10月31日の市民タイムスにて興味深い記事を発見した。
それは「梓川ダム(奈川度・稲核・水殿)」でボート遊覧が実現するかもというもの。
私なんぞはバスフィッシングが好きで小坂田池をメインフィールドとしているが、梓川ダムのデカバスも大変興味があった。それにボート釣りが実現したならワクワクが止まらなくなるわけで。
ということでこの記事では「梓川ダム(奈川度・稲核・水殿)」におけるボート利用の話をまとめてみた。
梓川ダムはデカバスだらけ!でも…
長野県中信地方にはブラックバスが釣れる水系がいくつか存在する。がしかし、それらは数が限られていて公認されているのは<松本市・田溝池>と<塩尻市・小坂田池>のみ。
そんな中で例外というか釣り券さえ購入すればブラックバスを釣れるのが「梓川ダム(釣りでいうなら奈川度ダム)」。
ネット上には梓川ダムのブラックバス釣行をUPしている人は少なくない。とまあ、ここでの釣りはトラウトがメインなのでハッキリ言ってブラックバス釣り場としてはマイナーと言っていいかもしれない。
実は私なんぞも梓川ダムに数回ほどバス釣りに行ったことがある。がしかし、常に危険が隣り合わせなので滅多に行こうとは思わないんだよね・・・。汗
その理由をまとめるとこんな感じ。
1)転落する危険性が常にともなう
2)まともにキャスティングできるポイントがきわめて少ない
3)そもそもポイントが限られている
4)基本的にシブイ
5)駐車スペースがない
今も鮮明に覚えているんだけど、一度足を踏み外して転落しかけたことがあるのよ・・・。
落ちたら間違いなく最後だし、命を懸けてまで釣りをするような場所ではないなと感じた。
とはいえ、自然相手の釣りは危険と引換えに釣果が上がるもん。だけど命を落としたら釣りすらできなくなるので、釣りは安全がそれなりに確保できる場所で行うのがベストだなと思うね。
梓川ダムでボート遊覧が実現するかもしれない話
さて、バス釣りから話題を変えて「梓川ダムでボート遊覧が実現するかもしれない話」へ。
市民タイムスの記事によると、地元関係機関および団体は将来的な梓川ダムでのボート遊覧を実現すべく、湖面の安全利用を図るルールの検討や実験を繰り返しているらしい。
梓川ダムはこれまで湖面に下りる道路や敷地の利用が安全面の配慮から禁止されていた。がしかし、管理をしている「東京電力HD」が地元関係者の観光に利用したいという熱意に動かされる形となった。
平成27年、「乗鞍グリーンツーリズム」と「アルプス観光協会」が「東京電力HD」と交渉をスタート(「あずさがわダム湖面利用協議会」)。
協議はボート遊覧実現にむけて着実に進行しているようで、2018年10月25日には奈川度ダムで、29日には水殿ダムで初のゴムボート観光実証実験が行われた(紙面にはその様子が掲載されている)。
ということで、今後はボート遊覧が高確率で実現するだろうね。
安全性が確保されれば、きっと多くの人で賑わうスポットになると思う。
はたして”ボート釣り”は実現できるのか?
梓川ダムでのボート遊覧が実現するとなれば、釣り人が期待するのはきっと”ひとつ”だろう。
そう、ボート釣りだ。
梓川ダムは岸からの釣りには適さないが、ボートならオイシイスポットが沢山ある。仮にボート釣りが実現されれば、沓沢湖に代わる新たなブラックバスの聖地となりそう。
がしかし、湖面でのボート釣りは不可というルールが定められている模様。これは昨年定められた規則のひとつのようで、利用者は事故防止や周辺道路渋滞の対策で湖面での釣りや個人利用、船の持ち込みを規制するとのこと。
はたして“規制する”というキーワードは何を指すのだろう?
釣りは全面禁止なのか?
それとも一部が規制される形で釣りはOKなのか?
釣り人からすると気になって仕方がない部分だが、梓川湖の立地環境を考えれば規制があって当然なんだよね。
仮にボート釣りが可能になったとすれば、それはもう数え切れないほどのアングラーが押し寄せる。おまけに一部のバスアングラーはとにかくマナーが悪い。結果、ルールを守らない輩が好き勝手に釣りをして釣り自体が禁止される未来しか見えないんだよね・・・。
おまけに梓川ダムは切り立った峡谷にあるので湖に落ちたら一大事。単身だったらほぼ助からないだろう。
市民タイムスの記事を読んだときは素直にワクワクしたし、さまざまな可能性を感じたよ。でも、冷静になって考えてみると梓川ダムでの釣りはやはりリスキー過ぎるだよね・・・。
あとはゴミの問題も浮上するだろうし、自ずとガチガチに規制しないとダメになるんだよなあ。
これについてあなたはどう思う?
追記:ついにゴムボート体験開始!(2019/6/6)
ボート遊覧は実現に向け着々と進んでいる模様。
関係者はまず一般への呼びかけではなく、安曇・奈川地区の諸団体や町会などに限定し体験会の参加を募ったとのこと。秋(2019年)までには10団体以上の利用を受け入れ、取り組みへの地域住民の理解や支持を拡大させるそうだ。
なお、上の写真は水殿ダム湖でボート試乗をしている様子。
参加者の塩原忍さん(道の駅「風穴の穴」支配人)は「普段上から見る光景と違い、湖面からは自然の木々や岩が間近に迫り楽しい。秋の紅葉も面白そう」とコメントしている。
梓川ダムでのボート遊覧実現は数年後を目標にし、まずは実績を積みつつ地元の理解を深めていくようだ。
引用:
市民タイムス 2018/10/30号「梓川3ダム湖 観光活用」【1】
市民タイムス 2019/6/6号「ダム湖で水上散歩いかが」【2】
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