これまでギターハンガーの定番と言えば『壁掛けタイプ』だったが、それを上回る新たな存在が登場した。
『吊り下げタイプ』である。
壁に穴を開ける必要性がないため賃貸物件でもOK。
さらに吊り下げられる物があればどこでも設置可能。
この新ギターハンガー「キクタニGA-150」を我が部屋のクローゼットに設置したところ、快適な楽器収納が実現したのでその特徴やメリットをまとめてみる。
まずは『壁掛けタイプ』と『吊り下げタイプ』を比較してみる
ギターハンガーと言えば、誰もが壁に直接取付けゆ『壁掛けタイプ』をイメージするはず。
むしろギターハンガー=壁掛けと言っても過言ではない。事実、ギタリストの多くがこれを設置し利用している。
一方で『吊り下げタイプ』は現在人気急上昇のモダンなギターハンガー。かけられる物があればどこにでも設置できる。
では、それぞれの特徴を比較してみよう。
壁掛けタイプの特徴
壁掛けギターハンガーは、壁に直接取り付けて楽器をセットするタイプ。
壁の耐久性に依存するものの、コストパフォーマンスに優れた使い勝手の良いギターハンガー(※無論高価なものは沢山ある)である。
メリットはこんな感じ。
- 壁の空いたスペースを有効活用できる
- 楽器を飾れる(インテリア)
- 楽器の取り出し・収納が容易
- ギターラックのような占有率がない
デメリットはこんな感じ。
- 壁に穴を開けてしまう
- 賃貸物件における設置が難しい
- 壁の耐久性を検討する必要がある
- 破損すると壁はもちろん楽器も壊れる可能性大
- 部屋のレイアウト悪化の要因になることも
壁掛けは部屋に馴染みやすいので、楽器を眺めたりインテリアとしての効果は優秀。
しかし、取付けには壁に穴を開ける必要性があるため、誰でも気軽に設置できるタイプではない(賃貸物件に暮らしていたら尚更ムリだしね)。
吊り下げタイプの特徴

吊り下げ型のギターハンガー
吊り下げのギターハンガーは、クローゼットのポールやカーテンレールなどにかけて使用するタイプ。
基本的に設置場所を選ばないので、環境やメンタルに依存することがない。しかし、コストは壁掛けタイプに比べて割高となる。
メリットはこんな感じ。
- 壁に穴を開けなく済む
- 吊り下げられる物があればどこでも設置可
- 壁掛けタイプとほぼ同様の使い方ができる
- クローゼットを有効活用できる
- カーテンレールにも使用可
デメリットはこんな感じ。
- 値段は割高(1本2,000円程)
- 縦長仕様なので環境にフィットしないことも
- 下に家具を設置すると機能しないことも
- デザイン性は壁掛けタイプに劣る
- 吊り下げ先の耐久性が低いと悲劇につながる
吊り下げタイプの魅力は賃貸物件に暮らす方の強い味方だと言うこと。さらにギター収納の悩みをイッキに解消してくれるアイテムでもある。
「楽器は沢山持ちたいけど部屋はスッキリさせたい」と言う方は、クローゼットと吊り下げタイプを活用することで簡単に実現できる。
ギターハンガーにおけるトラウマ…
私はこれまで壁掛けタイプのギターハンガーを利用してきた。
エレキ、アコギ、ベース。これらをDTMデスク脇の壁にセットし、利便性を高めていたわけだ。
ところがある日、悲劇は起こった。
壁掛けタイプのギターハンガーとそれにセットしていたギターが大きな音を立てて落下したのである…。
結論から言うと、ギターハンガーの取付けには不向きすぎる壁だったのだ。
幸い落下したギターは傷のみで済んだ。がしかし、壁掛けタイプを信用することができなくなった…。
それ以降は部屋を占有するもののギターラックやスタンドを使用。とは言え、それは部屋をわりとスッキリさせたい私にとって苦痛でしかなかった。
「楽器を効果的に収納する方法は他にないものか?できるなら部屋のクローゼットを有効活用したい」
あれこれ調べてみたところ、ついに吊り下げタイプのギターハンガーと出会う。
クローゼットに吊り下げタイプを設置したところ幸せな日々がやってきた

吊り下げ型ギターハンガーGA-150(キクタニ製)
Amazonで見つけた『キクタニ製吊り下げ型ギターハンガーGA-150』は、まさに理想を実現してくれるアイテムだった。
十分な空きがあるクローゼットにこいつを設置すれば、楽器たちをスマートに収納できる!
てなわけで5本をポチるのだが、お値段はなかなかで10,000円弱。
ま、まあアイデア商品だと思うし、部屋を傷つけずに済むので妥当なのかもしれない。これをケチったら別の方法を見出さなきゃならないしね…。
ってなことでステキな未来を思い描いてポチる。
到着。

キクタニ 吊り下げギターハンガーGA-150
開封。

開封後
作りはしっかりしている印象。
早速楽器を3本ほどクローゼットに吊り下げてみる。

クローゼットに設置
か、感動ーッ!!!!!
部屋がスッキリしただけでなくクローゼットを有効活用できた。もう我慢してきた苦痛とおさらば。
ポールの耐久性は問題なし(確認済み)。とは言え、重たい楽器を連ねるのは不安。せいぜいレスポール1本、軽めの楽器を4本くらいが安パイだろうね。
現在はレスポール×1、レスポールjr×1、ストラト×2、アコギ×1を吊り下げているが問題は生じていない。
キクタニよ、幸せな日々を届けてくれてありがとう。
【総括】お値段以上、キクタニ
ポチる前は「やや高いなぁ…」と感じていた吊り下げタイプのギターハンガー。しかし現在では私なんぞの生活を快適にしてくれた立役者(アイテム)となっている。
キクタニがこいつを生み出してくれなかったらどうなっていたのだろう…。
ということで吊り下げタイプのギターハンガーは、壁に穴を開けたくない方、賃貸物件に暮らしている方、そしてクローゼットやカーテンレールなどを有効活用したい方におすすめだ。
本体サイズ | 310x100x82mm、本体重量:165g、対応パイプ径:直径45mm、対応最大ヘッド長:240mm、ハンガー部幅:50mm |
耐荷重 | 10㎏ |
壁の穴開け | 不要 |
価格 | 2,000円程度(Amazon) |
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