しんちゃん」はあくまでラーメン屋+中華料理屋であって飲み屋じゃないの。昔ながらのラーメンや中華料理と店そのものの雰囲気を堪能する店であることを忘れちゃダメだぜ?
酒、ビール、日本酒だけあれば無問題。餃子をはじめ、麻婆豆腐、レバニラ炒め、酢豚、ニラ玉、回鍋肉、塩尻市の名物「山賊焼き」の中から数品注文してチビチビやればそりゃもう幸せってもんよ。〆にはラーメンや定食があるわけだしね。
というかメニュー多すぎて迷うわw
ラーメンはあっさりとしていて優しさに満ち溢れている
ラーメン専科「しんちゃん」のラーメンを食べてまず感じたのは、あっさりしているということ(味噌ラーメンを注文)。
これは先述した同じくレトロなラーメン店「石狩ラーメン」の味付けとよく似ている。すなわち、ラーメン専科「しんちゃん」の味は昔ながらのラーメン屋の味そのものであり、当時からずーっと味を変えることなく自らのスタイルで営業しているのだろう。
味噌ラーメンの具はキャベツ、豚肉、もやしにコーンという王道の組み合わせ。スープは鶏ガラというよりも魚介の風味が強めだったかな。そこに味噌を適度に入れている印象で味付けはきわめて薄口。こってりとは真逆のあっさり系なので薄味を求める方にはおすすめだと思う。
麺はちぢれ。中華そばならではの弾力と優しさを感じさせる風味が特長。並盛り注文したはずだったけど、大盛りに近いボリュームだったので驚いたなあ。味噌ラーメンで650円、ラーメンは550円という安さだからね。これは働くお父さんにやさしい。
これはあくまで私の食べた感想だけど、ここのラーメンはけっして万人受けするものではない。昔ながらの優しくあっさり系のラーメンを好まないことにはその魅力に気づけないと思う(こってり系や味付けの濃い現代ラーメンのみを好む人には不向き)。
それでもね、しんちゃんのラーメンは人を選ばず優しさで包んでくれるよ。
あ、人によって意見は分かれると思うが、ラーメン専科「しんちゃん」の看板ラーメンは「ラーメン(中華そば)」もしくは「山賊ラーメン(店が山賊を推している)」。別に好きなものを注文すればいいんだけど看板料理から入りたい人は同2品をおすすめする。
お供には「チャーハン」をおすすめしたい
ラーメン専科「しんちゃん」でラーメンを食らうなら、そのお供としてチャーハン(半チャーハン)も注文してほしい。
ここで提供されるチャーハンはラーメン同様昔ながらのシンプルな味付けなので意外にもあっさり食べられる。ラーメンのスープとの相性がバツグンなもんでさ、チャーハン単品だとちょっと勿体無いと感じるのよ。
ここまでシンプルな味付けでウマいチャーハンはなかなかない。その極みが松本駅前にある〆ラーメンの定番「鳥きん」のチャーハン。石狩ラーメンだけでなく鳥きんもまた全体的な味付けが似ているかもしれない。だから塩尻駅前で飲んだあとにラーメン専科「しんちゃん」で〆るってのもアリだと思うな(強敵店として「万里村」「十四三」が挙げられるけど)。
そうだ、シラフだろうと飲みの〆だろうとお供にはもう一品加えてくれ。
生ビールをなw
これまたチャーハンが生きてくるぜ。
【総括】替えのきかない隠れた名店
塩尻市はラーメン激戦区と言っても過言ではなく、国道をはじめ至るところに個性あふれるラーメン店が点在している。
ラーメン専科「しんちゃん」のラーメンが食べる人の舌と脳に響くかはわからないが、店そのものは替えのきかない絶対的存在である。そう、同店の当時から変わらない営業スタイルは新参が真似できるものではないのだ。
しんちゃんは味でなく店そのものを楽しむためのラーメン屋なんだよね。人気店とはまた違う、隠れた名店というべきかな。
気になった方は是非足を運んでみてちょーだいよ。
ラーメン専科「しんちゃん」
- 営業時間:
- ランチ:11:30~14:00
ディナー:17:00~22:30 - 定休日:月曜日
- 住所:長野県塩尻市大門一番町17−2
- TEL:0263-54-1983
- 座席:カウンター7席、テーブル席2台
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